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風の精霊は俺の耳を癒すペットになりたいらしい
written by 松平蒼太郎
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公開日2021年12月27日 09:58 更新日2021年12月27日 09:58
文字数
1059文字(約 3分32秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
精霊
視聴者役柄
精霊使い
場所
某所
本編
(突風)

よっ…と!到着!

いやー、危ないところだったね!大丈夫だった?

雷(いかづち)ちゃん、君のこと本気でお持ち帰りしようとしてたよね。危ない危ない…

ん?あぁ、ごめんね。いきなり連れ去って。

けどこうでもしないと不公平だからさー。

え?だってそうじゃん。

僕だって君と本契約結びたいもん。

まだなんもアピってないし。

と、いうわけで今回は僕の番!

何するんだって…えーとね…

たしか君、お耳が弱いんだっけ?

だったら僕もそこを攻めて、君を陥落させる!

はい、ダメー。逃さないよ。

僕から逃げられると思わないでね。

僕は風の精霊。足の速さなら誰にも負けないよ!

それじゃお耳、失礼しまーす…

(耳はむ)

へー…君のお耳ってこんな味するんだ…おいし。

んー?僕が君を好きなのはねー…えーと…なんでだっけ?

あはは!冗談冗談!

僕ね、君みたいな人になら飼われてもいいって思ってるんだ。

え?本気だよ?

君と出会う前はさ、こっちに出現するたびに暴れ回るしかなかったじゃん?

けど君は僕の力を容易く手懐けてみせた。

あらゆるものを吹き飛ばすしか脳がなかった僕を、身体を張って止めてくれた。

なんて言うんだろ、それがすごく嬉しくって…えへへっ。

僕のためを想って止めてくれたんだなぁって思うと、このへんがなんだかクシャってなるんだ。

僕に正しい聖霊としての在り方を教えてくれて…

それでいて女の子としても扱ってくれて…気がついたら好きになってた。

(耳ふー)

ふふっ…これがさっき言った正しい聖霊としての在り方。

君に出会う前の僕なら、今ので君、吹っ飛んでたよ。

君が力の制御の仕方を教えてくれたから、こうしてお耳に気持ちいい息を吹きかけることだってできるようになったんだ。

さっ、反対の耳出して。よいしょっと…

(耳はむ)

ん?そうだよ。

僕、ちゃんと君のペットになりたいんだ。

君の癒しになれるようにさ。

そのためには…君と本契約を結ぶ必要がある。

だから僕も他の精霊に君のこと譲る気はないよ。

あはは、そうだね。

雷ちゃんから君を助けたのはただ、自分のモノにしたいってだけの口実。

あ、僕と本契約結んでくれたら、空飛んで旅ができるよ。

そうそう。今は仮契約だから君は僕の力の一部しか使えないけど、本契約を結んだら僕の力のほぼ全てを使えるようになる。

うん。空を飛ぶなんて朝飯前ってこと。

君、もっと色んなところに旅したいって言ってたよね?

僕の力、とっても役に立つと思うけどなぁ。

ふふっ…その迷い、僕が吹き飛ばしてあげるよ。

(耳ふー)

ねぇ…僕を選びなよ。

絶対後悔させないからさ。

ペットとして、君を癒す存在になれる自信あるし。

(囁き声)

いつでも耳に息、吹きかけてあげるから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
風の精霊は俺の耳を癒すペットになりたいらしい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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