- ダウナー
- 恋人同士
- 甘々
公開日2022年01月02日 17:00
更新日2022年01月02日 17:00
文字数
2301文字(約 7分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ダウナー彼女
視聴者役柄
不器用彼氏
場所
男の家
あらすじ
昨夜、二人で飲んでいる時に酔ってあなたへの切実な本音を吐露したあとの朝のお話。
彼女は恥ずかしそうにするものの、気持ちは本当だとあなたに気持ちをぶつける。
彼女は恥ずかしそうにするものの、気持ちは本当だとあなたに気持ちをぶつける。
本編
(全体的にテンション低めで)
おはよう。
昨日は、迷惑かけてごめんね。
私だって一人の大人なんだから、自制利かなくなるまで飲むとか、みっともなかったかなって思う。
そんな、意外な一面って……私はあなたにあんな女だったなんて思われたくはなかった。
(自嘲気味に)
もう諦めてるよ。
だって、忘れてって言ったら忘れてくれるなんて都合のいい話、ないでしょ。
もちろん、あまり気にしないでくれると助かるけど。
優しいね。
もしかして私、気にし過ぎてる?
それならいいんだけど。
あなたはそう言ってくれるけど、目が遠慮気味っていうか、本当のこと言ってくれてない気がする。
どうしてそんなに気にするのかって、その時言ったでしょ。
私はあなたに大事にして欲しいんだって。
あなたっていう存在が今私の真ん中にあって、あなたに気に掛けてもらえることが今では私の生きる意味になってるから、いなくなって欲しくないんだって。
確かに私は酔ってはいたけれど、あなたに話したことは全部、嘘じゃないから。
ずっと、ずっと言えなかった本当の気持ち。
これからも、言えないままだったと思うから、昨日あなたに全部吐き出してしまったこと自体は気が楽になってよかったなって思う。
でも、いくらなんでも、その切なさを流し込むようにお酒を呷り続けて、ぐだぐだとあなたに絡み続けたのは、あなたがどう思うかっていうのに関わらず、恥ずかしいのよ。
あなただからって何しても大丈夫な気がしてる私がいて、当のあなたのことは考えてないような振る舞いがさ、後から思って腹立たしいくらいに嫌になるの。
あなたを、私のこと受け止めてもらうためだけの都合のいい存在にしてる私が嫌いなの。
えっ……君のための僕じゃいけないのかって?
それは、私としては否定しづらいものね。
あなたが私のために尽くしてくれていることは嬉しく思うの。
あなたのことを求めて私は一緒にいるのも事実だから。
だけどね、それがあなたの幸せの足枷になるんじゃ、私はただの最低な女でしょ?
(困惑しながら)
……どうしたの?
あなたに笑われるようなこと言ったつもりじゃないんだけど。
君は僕がいないと生きていけないでしょって、それは本当に辛いとは思うけど、生きていけないって程弱くなんかないし。
(ムッとして)
むしろ、それはあなたの方。
いつだか、職場の人間関係の問題でいろいろあったって、ほぼ毎晩疲弊しきったような声で電話掛けて来てたでしょ。
(テンション低く、優しく)
私、知ってるよ。
あなたの胸に溜まった重い気持ち、私で誤魔化そうとしてたんだって。
変にいい人ぶろうとしちゃって、上手く吐き出すことが出来てないんだなってすぐわかった。
ああいうのは我慢して溜め込んじゃうと、気付かないうちに手に負えないくらい大きくなっちゃうからね。
もし、私がいなかったらどうなんだろうって思うよ。
ほらね、あなたこそ、本当は私がいないと生きていけないんだ。
そりゃ、私だって、あなたが言いたいみたいに、余裕で一人生きていける強い女ではないと思うし、今あなたが優しくしてくれるこの関係を心地良く感じてるっていうのを隠せないのはわかってるけれど。
だからといって、あなたが無理して私のために強い人を演じることはないんだよ。
大丈夫、強いあなたに惹かれてるわけじゃないから。
弱い所見せてくれたって、あなたは心の底から好きな人だよ。
というか、見せてくれる方が嬉しい。
(呆れたように)
心配かけたくないって、カッコつけようとしたって決まってないんだからね?
自分から見せようとはしてくれないけど、あなたがいろいろと辛さを抱えてるんだっていうの、見ればわかるんだから。
あまり、恋人っていう存在を甘く見ない方がいいよ。
長い時間あなたといるんだから、あなたの喜びも悲しみも見てきてる。
ちょっと暗い気分なときだって知ってるんだから、嘘はつけないよ。
何よりも、恋人には嫌われたくないって気持ちは誰だってあるとは思う。
だけどね、お互いの心を奪い合って、人生を共にしてる存在なの。
恋人って。
お互いに知りたいって思うし、なによりも責任、感じちゃうんだよ。
あなたが笑ってくれているっていう目の前の光景に、私はあなたを喜ばせられているっていう嬉しさが湧くの。
でも、あなたが苦しんで泣いてたりなんかしたら、もっと、ちゃんとした私だったらあなたを泣かせずに済んだのかなって思っちゃう。
あなたに、「好きにならなきゃよかった」なんて言われるのが怖いんだ。
求めてくれないあなたが、そんな気持ちを隠してるんじゃないかって、怖いんだ。
なんだ、あなただってそう思ってるんだ。
だったら、まず、あなたから見せてよ。
私が必要だっていう正直な気持ち。
(男、抱きつく)
んやっ!? そ、そんなことして欲しいなんて私言ってない!
しかもきつい! 離さなくてもいいから優しくして!
(呼吸を整えるように)
ふう、ビックリしたぁ。
そ、そりゃ、私のこと求めてくれてるってわかるけど、あなたはそんなことしない人だったから。
ふーん、そんなに遠慮されてたの?
カッコつけすぎてただのヘタレだよ。
え、君こそ僕のこと言えないって?
(恥ずかしがって)
わ、悪かったね。
だったら、そのままにして。
ぎゅー。
(彼女、抱き返す)
恋人なのにこの感触、なんだか新鮮だね。
でも、感じるかも。
私が必要なんだってあなたが言ってること。
私も、あなたが必要なんだって言ってる。
どう?
この求め合いの心地は。
幸せ?
そうだね。
このままにして欲しい、かも。
これで、よくわかったかな。
私もあなたも、求め合いたいの。
愛されたいし愛したいの。
だから、約束しようよ。
愛してほしいって気持ちに、嘘つかないって。
おはよう。
昨日は、迷惑かけてごめんね。
私だって一人の大人なんだから、自制利かなくなるまで飲むとか、みっともなかったかなって思う。
そんな、意外な一面って……私はあなたにあんな女だったなんて思われたくはなかった。
(自嘲気味に)
もう諦めてるよ。
だって、忘れてって言ったら忘れてくれるなんて都合のいい話、ないでしょ。
もちろん、あまり気にしないでくれると助かるけど。
優しいね。
もしかして私、気にし過ぎてる?
それならいいんだけど。
あなたはそう言ってくれるけど、目が遠慮気味っていうか、本当のこと言ってくれてない気がする。
どうしてそんなに気にするのかって、その時言ったでしょ。
私はあなたに大事にして欲しいんだって。
あなたっていう存在が今私の真ん中にあって、あなたに気に掛けてもらえることが今では私の生きる意味になってるから、いなくなって欲しくないんだって。
確かに私は酔ってはいたけれど、あなたに話したことは全部、嘘じゃないから。
ずっと、ずっと言えなかった本当の気持ち。
これからも、言えないままだったと思うから、昨日あなたに全部吐き出してしまったこと自体は気が楽になってよかったなって思う。
でも、いくらなんでも、その切なさを流し込むようにお酒を呷り続けて、ぐだぐだとあなたに絡み続けたのは、あなたがどう思うかっていうのに関わらず、恥ずかしいのよ。
あなただからって何しても大丈夫な気がしてる私がいて、当のあなたのことは考えてないような振る舞いがさ、後から思って腹立たしいくらいに嫌になるの。
あなたを、私のこと受け止めてもらうためだけの都合のいい存在にしてる私が嫌いなの。
えっ……君のための僕じゃいけないのかって?
それは、私としては否定しづらいものね。
あなたが私のために尽くしてくれていることは嬉しく思うの。
あなたのことを求めて私は一緒にいるのも事実だから。
だけどね、それがあなたの幸せの足枷になるんじゃ、私はただの最低な女でしょ?
(困惑しながら)
……どうしたの?
あなたに笑われるようなこと言ったつもりじゃないんだけど。
君は僕がいないと生きていけないでしょって、それは本当に辛いとは思うけど、生きていけないって程弱くなんかないし。
(ムッとして)
むしろ、それはあなたの方。
いつだか、職場の人間関係の問題でいろいろあったって、ほぼ毎晩疲弊しきったような声で電話掛けて来てたでしょ。
(テンション低く、優しく)
私、知ってるよ。
あなたの胸に溜まった重い気持ち、私で誤魔化そうとしてたんだって。
変にいい人ぶろうとしちゃって、上手く吐き出すことが出来てないんだなってすぐわかった。
ああいうのは我慢して溜め込んじゃうと、気付かないうちに手に負えないくらい大きくなっちゃうからね。
もし、私がいなかったらどうなんだろうって思うよ。
ほらね、あなたこそ、本当は私がいないと生きていけないんだ。
そりゃ、私だって、あなたが言いたいみたいに、余裕で一人生きていける強い女ではないと思うし、今あなたが優しくしてくれるこの関係を心地良く感じてるっていうのを隠せないのはわかってるけれど。
だからといって、あなたが無理して私のために強い人を演じることはないんだよ。
大丈夫、強いあなたに惹かれてるわけじゃないから。
弱い所見せてくれたって、あなたは心の底から好きな人だよ。
というか、見せてくれる方が嬉しい。
(呆れたように)
心配かけたくないって、カッコつけようとしたって決まってないんだからね?
自分から見せようとはしてくれないけど、あなたがいろいろと辛さを抱えてるんだっていうの、見ればわかるんだから。
あまり、恋人っていう存在を甘く見ない方がいいよ。
長い時間あなたといるんだから、あなたの喜びも悲しみも見てきてる。
ちょっと暗い気分なときだって知ってるんだから、嘘はつけないよ。
何よりも、恋人には嫌われたくないって気持ちは誰だってあるとは思う。
だけどね、お互いの心を奪い合って、人生を共にしてる存在なの。
恋人って。
お互いに知りたいって思うし、なによりも責任、感じちゃうんだよ。
あなたが笑ってくれているっていう目の前の光景に、私はあなたを喜ばせられているっていう嬉しさが湧くの。
でも、あなたが苦しんで泣いてたりなんかしたら、もっと、ちゃんとした私だったらあなたを泣かせずに済んだのかなって思っちゃう。
あなたに、「好きにならなきゃよかった」なんて言われるのが怖いんだ。
求めてくれないあなたが、そんな気持ちを隠してるんじゃないかって、怖いんだ。
なんだ、あなただってそう思ってるんだ。
だったら、まず、あなたから見せてよ。
私が必要だっていう正直な気持ち。
(男、抱きつく)
んやっ!? そ、そんなことして欲しいなんて私言ってない!
しかもきつい! 離さなくてもいいから優しくして!
(呼吸を整えるように)
ふう、ビックリしたぁ。
そ、そりゃ、私のこと求めてくれてるってわかるけど、あなたはそんなことしない人だったから。
ふーん、そんなに遠慮されてたの?
カッコつけすぎてただのヘタレだよ。
え、君こそ僕のこと言えないって?
(恥ずかしがって)
わ、悪かったね。
だったら、そのままにして。
ぎゅー。
(彼女、抱き返す)
恋人なのにこの感触、なんだか新鮮だね。
でも、感じるかも。
私が必要なんだってあなたが言ってること。
私も、あなたが必要なんだって言ってる。
どう?
この求め合いの心地は。
幸せ?
そうだね。
このままにして欲しい、かも。
これで、よくわかったかな。
私もあなたも、求め合いたいの。
愛されたいし愛したいの。
だから、約束しようよ。
愛してほしいって気持ちに、嘘つかないって。
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ライター情報
ヤンデレとか書きます。
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