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自分を妻と思い込んでいるメイドは自らの関係を認めさせるためにあなたを監禁する
written by 夜木嵩
  • ヤンデレ
  • 監禁
  • メイド
公開日2022年01月05日 19:00 更新日2022年01月05日 18:59
文字数
2291文字(約 7分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
自分をご主人様の妻と思い込むメイド
視聴者役柄
独身社長
場所
ご主人様邸宅
あらすじ
あなたに毎日お仕えするメイドは自分のことをあなたの妻だと思い込んでいる。
当然そんな事実はないのだが、その相違によってあなたを遂に監禁してしまう。
本編
 (終始クールに)

お帰りなさいませ。ご主人様。
本日もお疲れのようですね。
いつもお仕事に直向きなようで素敵です。

それでは、お食事の準備が出来ていますのでどうぞ。
コート、預かります。

それにしてもご主人様。
最近何かと思い悩んでいるように[[私=わたくし]]には見えるのですが、何かあったのでしょうか?

私には関係のないこと、ですか。
ご主人様にそう言われますと、どんなに聞いても無駄ですからね。
素直に退くとしましょう。

それに、ご主人様の食事を私の尋問で不味くさせるわけにはいきませんからね。
折角私が作ったのですから。

ええ、もちろんです。
本日もご主人様への愛をこれでもかというばかりに込めさせていただきました。

え? それは伴侶が言うこと、ですか?
いいじゃないですか。
私に愛されてることを素直に喜んでくれてもいいのですよ?
というか、ご主人様の伴侶になら……

いえ、何でもございません。
気にせず召し上がってください。

はい、どうぞ。

美味しいですか。
ありがとうございます。
ご主人様はいつもそうやって一言くださるので、私もやる気が湧くというか、とても嬉しいです。

それでは明日の予定の確認をしましょうか。
プロジェクトの視察で明日より3日間、支社の方へ向かわれるということで、会社より、新幹線、ホテルの手配は出来ているとお聞きしております。
少しの間、寂しくなりますね。

子供扱いするな、ですか。
それくらいのことは承知の上での冗談だったのですが。
寂しくなるのは私の方です。

それに、ご主人様には秘書の方がお付きになるのでしょう?
羨ましいです。

いえ、もちろん私だって子供じゃないんですから、たった2回の夜くらいご主人様なしでいられますとも。
あまり揶揄わないでください。

それでは私からは出張のご無事を祈ります。
今日もそのために英気を養っておきましょう。

ふふ、丁度眠くなってきた、ですか。
ええ、そんなこともあろうかと、ベッドの準備も済ませてあります。
眠ろうと思えばいつでも眠れますからね。

そうですか、かなりお疲れだったのですね。
おやすみなさい。

(間)

悪く思わないでくださいね、ご主人様。

(間)

ご主人様、お目覚めですか?
おはようございます。

いえ、動かれない方がよろしいかと。
ご主人様の身体、拘束具で縛ってあるのですから、無理に動かれては危険です。

訳が分からないとおっしゃられましても、私がご主人様のこと監禁しているのですから、現状を受け止めてくださいとしか言えません。

出張、ですか?
それならキャンセルしておきましたよ。
体調不良でベッドから出ることも出来ないってお伝えしたので、急遽とはいえ仕方ないって支社の方からも言ってくださりましたし、それについては心配ご無用です。

ただ、それだけですと長期間の束縛が出来ないんですよね。
一週間ぐらいなら過労で重度の風邪とかにでもできますけど、何か月、何年と縛っておくには怪しまれるので、どうにかいい口実を作れないものかと思っているのですが……

ええ、そうですよ?
私としてはご主人様のこと、離すつもりはございません。
命の許す限り、ここで一緒にいさせてもらいます。

はあ、どうしたら拘束を解いてくれるのか、ですか。
聞きたい気持ちはわかりますが、監禁犯の神経を逆撫でするのはあまり得策ではありませんよ?
私でよかったですね。
正直にお話します。

私がご主人様の妻であることを、認めてください。

はい、それだけの簡単なことです。
ご主人様が一言「はい」と頷けば終わるだけのこと。
何の問題もありませんよね?

……と、なっているなら監禁もなしに結婚しているはずです。
ご主人様の気持ちが他の女に向いていることぐらいわかります。

秘書ですよね?
あの人、あざと過ぎます。
ご主人様に仕事の関係を越えて、色っぽく迫りすぎなんですよ。

何で知ってるって、秘書が変わる以前のご主人様と今のご主人様では様子が違うのですから、それはもう違和感を禁じ得ませんでしたよ。

ご主人様の鞄にカメラを仕掛けてみれば、出張先のホテルであわや、という事態にはなっていましたね。
はしたないです。

ご主人様も、少しは女性の露骨なアピールというものを勉強しなくてはいけませんでしたね。
今となってはもう関係ありませんが。

大体、私というものがいながらなんでご主人様は他へと目を向けるのでしょうか。
私にはそれが不思議でなりません。

だって、料理や洗濯、掃除といった家事は私がしているのですから、もはや私はご主人様の妻のようなものではないですか。
もはやご主人様のしていることは不倫です。
私に隠れてまた今夜も、なんて画策していたのですか?

まあ、それは女の方が仕掛けてるのでしょうね。
だからと言ってご主人様の不貞を私は許すつもりはございません。
相応の責任を取って頂かなければと思って、こうして監禁しているのです。

私たちの関係が軽視される原因はやはり、それを証明するものが存在しないことです。

少々くどい言い方をしましたね。
つまり、婚姻届を書いていなかったのがいけないのです。
お互いの認識のみでは正しい縁故関係とも言い難いですし、何より今のご主人様のように意識に欠けてしまうのですから。

今一度、私たちがちゃんとした婚姻関係を結ぶことを確認して、周囲にも堂々と夫婦だとおっしゃればいいのです。

そうすればあの小賢しい秘書にも釘を刺せますしね。
まあ、その分別のない女だとしても私がどうにかしますので、ご主人様が気にすることはございません。

さあご主人様、私と正式に夫婦になりましょう。
あ、いえ、これから夫婦になるのにご主人様と呼んでいては距離を感じてしまいますね。

私と一緒に人生を歩んで頂けませんか?
あなた。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
自分を妻と思い込んでいるメイドは自らの関係を認めさせるためにあなたを監禁する
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

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