0
ヤンデレ四凶に愛され過ぎて毒を流し込まれる〜貪食の饕餮編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • ファンタジー
  • シリアス
  • 純愛
  • お姉さん
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • サイコパス
  • 排除型
公開日2022年01月10日 21:23 更新日2022年01月10日 21:23
文字数
1019文字(約 3分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
人間
場所
四凶のアジト
本編
…渾沌(こんとん)は行ったようね。気分はどう?

わたし以外の三人の毒を受けて、まだ抗うの?

そう…全部聞いたのね。

これで分かったでしょう?

わたしたちがいかに貴方を愛しているか。

どんな思いで四神に戦いを挑んでいるか。

間違っている?何が?

そう…つまりわたしたちのやり方が認められない、と。

いいえ。わたしたちは自分たちのやり方が間違っているとは思わないわ。

人間の悪意を喰らう。

これは四凶として当然のこと。

だから貴方には、わたしたちの主人として悪意の生産装置になってもらう。

貴方…いいえ、ご主人様はわたしたちに悪意と愛情を与える。

その代わり、わたしたちはご主人様の望みをすべて叶える。

ご主人様…貴方はとても優しい。

でもその優しさは…貴方自身が愛に飢えていることの証左でもあるわ。

(抱きしめる)

我慢しなくていいのよ、ご主人様。

貴方は元々、天涯孤独の身だったから、周りからの愛情を素直に受け取れないの。

四神からどれだけ好きだと言われても、貴方は心のどこかで怯えてた。

自分には何もない、空っぽの存在だって…そう思ってるんでしょ?

だからその不安の種となるものは、全て滅ぼしてしまえばいいの。

ご主人様を不安にさせるものは全部、この世から無くなってしまえばいい。

そのための力を、わたしたちが与えてあげる。

ご主人様はわたしたちだけを見ていればいい。

わたしたちなら、本物の愛をご主人様に教えてあげられる。

ご主人様を不安にさせることはしない。約束するわ。

ご主人様…わたしからの愛も受け取って。

(キス)

これで四凶の毒がすべてご主人様の体内に入ったわね、

どう?わたしたちへの愛と、わたしたち以外のモノに対する悪意とに包まれる気分は?

ふふっ…貴方はもうすぐ、名実と共にわたしたちのモノになる。

ねぇ、ご主人様…わたしのこと、ちゃんと見て?

好きよ、ご主人様。

貴方以外は何も要らない。

むしろ貴方以外のモノは全部、わたしが喰らい尽くしてあげる。

わたしは饕餮(とうてつ)。

ありとあらゆるものを貪り尽くす、最凶の怪物。

山だろうが人間だろうが神様だろうが、喰らい尽くす自信があるわ。

さぁ、ご主人様…その口から言って。

「お前たちのことを愛している」って。

それだけで完全に契約は成立するわ。

えぇ、もちろん。

ご主人様の望みは何でも叶えるって言ったでしょう?

わたしたちは四神と違って、貴方を屋敷に閉じ込めたりはしない。

自由に外を出歩いていいのよ。

ふふっ、もう答えは決まったようね。

おいで、ご主人様…

貴方の全てを受け入れてあげるから、ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ四凶に愛され過ぎて毒を流し込まれる〜貪食の饕餮編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)