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- 人外 / モンスター
公開日2022年01月17日 22:00
更新日2022年01月17日 20:48
文字数
1548文字(約 5分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
シングルマザ鬼
視聴者役柄
こど鬼
場所
山
あらすじ
山で育ったあなたは、人間達に興味を持ち出し始めた。だが、人嫌いの母親が村に行くことを許すはずもなく一時は諦めてしまう。だがある日、あなたの元に一人の人間の女性が現れ、運命は大きく変わり始める...
本編
お?どうした?あぁ?お母さんの角?私の角がどうかしたのか?立派?そりゃ立派だけど....僕にはどうして角が生えないのか....
あ~....あんま気にすんな。はは...大丈夫だ。心配しなくても私ぐらいの立派な角は一本でも二本でも腐るほど生えてくる。肌も赤くないのだってまだ大人になっていないからだ。
大丈夫だ。お前はお母さんの子供だ。きっとすぐに生えてくる。おいおい泣くな、男だろ?お前は強いんだ。いいか?よし。
んじゃ、その泥まみれの体洗ってこい。
(川の流れる音)
おい、そっちは人里だぞ、そっちへ行ったらダメだ。人と遊びたい?ダメだ。人間は不潔で卑しい種族だと、何度言ったらわかる。
それに人間と会ったところで受け入れてもらえるわけが無い。鬼としてはまだ子供のお前は殺されてしまうぞ。
自分は強い子じゃないのか?....ああ、うるさい。つべこべ言わず戻ってこい。ほら、帰るぞ。
はあ...さっきは強く言ってしまってごめんな。だけどな、これはお前を守るためなんだ。お前はお母さんの可愛い息子なんだ。どうか、分かってくれないか?お前もお母さんと離れるのは嫌だろう?ありがとな。
はぁ...さ、夕飯にしよう。
(次の日)
おい、何があった。とぼけるな、どうしたんだこの傷は。はぁ!?動物に襲われた!?
...大した傷じゃなかったから良かったものの一歩間違えたら大怪我になってたぞ。
これからは行動範囲を狭くしないとな。とりあえずあの川沿いには一人で行くな。
....どうかしたか?僕はお母さんの子供じゃない?はあ?怪我の次はそう来たか。馬鹿なこと言ってないで休んでろ。
さっき本当のお母さんにあった?.....は?は?は?な、何言ってるんだ?お前のお母さんは私だろう?僕は人間の子供?...はあ?
本当のお母さんと会いに行くってコラ!どこ行くつもりだ!待て!
(荒い息遣い)
おい!戻ってこい!
はは...足、早くなったな!...分かった!本当のことを話す!だから、少し止まってくれないか。ありがとう。
まず、騙していてすまなかった。私はお前の本当の母親なんかではない。昔、赤ん坊のお前が熊に襲われそうになったのを保護した。
私は、人間を憎んでいたが....お前だけは....お前を鬼として育てて愛そうと思った。前々から人間の家族という物に興味があったからだ。
不甲斐ない母親で申し訳ないと思っている。
私から離れるという事は私の母親ぶりに不満があったからなんだよな?
確かに私はお前の母親でも何でもなかった。
人間の家族という形に憧れた化け物の三文劇だったかもしれない。
だがお前の為にお前の母親でい続けるために沢山勉強した。努力した。お前を愛したつもりだった。お前には伝わらなかったみたいだがこれだけはわかって欲しい。
なあ、お願いだ。私の元へ戻ってきてくれないか?頼む。受け入れるのに時間がかかってもいい。私を嫌っていてもいい。
私の息子として、家族として私に夢を見続けさせてくれないか。お前のお母さんで居させてくれないか?...
角が生えてこなくたってなんだ。お前は私の息子だ。そうだったろう?今までも、これからも。だから...だから、頼む。
(抱きしめる)
そうか...ありがとう。血の繋がりよりも私のような偽物を選んでくれて。私は、母親として偽物だったかもしれないが。自分でもお前に対する愛は本物だったと思う。とりあえず...本当にありがとう。愛してる。
(川の流れる音)
お前、殺したと思っていたが生きていたのか....むかつくな。いつまでもうちの子に固執するなよ。
あいつは本当の母親より私を選んだんだ。何か言う事はあるか?私があいつを奪った?
がはは!奪われたくなかったら離さなければいい話だろう?だけどお前はあの時、自分の命が惜しくて一瞬、手を緩めた。
もう母親としてどっちが相応しいか結果は出ているんだ。文句があるなら地獄で垂れろ。あいつの事なら任せろ。私が立派な、鬼として育ててやる。じゃあな。
(鈍い打撃音)
あ~....あんま気にすんな。はは...大丈夫だ。心配しなくても私ぐらいの立派な角は一本でも二本でも腐るほど生えてくる。肌も赤くないのだってまだ大人になっていないからだ。
大丈夫だ。お前はお母さんの子供だ。きっとすぐに生えてくる。おいおい泣くな、男だろ?お前は強いんだ。いいか?よし。
んじゃ、その泥まみれの体洗ってこい。
(川の流れる音)
おい、そっちは人里だぞ、そっちへ行ったらダメだ。人と遊びたい?ダメだ。人間は不潔で卑しい種族だと、何度言ったらわかる。
それに人間と会ったところで受け入れてもらえるわけが無い。鬼としてはまだ子供のお前は殺されてしまうぞ。
自分は強い子じゃないのか?....ああ、うるさい。つべこべ言わず戻ってこい。ほら、帰るぞ。
はあ...さっきは強く言ってしまってごめんな。だけどな、これはお前を守るためなんだ。お前はお母さんの可愛い息子なんだ。どうか、分かってくれないか?お前もお母さんと離れるのは嫌だろう?ありがとな。
はぁ...さ、夕飯にしよう。
(次の日)
おい、何があった。とぼけるな、どうしたんだこの傷は。はぁ!?動物に襲われた!?
...大した傷じゃなかったから良かったものの一歩間違えたら大怪我になってたぞ。
これからは行動範囲を狭くしないとな。とりあえずあの川沿いには一人で行くな。
....どうかしたか?僕はお母さんの子供じゃない?はあ?怪我の次はそう来たか。馬鹿なこと言ってないで休んでろ。
さっき本当のお母さんにあった?.....は?は?は?な、何言ってるんだ?お前のお母さんは私だろう?僕は人間の子供?...はあ?
本当のお母さんと会いに行くってコラ!どこ行くつもりだ!待て!
(荒い息遣い)
おい!戻ってこい!
はは...足、早くなったな!...分かった!本当のことを話す!だから、少し止まってくれないか。ありがとう。
まず、騙していてすまなかった。私はお前の本当の母親なんかではない。昔、赤ん坊のお前が熊に襲われそうになったのを保護した。
私は、人間を憎んでいたが....お前だけは....お前を鬼として育てて愛そうと思った。前々から人間の家族という物に興味があったからだ。
不甲斐ない母親で申し訳ないと思っている。
私から離れるという事は私の母親ぶりに不満があったからなんだよな?
確かに私はお前の母親でも何でもなかった。
人間の家族という形に憧れた化け物の三文劇だったかもしれない。
だがお前の為にお前の母親でい続けるために沢山勉強した。努力した。お前を愛したつもりだった。お前には伝わらなかったみたいだがこれだけはわかって欲しい。
なあ、お願いだ。私の元へ戻ってきてくれないか?頼む。受け入れるのに時間がかかってもいい。私を嫌っていてもいい。
私の息子として、家族として私に夢を見続けさせてくれないか。お前のお母さんで居させてくれないか?...
角が生えてこなくたってなんだ。お前は私の息子だ。そうだったろう?今までも、これからも。だから...だから、頼む。
(抱きしめる)
そうか...ありがとう。血の繋がりよりも私のような偽物を選んでくれて。私は、母親として偽物だったかもしれないが。自分でもお前に対する愛は本物だったと思う。とりあえず...本当にありがとう。愛してる。
(川の流れる音)
お前、殺したと思っていたが生きていたのか....むかつくな。いつまでもうちの子に固執するなよ。
あいつは本当の母親より私を選んだんだ。何か言う事はあるか?私があいつを奪った?
がはは!奪われたくなかったら離さなければいい話だろう?だけどお前はあの時、自分の命が惜しくて一瞬、手を緩めた。
もう母親としてどっちが相応しいか結果は出ているんだ。文句があるなら地獄で垂れろ。あいつの事なら任せろ。私が立派な、鬼として育ててやる。じゃあな。
(鈍い打撃音)
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ライター情報
ただの学生です。授業中サボって考えついたネタで書いているのであんまり人に刺さらないかも知れません。でも、それでも好きって言ってくれる人がいたら、嬉しいなぁ.....
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