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ヤンデレな隣人さんはあなたの外堀を埋めて孤独へ誘導しているようです
written by ソライヌ
  • ヤンデレ
  • 年上
  • サイコパス
  • ホラー
  • 洗脳
  • 百合
  • お姉さん
公開日2022年01月27日 18:30 更新日2022年01月27日 18:30
文字数
1558文字(約 5分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレ隣人さん
視聴者役柄
知らない間に外堀を埋められている一般人
場所
隣人さんのお部屋
あらすじ
~あらすじ~
あなたには、隣に住まう優しい隣人さんとの交流がある。
いつも親身になって話を聞いてくれる隣人さんは、あなたのいつもと様子が違うことを見抜いてくる。
あなたは最近自身の身に起きた不幸をこぼしていく。そんな話を聞いている隣人さんの目の奥にも影を感じて…?
「例えあなたに関わる人類全てがあなたを憎んでも、私だけはあなたの味方ですよ」
本編
(ホットミルクを差し出す)
はい、どうぞ。ホットミルクです。
ハチミツが入っていますので、底の方をかき混ぜてから飲んでください。
寒い日の夜はこれを飲んで温まるのが1番ですから。
さ、どうぞ召し上がって。

美味しい?良かった。お口にあって何よりです。
…それにしても、こんな夜分遅くに私の家を訪ねてくるなんて珍しいですね。
いえ、いいんですよ。
私はあなたとこうしてお話できるだけで充分楽しいですから。
それで本日は…どうされたのですか?
うふふ、そんなに慌てないでください。
ただ…そうですね、何となくではあるんですけど、なんだかあなたの目がいつもより暗いものに写ったので。
私で良ければ、お力になれることはございませんか?
誰かに悩みを話すだけでも、悩みや不安は軽くなるものです。
どんな些細なことでも構いません。なにか私に聞いてほしいことはありませんか?
…はい。大丈夫ですよ。ゆっくりお話しください。

(驚いた様子で)
…え?お仕事がクビになってしまった!?
そんな、あなたはいつも頑張っていると私に言っていたじゃないですか。
この間も大きなプロジェクトを担当することになって、すごく張り切っていたのに…
そのプロジェクトが原因?どういうことです?
よろしければ詳しくお聞かせ願えませんか?
自分の使っているパソコンからライバル企業にプロジェクトの極秘データを流している形跡が見つかった…?
そんなことをした覚えはないのに、その一件が上司に報告されて工作員として免罪を受けた…?
それじゃあ…あなたはただ濡れ衣を着せられただけじゃないですか!
そんなことって…頑張っていたあなたの努力を踏みにじることが起きてしまうだなんて…
あれだけ頑張っていたんです。あなたに味方してくれる人はいなかったんですか?
同僚はおろか後輩にすら呆れられた…
しかも、それだけじゃない?
こんな仕打ちを受けたというのに、まだ何か他にあったんですか?
…会社の同僚と食事をしただけの写真が恋人に送られて、浮気と勘違いされて別れを告げられた…?
たったそれだけで…あなたは裏切り者と呼ばれたんですか…?
…そう、ですか。
「自分がもっとしっかりしていれば」?…あなたが謝ることではないと思いますよ。
これだけの仕打ちを受けたというのに、あなたは優しい方ですね。
普通であれば、他者を恐れ、怯え、そして妬み…自分以外の誰かに対して負の感情を覚えるのが定石だというのに。
悪いのは自分だと、言うのですね。

(抱きしめる)

どうか、どうか、背負いすぎないでください。
辛い時は泣いてもいいんですよ。
本当に、あなたは頑張りました。
仕事のこと、恋人のこと…いつも私に楽しそうに話してくれたじゃないですか。
私は、あなたを信じています。
よしよし、大丈夫…大丈夫ですよ。
例え、あなたに関わる人類全てがあなたを憎んでも、私だけはあなたの味方ですよ。
よければウチのベッドで休んでいってください。
だいぶ泣いてしまって疲れたでしょう。
ええ、寝てしまって大丈夫ですよ。
私が…私だけが…あなたのそばにいますからね。

(少し間を開けて)

うふふ、可愛い寝顔。
本当に、ここまで長かったわ。
ようやくあなたの心が手に入った。
あなたの良くない噂を流して、孤立させたのも私。
プロジェクトのデータを秘密裏に流したのも私。
恋人に写真を送りつけたのも…私。
全て、私が仕組んだことだというのに。
それなのに一度も私を疑うことすらしなかった。
全く、あなたって人は本当にお人よしですね。
でも、そんなあなただからこそ好きになった。
ただの隣人という関係から、あなたの特別な存在になりたかった。
その純粋な笑顔を私だけのものにしたい…そう願い続けた。
他人に裏切られ、心がボロボロになったあなたは、きっと私に依存する。
私だけのモノになる。
もう、誰も信じちゃだめよ。

(囁くように)
これからは、ずっとずっと私だけを信じて、愛していてね…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな隣人さんはあなたの外堀を埋めて孤独へ誘導しているようです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ソライヌ
ライター情報
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