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十二星座の愛が重すぎて椅子から腰を上げられない〜水瓶座のアクエリアス編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • ファンタジー
  • 敬語
  • 監禁
  • 拘束
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 半神
  • 内向的
公開日2022年01月30日 21:06 更新日2022年01月30日 21:06
文字数
813文字(約 2分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
半神
視聴者役柄
人間
場所
星界
本編
あの…ダメです。ここから先は通しません。

いえ、貴方の様子を見に行ったら、いなくなってて…

一応聞きますけど、どこに向かう気、だったんですか…?

そう、ですか…

なんで、ここから逃げようとするんですか…?

わたしたち星の神様より天の神様の方が好き、だからですか…?

貴方にとって、負け組のわたしたちは歯牙にかけるほどの存在じゃないってことですか…?

違う?ならどうして…

そ、それは…たしかに戦争が起こったのは貴方のせいかもしれないけど…!

だけどそうじゃなくて…ええと、とにかく違うんです…!

貴方がここからいなくなっても、それは何の解決にもなりません…!

だってわたしたち…貴方に恋、しちゃったから…!

貴方にそばにいて欲しいって、思ったから…!

貴方に、いなくなってほしくない…!

わたしたちの、貴方への想いは水に流せないから…!

お願い、します…!

どうか、ここにいてください…!

…どうしてもダメ、なんですね。

ごめんなさい……貴方をここで拘束します。

無駄です…その水の縄は決して解けません。

どれだけもがいても、貴方に纏わりつく…

ふふ…まるで貴方を想う神々の思念みたいですね。

はい…これがわたしの、アクエリアスの能力です。

これでも水瓶座の頭(あたま)ですから…これくらいは…

それではお口、失礼します…動かないでくださいね?

(口移し)

ちゃんと、飲み込みました?

今、飲ませたのはお酒です。

星酒(せいしゅ)というもので、読んで字の如く、星界のお酒なんですが…

度数が地上や天界のモノとは比べ物にならないくらい高いので、一滴口に含んだだけで意識が朦朧(もうろう)としてくると思います。

もう足元がおぼつかないみたいですね。

どうかこちらに……肩、お貸ししますね。

ふふ、貴方がこんなに近くに…

ちょっと恥ずかしいですね。

はい?……いいえ、貴方はもう頑張らなくていいんです。

まだ戦争は終わっていませんが、先に勝利の美酒に酔っていてください。

必ず勝ちますから。どうかわたしたちを信じて…

…ここでゆっくりお休みください。

他ならぬ貴方のために、わたしも頑張りますから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
十二星座の愛が重すぎて椅子から腰を上げられない〜水瓶座のアクエリアス編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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