0
地獄の悪魔たちによる狂宴〜怠惰の大悪魔・ベルフェゴール編〜
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • ファンタジー
  • 寝かしつけ
  • 癒し
  • 人外 / モンスター
  • ダウナー
  • ギャル
  • 励まし
  • 微ヤンデレ
  • 悪魔
  • 添い寝
公開日2022年02月19日 16:12 更新日2022年02月19日 16:12
文字数
1097文字(約 3分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
魔王
場所
地獄
本編
よっ、魔王様。

しけたツラしてんねぇ。なんかあった?

あっそ…何もないならいいけど。

とりあえず寝る?今ならウチの添い寝付きだけど。

休んでる暇はないって…

勤勉だねぇ、魔王様は。

もうちょい肩の力抜いてもいいんじゃない?ウチみたいにさ。

へ?いや、サボるためにここにいるんじゃないって。

いやまぁ、できるなら働きたくないけど…

ルシファーの奴がさ、「魔王様はお疲れだから、一旦休ませろ」ってさ。

つーことで、ちょっとくらい休も?ね?

(布団に入る)

そーそー。素直な魔王は好きだよ。

え?………あ、あはは…

どうやって寝室に侵入したかは内緒。

てかさぁ…あの捕まえてきた人間、どうすんの?

交渉材料と戦力、両方として使う、か…

なるほどね…まぁ、理には適ってると思うけど…

いや?ホントにそれだけでいいのかなーって、思ってさ。

友達なんでしょ?そいつ。

ただの道具として扱うだけで済む?

魔王様的には、そこんとこどう?

お前には関係ない、かぁ…

そりゃ失礼しました〜…

ん?……あー、ウチから見て?

ぶっちゃけ、ちょっと心揺らいでるでしょ?魔王様。

久しぶりに再会してさ、ホントはまあまあバツ悪いんじゃない?

そりゃ向こうからしても、そーだよねー。

久しぶりに会ったら敵になってんだもん。

ちゃんと自分の感情に折り合いつけないとさ、後できっと後悔するよ?

いや、知ったふうな口聞くし。

ウチは基本怠惰で、大抵のことはテキトーでいいと思ってるけどさ…

自分の気持ちに対しては、怠惰になっちゃダメだよ。

…ってのが、怠惰を司る大悪魔、ベルフェゴールちゃんからの意見でした〜。

ま、それは頭の片隅に置いといてもろて…

(抱きしめる)

今はウチとゴロゴロしてよー。

どーせ答えなんて、寝て起きたらすぐ見つかるって。

魔王様なら大丈夫。余裕余裕。

ウチら悪魔を率いる大首領じゃん?

バシッと決断下して、前進あるのみ!…ってね。

とりあえず寝るわ。おやすみ〜…



おっ、目ェ覚めた?おはよ。

んー?いや、なんか天界から天使の軍勢が派遣されたらしくてさ…

下手すると、ウチらの天敵も混じってるかもしんない。

うん…ウチらの真逆の存在?的な…

七つの大罪の反対だから…七つの美徳かな?

そいつらが出てきたら、上級悪魔でも歯が立たないかも。

そ。だから今から出陣する。

は〜、めんどくさ…

もっと楽できると思ったのに…

ん?……へ〜、魔王様もそういうこと言えるんだ。

…あー、やっぱウチ、魔王様のこと好きだわ。

(抱きしめる)

出る前にちょっとだけ遊んでよ…ウチとさ。

やーだよ♪離すわけねーし♪

…今の魔王様になら、ウチの全部預けられるし。

ウチを胸キュンさせた責任取れよなー。

(キス)

自分の気持ち以外にもう一つ、怠惰になっちゃいけないこと、あったわ。

目の前で好意を寄せてる女に対して日和んなよ…魔王様。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
地獄の悪魔たちによる狂宴〜怠惰の大悪魔・ベルフェゴール編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)