お、おかえり、なさい…

お仕事、お疲れ様。

うん…いい子で、待ってた…

だからその、撫で撫で、してほしい…

(頭を撫でられる)

んっ…もっと強く…お願い…

あ、そうだ……これ、君の実家から届いた荷物…

そう…米とか日用品とか色々、送ってくれたみたい…

う、うん…ちゃんと荷物、受け取った…

昔は人と話すの、全然できなかったのに…

我ながらすごい成長、だと思う…うん。

きっと君のおかげ…

引きこもるしかできなかったわたしを、彼女にしてくれたから…

最初は買い物も全然できなかったけど…

うん…外に出るのは怖いし…

でも、今はなんとか…

き、君の役に立ちたいから…

彼女として、君のためにできることは何でもしたい…

そ、外でデート…？

あんまり長い時間じゃなかったらできる、はず…多分。

怖いけど…君が一緒にいてくれるなら、大丈夫。

その代わり、手はずっと繋いでてほしい…

はぐれたら、怖いから…

(抱きしめられる)

ふぇっ……本当？ありがとう…

わたしのこと、可愛いなんて言ってくれるの、君だけ…

ホントは可愛くもなんともないのに…

でも…君が言うなら、素直に認める。

君にとってだけ、可愛い彼女でいたいなって、思う…

う、うぅ…自分で言っててなんか恥ずかしくなってきた…

えっ…仕事で頑張ってきたご褒美を…？わたしから…？

な、何したらいいの？

え、えぇ…君が喜ぶような、こと…？

じゃあ目、閉じてもらっていい…？

うん…ちゃんと閉じた？いくよ…

(軽いキス)

ご、ごめ…これくらいが限界…

自分からやるの、恥ずかしすぎて…

(ベッドに押し倒される)

ふぁっ！……ど、どうしたの、急に…

(抱きしめられる)

も、もう…苦しいよ…

抱きしめる力、強すぎ…

じゃあわたしも…ギュー…

(抱きしめる)

君の身体、あったかい…ポカポカする。

え…？ううん、臭くないよ。全然…

むしろいい匂いっていうか…わたしの好きな匂い。

今日も頑張って働いてきたんだなって分かるから…

その…君はわたしの自慢の彼氏だよ。えへへ…

うん…いいよ。シャワー浴びて、着替えてきて。

わたし、待ってるから……一緒に寝よ？

・台本（ゆるボイ！）
内気で可愛い小動物な彼女との甘々な同棲生活
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎