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屋敷から逃げ出そうとしたら、過保護なクノイチ姉(次女)にトロトロに甘やかされた
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 拘束
  • 監禁
  • 癒し
  • ヤンデレ
  • ボーイッシュ
  • 年上
  • クノイチ
  • 媚薬
  • 過保護
公開日2022年03月21日 22:49 更新日2022年03月21日 22:51
文字数
1086文字(約 3分38秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
クノイチ/姉
視聴者役柄
忍び/弟
場所
忍びの里にある屋敷
本編
やぁ、弟くん。久しぶり。元気そうで何より。

まさか姉上の拘束から抜け出すとは、恐れ入った。

ん?……あはは、いいよ。

屋敷から出たいなら、好きに出ればいい。

…わたしを突破できる自信があるなら、ね?




(拘束される)

うん、残念だったね。

弟くんの実力じゃ、まだまだわたしには敵わないということが分かったかな?

ふふ…いや、修行の成果は出ていたんじゃないか?

全体的な技量は上がっていたと思うよ。

ただ、相手が悪かっただけさ。気にしなくていい。

ん?あぁ、もちろん。

わたしも君を逃がすつもりはないよ。

大切な弟だからね。よその女にくれてやる義理はない。

わたしの見たところ、弟くんは年上女性の保護欲をそそる系男子だ。

つまり、年上ウケがいいということだ。

どこぞの女狐にお持ち帰りされない保証はどこにもないだろう。

そういうことだ。諦めてお家で大人しくしてるといい。

ほら…姉の膝、貸してやるぞ?

(膝枕して頭を撫でる)

よしよし……

家に居ればこうしていつでも甘やかしてやるからな…

君はわたしのたった一人の、大事な弟だ。

誰にもくれてやりなんかするもんか…

わたしはこう見えても、独占欲が強いんだ。

本当は姉上や妹たちからも、君を遠ざけたいくらいさ。

…わたしだけのモノになるというのであれば、もっと甘やかしてやるぞ?

ふふふっ…そのウブな反応も可愛いな。

このまま首輪をつけて飼ってしまいたいくらいだ。

そうだ、少し待っていろ…

…あった。この薬だ。

これか?これは……まぁ口で説明するより、実際に体験してもらった方が早いな。いくよ。

(口移し)

ちゃんと飲み込めたかな?

うん、ならよし。すぐに効果は表れるはずだ。

どうだい?身体、熱くなってきただろう?

そう。媚薬というやつだ。

意中の相手を仕留めるために、開発された万能薬だよ。素晴らしいだろう?

これで君は、わたしを求めざるを得なくなる。

言っただろう?わたしは独占欲が強いと。

せっかくだ。君のことを本気で奪いにいかせてもらうよ。

血縁など気にするな。

本物の愛の前ではそんなもの無価値だ。

わたしは今、君が欲しいんだよ。分かるかい?

ふふっ、もう答える余裕もないかな?

そうだ、もう一つだけ言っておくことがある。

姉上は君に立派な忍びになって欲しいようだが、わたしはそうは思わない。

あぁ。だって強くなってしまったら、君はわたしの保護を必要としなくなるだろう?

君はそのままの君でいいんだよ。

忍びとして立派になろうだとか、ひとり立ちしようだとか、そんな余計なことは考えなくていい。

これから先も一生、わたしが君を守ってやる。

そうだ…君はわたしだけの可愛い弟なんだ。

そのままわたしに身を委ねてくれればいい。

君がダメになるまで甘やかしてやるから、な?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
屋敷から逃げ出そうとしたら、過保護なクノイチ姉(次女)にトロトロに甘やかされた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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