子どもの頃から仕えているメイドさん。嫌なことや辛いことがあった時、彼女に泣きつき甘えることが多々あった。そして数年経った今でも、たまにあったり…する。彼女の側が、1番落ち着くから……。

お呼びでしょうか、ご主人様。

はい、ご希望通り私一人で参りました。

……はい。お願い、ですか？もちろんです。私に出来ることならば、なんなりとお申し付けくださいませ。

…甘えたい、ですか。ふふっ。

もう、あの頃から何も変わってませんね。甘えたがりのご主人様。

いいですよ、昔と同じように…でよろしいですか？

はい、では……抱きつかせていただきますね。


//(耳元囁きで)
ん……ふふ。あの頃よりも大きくなられたのに、こうするとまだまだ小さな子どもみたいですね。

相変わらず耳も弱いようで、少し囁いただけでもう真っ赤ですよ？

いいですよ…ご主人様の気がすむまで、ずっとこうしてさしあげますから。
今は存分に甘えて、癒されてくださいませ。

//(少し間)

今までも、これから先も
心からお慕い申しております。

私の大切な、ご主人様……。


↓【リメイクver.】2023/11/23

//(ドアノック)

お呼びでしょうか、ご主人様。

はい、ご希望通り私一人で参りました。

……はい。お願い、ですか？もちろんです。私に出来ることならば、なんなりとお申し付けくださいませ。

…甘えたい、ですか。ふふっ。

もう。あの頃から何も変わってませんね。甘えたがりのご主人様？
小さい頃から甘えたがりで、よく引っ付いてきましたよね。

最近は大人になったせいか、そういうのはもうしてこないものだと思っていましたが……

//(少し間)

…いいえ。違いますよご主人様。私は嬉しいのです。
ご主人様が私を頼ってくださるのが…とても嬉しいのです。

いいですよ。昔と同じように…で、よろしいですか？

はい、では……抱きつかせていただきますね。

失礼いたします。


//(耳元囁きで)
ん……ふふ。あの頃よりも大きくなられたのに、こうするとまだまだ小さな子どもみたいですね。
ご主人様もどうぞ…私の体に腕を回して、抱きしめてくださいませ。

はい……ぎゅぅ…………。

ご主人様はいつも頑張っておられます。かっこいいですよ。
けれど、時には休むことも大切です。今は私しかおりませんので、気を張らずに…落ち着いて、ゆっくり……存分に甘えてください。

ほら、深呼吸して……もっとリラックスしましょう。

せーのっ…。

吸って……吐いて………吸って………吐いて……。

…あら、ご主人様。どうなされたのですか？
心なしか、鼓動が早くなっているような。

ふふ、そうですか。ご主人様がそう言うのなら、気のせいということにしておきますね。

けれど……ここはどう説明するおつもりですか？

ご主人様のお耳…すごく真っ赤ですよ？

こうして抱きしめられて、甘えさせられて、恥ずかしくなってしまいましたか？
それとも…お耳が弱いのでしょうか。耳元で囁かれるの、心地良いのですか？

あるいは…どちらも、でしょうか。

いずれにしても、うふふ…。
今のご主人様…とてもおかわいいですよ。

もっと囁いた方がよろしいでしょうか。こういう風に、息がかかるくらいの距離で…

ご主人様……いかがですか？
なにも言わないということは、続けてもよろしいのですね？

甘えん坊のご主人様……よしよし、よしよし…。

1人で溜め込まずに、頼ってくれて、こうして素直に甘えられて、偉いですねー…よーしよし、よしよーし…。

うふふ。耳元で囁かれる度に、ぴくぴくと反応するご主人様…

とても…お可愛いですよ。

//(耳元息吹きかけ)
ふぅー…………。
//


あら…申し訳ありません。少しからかいすぎてしまいました。
照れているご主人様が愛おしくてつい…。驚かせてしまいましたね。

ん…どうしました？抱きしめる力がさらに強くなりましたが。

あ…ふふ、なるほど。

恥ずかしさが振り切ってしまって、ならばいっそのこと、とことん甘えてやる…ということですね。

何年ご主人様のメイドをしていると思いですか？わかりますよ、そのくらいは。
まぁ…ご主人様がわかりやすいだけですが。ふふ。

…いいですよ。ご主人様の気がすむまで、ずっとこうしてさしあげますから。
今は存分に甘えて、癒されてくださいませ。

ん………。

これから先もずっと、心からお慕いします。

私の大切な、ご主人様……。

・台本（ゆるボイ！）
昔馴染みのメイドさんに甘えて癒やしてもらう。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
うながりぅ