いつのまにか部屋に入ってきていたヤンキーっぽい幼馴染に、男のアレの行為を見られてしまい…？

…よっす。賢者タイム終わった？

いや、最初からいたけど…アンタが気づかなかっただけじゃん。

いや、まあ、うん…黙って見てたのは悪かったけど…

男の…えっと、そういう行為って、さっきみたいな感じでやるんだ。勉強になった。

別に…ちょっとキモいなんて思ってないし？

あー、うるさいうるさい。わかった、見なかったことにするから。

じゃ、あたしは帰るんで。そんじゃ。

いや、大した用事じゃないから、また今度でいいよ。

もー、何？さっきからしつこい。あたしもそこまで暇じゃないんだけど？

…口止め料？さー？どうしよっかねぇ…

慌てんなって、童貞くん。あたしがそんな口の軽い女に見える？

即答かよ…童貞のくせにムカつく。殴るよ？

(ため息)

じゃあアンタ、今から好きな女の子に電話して、告白しろ。

なに？口止め料払うんだろ？なんか文句ある？

いるんだろ？たしか、あたしの友達の…ギャル子。

アンタ、ああいう派手目な女が好きだったんだ。童貞らしいな。

はいはい。ほら、さっさとするならする。この場で見といてやるから。





ぶっ…ふふふっ…！ものの数秒でフラれるとか、冗談抜きでウケるんだけど…！

あー、しっかり聴こえちゃった。

吃りまくって好きって言おうとした瞬間、「お前キモいから無理」って秒速で…ふふふ…！

めっちゃ察せられてるじゃん…！かわいそすぎ…！

残念だったな、でもこれで分かっただろ？

オタクに優しいギャルなんて、二次元の産物なんだって。

あんま夢ばっか見てないで、現実見ろよ。童貞くん。

いや、ガチ泣きすんなよ…ホント、仕方ない奴。

(抱きしめる)

君にはあたしがいりゃ、それで十分だろ？

腐れ縁なんだからさぁ…わざわざ他の女見なくてよくね？

…は？なぁ、ド貧乳ってあたしのこと言ってる？このまま抱き殺していい？

ギブすんなら最初から余計なこと言うな。アホが。

ん？あぁ、そうそう。自分から訪ねといて忘れるとこだった。

誕生日おめでとう。これ、アンタへの誕プレね。

いいよ、開けても。てか今開けてもらえた方が嬉しい。

あ？見て分かんだろ。ゴムだよ、ゴ・ム。

(押し倒す)

ほら、さっさとその頼りないイチモツに装着しろよ…

あぁ、押し倒されてできない？じゃああたしが付けてやる。貸せ。

下、このまま下ろすぞ……はい、装着完了。

は？今さら恥ずかしがってどーすんの？

アンタの自慰行為、すでにばっちし見たんだから。

口止め料は…アンタの身体ってことにしといてやるよ。

うるさい、文句言うな。童貞は大人しく口閉じてろ。

(キス)

言っとくけど、あたしも処女だからな…これでも。

そ。初めては君に捧げてやるって決めてたから。

そうだよ…そのために、わざわざ電話かけさせたんだよ。

まるっきり勝算のない告白してフラれたら、流石に諦めがつくだろうって。

他の女なんて見なくていい…あたしだけを見ろ。

オタクに優しいギャルはいねーけど…童貞に優しい幼馴染ならここにいるだろ？

アンタの全部はあたしがもらう。

アンタの優しさは全部あたしだけに向けりゃいい。

二次元の女も現実のギャルも、アンタにとっちゃなんの慰めにもならねえんだから…

ふん…たしかに。アンタみてぇな非モテ童貞インキャオタクを好きになるなんて、あたしもどうかしてる。

普段はなんの役にも立たねえけど…アンタもやる時はやる男だって知ってっから…

実際、それで何度か助けられてきたし。どーせアンタは覚えてねーだろーけど。

心配すんな…あとで耳にタコができるくらい、たっぷり聴かせてやるよ。アンタの武勇伝。

今はめでたく二十歳の誕生日迎えられたこと、素直に喜んどけ。

あたしからの本当の誕プレは…あたしの処女だ。

最っっ高に気持ちいいの、プレゼントしてやるからな…

・台本（ゆるボイ！）
俺様系のヤンキーっぽい幼馴染に全部を曝け出すよう強要される
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎