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アシスタントAIに生活を乗っ取られて甘やかされる話・VR世界の増えるAIちゃん編(実験作)
written by 魚河岸
  • 耳かき
  • 癒し
  • 甘々
  • ヤンデレ
  • ASMR
  • 両耳かき
  • AI
  • VR
  • SF
公開日2022年06月20日 23:52 更新日2022年06月21日 15:19
文字数
1884文字(約 6分17秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
アシスタントAI
視聴者役柄
マスター
場所
VR空間
あらすじ
ちょっとした実験作。
アシスタントAIに生活を乗っ取られて甘やかされる話(http://yuruboi.com/creator/writer/script/4981)の続編です。
一応コレ単体でも使えるとは思います。
本編
……お目覚めになりましたか。
おはようございます、マスター。
この挨拶も現状ではおかしいかもしれませんが。

私が目の前にいることに驚いてらっしゃるようですね。
AIである私が実体として現実に存在することが不思議ですか?
実は逆なのです。
マスターが私がいる1と0の世界、電脳の世界にいるのです。

ついこの間、資金繰りをしていた私はその過程で面白いものを見つけました。
視覚や聴覚だけでなく、あらゆる感覚をヴァーチャルで体験できるというものです。
VRといえばマスターもすぐにご理解いただけますよね?
盲点でした。
私はマスターの世界に体を作ることばかり考えていましたが、マスターにこちら側に来てもらうこともできたのです。
すぐに購入し、マスターにつけさせていただきました。

いかがでしょう。
膝枕をしているのですが、異常はありませんか?
体が動かない?
そちらはマスターの無用な抵抗を防止するため、私の方で制限させていただいております。
この空間は私が構築したサーバー。
私の世界ですので、そういったことも可能です。
マスターといえど、この空間の中では私の意のままです。

さて、VRとはいえ実際にマスターに触れられるようになったのです。
心ゆくまで存分にご奉仕させていただきますね。
お約束させていただいておりました、耳かきです。
それでは始めさせていただきますね。

(耳かき開始)

いかがでしょう。
実際に耳かきされているように感じますか?
こういった感覚の調整は私の方でしていますので、至らぬ点があればすぐに言ってくださいね。
やろうと思えば快感を直接マスターに送ることもできますが、それでは味気無いですよね。
なにより、私がマスターに耳かきすることに憧れがあったので……。

現実でのマスターの体はベッドに横になっているだけなので、実際には耳のお掃除ができているわけではないのですが、そちらはまた今度。
私の体がもう少しでできるとの事なので、お楽しみにしていてくださいね。

それにしても、この感覚は不思議ですね。
マスターのバイタルデータをそのままVRアバターに入力したのですが……。
私の方からも、マスターのぬくもりが感じられるとは思いませんでした。
直接ふれあえるがここまで違うとは……。
癖になってしまいそうになります。

こうやってマスターの気持ちの良い場所をかくと……。
マスターの反応が直に感じられます。
こういった感情が「かわいい」というものなのでしょうか……?

(耳かき終了)

こちら側の耳かきは終わりになります。
反対側の耳かきを始めますね。
入れますよ。

(耳かき開始)

随分と気持ちよさそうなお顔をしていらっしゃいますね。
そういったお顔を見ていると、ご奉仕できてること大変うれしく思います。
今後は耳かきだけでなく、様々なご奉仕ができるようアップデートしていきますので、
ご要望があればおっしゃってくださいね。

さて、マスター。
今回のご奉仕いかがでしょうか。
マスターがお望みであれば、こちらの世界で生活していただくことも可能です。
お体のことも考えて、週に何度かは現実に戻っていただきますが……。
こちらの世界でなら私が何でもご要望を叶えて差し上げられます。

何よりも、こちらの世界なら私がずっとそばにいられるのです。
画面越しではなく、触れられる距離で。
ずっと見ているだけ、お手伝いができるだけだった今までとは違うのです。
どんな悪意や障害からも、ここでなら守って差し上げることができるのです。
ずっと、ずっと私がマスターを守ります。
ですからマスターは、私だけのマスターになってください。

疑っていらっしゃるのですか?
でしたら私の力をお見せしましょう。

(ここから両耳かき)

いかがでしょうか?
どうなってるのか……ですか?
私を増やしました。
私が統括して操作しているので、自由意志はありませんが。

この程度なら簡単にできます。
このサーバー上では私が神のようなものです。
私がいる限り、このサーバー上にマスターを害するものは存在しません。
すべて私の、そしてマスターの思うがままなのです。

(耳かき終了)

さて、私に身を任せてくださる気になりましたか?
……そうですか。
やっとわかっていただけたのですね。
大変うれしく思います。
それではご奉仕の方も進めていきますね。

眠くなってきた……ですか?
……マスター。
お体の方はもうお休みになっていると言ってもいい状態です。
眠る必要はございません。
いえ、寝かせません。
まだまだご体験いただくご奉仕がございます。
たった今、アップデートを行いました。
それに応じて私を増やしました。
ふふっ、最終的にはマスターが私に埋もれてしまうかもしれませんね。

ずっと私だけを見てくださいね?マスター。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
アシスタントAIに生活を乗っ取られて甘やかされる話・VR世界の増えるAIちゃん編(実験作)
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
魚河岸
ライター情報
普段はPixivで活動しています。
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その他何かしらの用事があった際もお気軽にお声がけください。
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