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遊びのボクと本気のセフレ
written by 夜木嵩
  • ヤンデレ
  • セフレ
  • 別れ話
公開日2022年08月22日 18:05 更新日2022年08月22日 18:05
文字数
2312文字(約 7分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
本気になってしまった女性
視聴者役柄
遊びのつもりの男性
場所
ホテル前
あらすじ
ただ会って、夜に情を交わすだけのセフレだったのだが、最近彼女はあなたに好意を抱いている様子。
関係に一線を引いているあなたは、恋人になるつもりはなく別れることにした。
そのことを告げると、彼女はあなたの気持ちを受け入れることができずに……
本編
それじゃあ、また。

ねえ……今度は、いつ会えるかな。
最近、あんまり会えなくなってきてて、ちょっと寂しいなって思ってて……
明日、とかはわがまますぎるかもしれないけど、来週とか、せめてそれくらいの頻度で会いたいかなって……

……っ!
もう、やめたい……?

……なんで?
嫌だよ?
なんで?
嫌だよ?

ねえなんで?
私、あなたの嫌なことしたかな?
私、別れたくなんかないよ?
私の身体、嫌いになっちゃった?
私、あなたのこと好きなんだよ?

ねえ、私、そんなの嫌だよ?

 (以下2行涙声で)

お願い、この関係のままでいいから、あなたとは別れたくないの。
私には、あなたが必要なの……!

うっ……うぅ……お、重い?
私の愛が……?

私、そんな重いことしてないと思うんだけどなぁ。
あなたには、何が重かったの?
嫌なら、やめるから。
だから、そんな簡単に別れようとか、言わないで。
お願い。

……こういう、ところ?
えっ、ど、どういうこと?
別れたくないって言うのもダメなの?

そう……
あなたはそういう人なのか……

セフレ、というものは決して、恋には落ち得ない関係でありたい。

あなたは割り切れるんだね。
私には、そんなキッパリとした関係のままの気持ちは、抱けなかったよ。

器用な恋心じゃなくてごめんね。
どうしても、あなたとの関係を線で引こうとすると、恋人の方へと曲がっちゃって、真っ直ぐにはなれないんだよ。

あなたの優しさをどこかで勘違いしてたのかな。
会うたびに、いつも共鳴しているような、心もそばにあるような、無意識の安心感をあなたからは感じてしまうの。

それも、嘘だったってこと……?
その瞬間だけは恋人のつもりっていう演技、みたいな。
自分だけで、そんな楽しみ方してるってこと?

違うんだ……
無意識に私に合わせちゃうだけ……
私が恋人みたいに求めるから、あなたはそれを受け入れて。

それがあなたの優しさなら、悪魔なんだね。
だから私が勘違いしちゃうんだよ。
あなたが私を拒もうとしてくれないから、これでいいって、恋人みたいになっていけばいいって、あなたに堕とされていってるんだよ。

私、もう離れられなくなっちゃってる。
あなたが嫌がっても、一緒にいたくなっちゃってるの。

でも、そうやって恋人みたいに……というか、本当に恋人になっていくのが嫌なんでしょ?

というか、それってやっぱり、私のことをそういう目でしか見られないってこと、だよね。

大丈夫。
それが悪いってわけじゃないの。
きっかけはお互い、そういうエッチな意識からだし、この関係じゃ身体でしか考えられないっていうのも、たぶん普通だろうから。
私の気持ちが変わっちゃっただけ。

だけど、恋と性的欲求じゃ、つらいな。
今までの私がバカみたい。

……わかった。
別れよっか。
今から私とあなたは、単なる知り合い。
それでいいんでしょ?

今まで、ありがと。

……これで、私たちは恋人になれるよね?

どういうことって、セフレから恋人になるのが嫌なら、一度別れれば問題ないかなって考えただけだよ?

だから、私たち、付き合おっか。
自分を満たすだけじゃない、お互いを想い合った愛が交わしたいの。
それは、あなたじゃないとできないから。

あなたの、偽りのない愛が欲しい……
私の気持ち、素直に受け取ってほしい……

無理じゃないよ。
私があなたから愛してもらえるように、精一杯頑張る。
どんな手段を使ったとしても、あなたに愛してもらえるように、絶対に。

だから、あなたに断る理由なんてないんだよ。
これからは、恋人として私と愛し合うの。
もちろん、今まで通りのことだっていっぱいするけど、ちゃんと責任も伴うし、お互いのことを知って支え合うことも必要になってくる。

それでも、あなたになら、私の寂しさだけじゃなくて、人生全てを捧げてもいいかなって思えるの。
反対に、あなたの人生全てを私に委ねてほしい。
私は、あなたのことを抱き締めて離さない。

嫌なんて言わないでよ。
私、思ってた通りに、あなたのこと傷付けるような、強引な手段に出ないといけないの?
ねえ、私、諦めるつもり、ないからね?

嫌がるなら受け入れてくれるまで……
逃げるなら捕まえるまで……
いつまでも、どこまでもあなたのこと、追いかけるから。

もちろん、ここで逃がすつもりもないんだけど。

ねえ、もしあなたの知り合いに、私、あなたに襲われたって言ってみたら、どうなるかな。
実際、事はしてるし、こんな関係、堂々と言えたものじゃないし、大変なことになっちゃうかも。

じゃあ、どうすればいいか、もちろんわかるよね。

私と、ずっと一緒に愛し合っていく前提で、付き合ってくれる?

……うん。嬉しい。
私、あなたのものになら喜んでなるつもりだから。

ねえ、恋人になったんだし、周りにも見せつけようよ。
私たちふたりだけの約束じゃ、あなたも有耶無耶に出来ちゃうから。

あなたのLINEのアイコン、私たちのツーショットにしない?
記念で証明で、思い出になる初めてのツーショット。

はい、チーズ。

 (シャッター音)

よし、設定完了。

もうこれで私たち、正真正銘の恋人だよ?
私、あなたのいろんなことが知りたい。
一生をかけて、あなたの全部を見せてほしい。

もう、あなたは私のものなんだからね?
あなたを抱いていいのは私だけ。
愛していいのも私だけ。

わかった?
あ、もし逃げたりしても、私、絶対に見つけられるから。
悲しいし、お仕置きしないといけないから、しないでね?

ふふっ、それじゃ決めた。
今日から、あなたのお家で一緒に暮らそっか。
これなら、いつ会えるかなんて心配もしないでいいし。
今までみたいにずっと監視しておく必要もなくなるから。

嫌なんて言わないよね?
だって、私たち、「恋人」になったんだもんね?

もう、ホテルも約束もいらない……
私たちはそんな関係になっちゃったんだね……

行こう?
あなたのお家、いや……

私たちのお家へ。

ほーら、先行っちゃうよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
遊びのボクと本気のセフレ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

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