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私の、愛のかたちを愛しい君に
written by 夜木嵩
  • メンヘラ
  • 恋人同士
  • ヤンデレ
  • 心中
公開日2022年09月24日 18:19 更新日2022年09月24日 18:19
文字数
2168文字(約 7分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
おうち
あらすじ
君との永遠の愛を欲してやまない彼女。
永遠の愛は、この世界じゃ叶えられないこと。
だから、彼女は君と……

(注)当台本は、台本内の行為を推奨するものではありません。
本編
ねえ、君はさ、愛情って、永遠に続くって思う?

もちろん、私たちのこと。
このまま、ずっと二人でいられるかな。

続いてくれるなら、それ以上に幸せなことなんてないね。
私はずっと一緒がいい。
君のこと、それくらい好き。

ね、ねっ、君も、同じこと思ってくれてるかな?
そうなら嬉しいな。

そ、そう?
やったあ。
私たち、気持ち通じ合えてるんだ。

でも、こんなこと言ってる恋人って、世界中にいくらでもいるんだろうね。
恋人として、ありがちな台詞だもん。
そして、その中でも一生を添い遂げた二人なんて、ほんの一握り、なのかも。

多分、通じ合える気持ちよりも大事なものっていうのが、あるんだろうなって思う。
一体なんだろうね?

私は、わかんない。
だって、誰かと一生を添い遂げたことないから。
って、当たり前だね。

これから百年近く生きるとして、どんなことが起こるかもわかんないんだもん。
若い二人が一生一緒を望むには、圧倒的経験不足だよね。
大概、やり直すチャンスもないし。
そう考えると、結構難しいことしようとしてるんだよ、みんな。

でも、上手くいったら、どんなに素晴らしいことか。
お互いのことをよくわかってて、お互いに見えないけど、しっかりとした信頼があって、お互いの唯一になれる。

……なりたいね。
お互いにとって、唯一の存在。

これも、独占欲みたいなものなのかな。
私以外の人のこと、好きになってほしくないんだもん。

生涯、君が愛した人は私だけがいい。
もちろん、君を愛した人は私だけ。

君の恋人の座は、誰にも渡さない、みたいな?
いっそ、その座に君の手で縛り付けられてしまいたい。
「お前は一生、俺のモノ」って、言ってくれていいんだよ?
私、喜んでなるから。

でも、発言には責任を持ってね?
途中で手放すのはお断りなんだから。

そもそも、君がそんな勇ましいこと言わなくても、途中で離れるつもりなんてないんだけど。
一生一緒。
君の隣。

俺のモノとは言ってくれなくても、私のために、君の隣を用意してはくれるもんね。
君は君で、私の隣が好きなんでしょ?
嬉しいな。

お互いの隣はお互いで埋まっちゃってて、間には誰も入れない。
こんなピッタリの距離感が、ドキドキして幸せだね。

でも、一生一緒にいられたとしても、こんな甘い気持ちでいられるのって、あとどれくらいなんだろう。
好きって気持ちはきっと絶えるはずないけど、慣れていっちゃうのかな。
マンネリ化しちゃうのかな。

そう考えると、今が一番幸せで、一番お互いが愛しい時なんだろうね。
ためらいもなくキスできて、愛してるって言えて、いっつもくっついていられる。

こんな愛情まで、永遠だったらいいのに。

写真みたいに、今の熱い愛情がずっと変わらないまま残せたらいいな、って思わない?
忘れても、何度でもこの気持ちを蘇らせられるように。

そうだよね。
だけど、こんなこと言っても、愛情はそのまま未来まで保存できないし、私たちの愛情の最高潮はいつまで続くのか、わかんない。

今を、精一杯楽しんで噛みしめないとね。
君と、後悔しないように、いっぱい愛し合うんだよ。

多分、そんなこと考えるより、お互いの大好きって気持ちに従った方が楽しいんだけどね。
やっぱり恋愛は余計なことを考えないのが一番、なのかも。
最後、一緒に笑えるなら、それが正解ぐらいの気持ちで。

ねえ、今から、最高の思い出、作らない?
絶対に忘れないように、お互いの気持ちを重ね合うの。

そのままさ、お互い以外のことを考えることなく、愛情一色に染まった頭のままでいられたら、私たちはこれ以上ない最愛の二人なんだろうね。

それはまるで、私たちの人生が、愛のために存在するという証明みたい。
一緒に終わることが出来るのなら、辛い別れもいらないし、愛が朽ちることもない。
永遠の愛って、こういうことなのかもしれないね。

私は、私の命を君のために尽くすよ。
だから、もし、君が私のことを愛してくれるのなら、君の命を私に頂戴?

どういうことって、誓い、みたいなものかな。
私たちが、いかなる時も共に愛し合っていく。
たとえ、それがこの終わりのある人生の中じゃなくても。
そうやって、一緒に果てることが、そんなメッセージになるから。

えへへ、私が、昔からずっと望んでいたことなの。
いつか、私が愛し合える人と、腕の中でお互いのことを考えて、永遠を誓い合いながら天国へと行けたなら、これ以上に素晴らしいことはないんだろうなって。

君となら、って強く感じる。
私がこんなにも大好きになれた君なら。

愛の前に、命さえも捧げられる。
これこそが、本物の愛のはずだから。

今、人生で一番愛し合えているからこそ、なんだよ。
冷めてからの愛情が続いたって、何の意味もない。
そんな瞬間なんていらない。
愛し合っているからこそ、この強い愛のままがいいの。

私は、君のこと、愛してるよ。
これから何千、何万年も愛せるのなら愛したい。
たった百年じゃ物足りない。
馴れ合いの愛なんていらない。

君からの本当の愛……君の全てが欲しい。
今すぐ、冷めないうちに。

大丈夫、苦しいのは一瞬だけ。
そうしたら、すぐにまた私たちは、永遠の愛の続きを見られるはずだから。

お願い。
私、君と、夢を見ていたいの。

ここじゃ、時間も他人も、邪魔になったりするから。
二人の間に何も割って入って来ない、天国がいい。

君と、行きたいの。
一緒に、行こう?

君は、私のこと、愛してくれる……?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
私の、愛のかたちを愛しい君に
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

Twitterアカウントは@yorugi_suu以外一切関与しておりませんのでご了承ください。
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