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公開日2022年09月28日 19:39
更新日2022年09月28日 19:39
文字数
2391文字(約 7分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレ竜娘さん
視聴者役柄
竜娘さんに気に入られた学生
場所
竜娘さんのお屋敷
あらすじ
先輩でもある竜娘さんに突如として拉致された自分。動機は自分と結婚するためだという。あまりに重すぎる「竜の婚姻」の意味を知って何とか断ろうと自分に、竜娘がもちかけてきた危険なロシアンルーレットとは…
本編
[竜娘さんの自室。]
(目を覚ます)
おや…目が覚めたかな。おはよう。
状況はわかるかな?
…いや、大丈夫。ちょっと強引に連れてきてしまったからね。
まぁ…大学で君と話しているときに竜の毒を使わせてもらったんだ。君を昏倒させるくらいは簡単だ。
知らなかった?いつも君が興味深そうに見ている私のこの竜の尻尾には毒針があるんだよ。
これで、隣にいた君をプスっとやったという訳だ。
まぁ、注入する量が多すぎたら…それなりに危なかったかもしれないがな。
その後はこの自慢の翼でここまで君を運んできた。人間一人くらいなら軽々と持ち上げて飛べるさ。
しかし急に先輩が話しかけてきたらそれなりに警戒されるかと思ったが、君は完全に油断して無防備だったな。信頼されている、ということなら嬉しいが…
まだ体は動かないかな。でも目を覚ましたってことはもうすぐ毒も抜けると思う。
そんなに大した量は打ち込んでないはずだから。
ちょっと失礼。
(電話)
あぁ、執事長。彼が目を覚ました。予定通りだ。
メイドに言って、男物の着替えを用意させてくれ。室内用のカジュアルなものでいい。
それから…軽食とワインとグラスを2つ、一緒に持ってきてくれ。
そのあとは引き続き人払いを頼む。あぁ。よろしく。
(電話を切る)
さて…色々と聞きたそうな顔をしているな。
まぁ、それもそうか。私も話したいことは沢山ある。
夜は長いからな。ゆっくり話そう。
ん?そうだな。君はちょうど半日くらい寝ていたからもう夜だよ。
さて、まず何から聞きたい?
あぁ、この家か。
私の祖先たちは竜の力、そしてその竜の長大な寿命を活かして長い間 富や権力、地位を築いてきた。この屋敷も受け継がれたものだ。
今もいくつか企業を経営していてね。それなりに財力はある。君を養うなんて容易(たやす)いくらい…ね。
他に、聞きたいことは?
連れてきた理由、か。まぁ確かに気になるだろうな。
(ドアノックの音)
おっと、執事が来たな…
(ドアの外に呼びかける)
そこに置いておいてくれ。
さて…今日は昼から何も食べていなかっただろう。
大したものじゃないが、食事をとって落ち着くといい。
酒も飲めたはずだな?ふふ。
このワインは「竜の血」と言って…まぁ、名前もイカしているが味も悪くない。
ただ空腹にアルコールはさすがにきついからな。あとで開けよう。
食べながら話を続けようか。
君をここに連れてきたのは「私が気に入ったから」だ。それ以上でもそれ以下でもない。
私は君のことが好きになった。だから君を伴侶、旦那様として迎え入れ、一生をここで共に過ごすために連れてきたんだ。
いや、本当は他の手段の用意もしてあったんだが…思いのほか、君が人気なことがわかってね。中にはかなり積極的に君にアプローチをしている女もいた。
だから、やや強引ではあるものの君をここにご招待した、というわけだ。
君を狙う他の女と比べて、先輩という立場の私は少しばかり不利だったんだ。
だからちょっと焦って手荒な真似をしてしまったが許してほしい。
ん?あぁ、そうだ。私は君のことが大好きだ。愛している。君と結婚して、共に人生を歩んでいきたいと思っている。
そうだな…
改めて言おう。私と、結婚してほしい。
…そうか。竜との婚姻の伝説を知っていたんだな。
その話は本当のことだ。正式に竜と契りを結んだ人間は、部分的ではあるが竜の性質が表われ、不死に近い長大な寿命を手に入れることになる。
だが、それのどこに不満が?人間にとって死は恐れるべきものなんだろう?私と結婚すれば、死を恐れる必要はなくなる。私がいる限り孤独を恐れる必要もない。それでは駄目なのか…?
参ったな…ここまで君が反発するとは思っていなかった…
人間はもっと本能的に死を恐れて、不死になるという条件も好意的に受け取られると想定していたし…
どうしようか…
いや、君を簡単にここから出すわけにはいかない。
何よりも、私が納得できない。それに、結婚するための事務的な手続きは既にある程度終わってしまっている。
そうだな…1つ、ゲームをしようか。この賭けに勝てば、君を解放すると約束しよう。負ければ…永遠に私のものだ。
この賭けを受けないというのなら、このままここにいてもらう。私はそれでも構わないが…
ふふ、いい返事だ。では始めよう。
少し準備をする。後を向いてくれ。
…ところで、さっき竜との契りの話をしたが実際にどんなことをするかは知っているか?
簡単に言うと、契りが成立する条件は竜の血液を口から摂取することだ。たったそれだけで寿命もほぼ永遠、体についた傷もすぐに治るようになる。
もうこっちを向いていいぞ。
この2つのグラスに注いだワインは、一見同じように見えるが片方に私の血液が混ぜてある。
簡単なロシアンルーレットだ。
君にはどちらかを選んで飲んでもらう。竜の血が入ったほうを選べば…まぁ、結果はわかるだろう。
さて、どちらを選ぶ?
そっちでいいのか?じゃあ、飲むといい。
…ふふ、良かったな。君が選んだのは私の血が混ざっていないグラスだ。
(楽しそうに)
ははは!どうした?顔が青くなってきたな?
ふふ、私は「片方に血を混ぜた」とは言ったがもう「片方には手を加えていない」とは言っていないぞ?
そうだ。君が選んだグラスには、血の代わりに私の毒を混ぜた。それも人間が死に至るのに十分な量だ。
このままだと、君は死んでしまう。解毒も間に合わないだろうな。
だが、1つだけ助かる方法がある。
…私の血を飲んで、契りを結ぶことだ。
どうする?悠長に選んでいる暇はないぞ?
もう手足が痺れて自由に動くことも出来ないだろう?さぁ、どうする!?
そうか…血を飲む、か!
私の伴侶になるということだが、本当に良いんだな?
では、口を開けて…
んっ…ほら、私の指の傷口から直接飲むといい…
ふふ、必死になって…可愛らしいな。
だがこれで、私たちは正式な夫婦だ。
強引ではあったが、誰も引き裂くことのできない永遠の絆を手に入れた。
これからもよろしくな?私の、私だけの旦那様…
(目を覚ます)
おや…目が覚めたかな。おはよう。
状況はわかるかな?
…いや、大丈夫。ちょっと強引に連れてきてしまったからね。
まぁ…大学で君と話しているときに竜の毒を使わせてもらったんだ。君を昏倒させるくらいは簡単だ。
知らなかった?いつも君が興味深そうに見ている私のこの竜の尻尾には毒針があるんだよ。
これで、隣にいた君をプスっとやったという訳だ。
まぁ、注入する量が多すぎたら…それなりに危なかったかもしれないがな。
その後はこの自慢の翼でここまで君を運んできた。人間一人くらいなら軽々と持ち上げて飛べるさ。
しかし急に先輩が話しかけてきたらそれなりに警戒されるかと思ったが、君は完全に油断して無防備だったな。信頼されている、ということなら嬉しいが…
まだ体は動かないかな。でも目を覚ましたってことはもうすぐ毒も抜けると思う。
そんなに大した量は打ち込んでないはずだから。
ちょっと失礼。
(電話)
あぁ、執事長。彼が目を覚ました。予定通りだ。
メイドに言って、男物の着替えを用意させてくれ。室内用のカジュアルなものでいい。
それから…軽食とワインとグラスを2つ、一緒に持ってきてくれ。
そのあとは引き続き人払いを頼む。あぁ。よろしく。
(電話を切る)
さて…色々と聞きたそうな顔をしているな。
まぁ、それもそうか。私も話したいことは沢山ある。
夜は長いからな。ゆっくり話そう。
ん?そうだな。君はちょうど半日くらい寝ていたからもう夜だよ。
さて、まず何から聞きたい?
あぁ、この家か。
私の祖先たちは竜の力、そしてその竜の長大な寿命を活かして長い間 富や権力、地位を築いてきた。この屋敷も受け継がれたものだ。
今もいくつか企業を経営していてね。それなりに財力はある。君を養うなんて容易(たやす)いくらい…ね。
他に、聞きたいことは?
連れてきた理由、か。まぁ確かに気になるだろうな。
(ドアノックの音)
おっと、執事が来たな…
(ドアの外に呼びかける)
そこに置いておいてくれ。
さて…今日は昼から何も食べていなかっただろう。
大したものじゃないが、食事をとって落ち着くといい。
酒も飲めたはずだな?ふふ。
このワインは「竜の血」と言って…まぁ、名前もイカしているが味も悪くない。
ただ空腹にアルコールはさすがにきついからな。あとで開けよう。
食べながら話を続けようか。
君をここに連れてきたのは「私が気に入ったから」だ。それ以上でもそれ以下でもない。
私は君のことが好きになった。だから君を伴侶、旦那様として迎え入れ、一生をここで共に過ごすために連れてきたんだ。
いや、本当は他の手段の用意もしてあったんだが…思いのほか、君が人気なことがわかってね。中にはかなり積極的に君にアプローチをしている女もいた。
だから、やや強引ではあるものの君をここにご招待した、というわけだ。
君を狙う他の女と比べて、先輩という立場の私は少しばかり不利だったんだ。
だからちょっと焦って手荒な真似をしてしまったが許してほしい。
ん?あぁ、そうだ。私は君のことが大好きだ。愛している。君と結婚して、共に人生を歩んでいきたいと思っている。
そうだな…
改めて言おう。私と、結婚してほしい。
…そうか。竜との婚姻の伝説を知っていたんだな。
その話は本当のことだ。正式に竜と契りを結んだ人間は、部分的ではあるが竜の性質が表われ、不死に近い長大な寿命を手に入れることになる。
だが、それのどこに不満が?人間にとって死は恐れるべきものなんだろう?私と結婚すれば、死を恐れる必要はなくなる。私がいる限り孤独を恐れる必要もない。それでは駄目なのか…?
参ったな…ここまで君が反発するとは思っていなかった…
人間はもっと本能的に死を恐れて、不死になるという条件も好意的に受け取られると想定していたし…
どうしようか…
いや、君を簡単にここから出すわけにはいかない。
何よりも、私が納得できない。それに、結婚するための事務的な手続きは既にある程度終わってしまっている。
そうだな…1つ、ゲームをしようか。この賭けに勝てば、君を解放すると約束しよう。負ければ…永遠に私のものだ。
この賭けを受けないというのなら、このままここにいてもらう。私はそれでも構わないが…
ふふ、いい返事だ。では始めよう。
少し準備をする。後を向いてくれ。
…ところで、さっき竜との契りの話をしたが実際にどんなことをするかは知っているか?
簡単に言うと、契りが成立する条件は竜の血液を口から摂取することだ。たったそれだけで寿命もほぼ永遠、体についた傷もすぐに治るようになる。
もうこっちを向いていいぞ。
この2つのグラスに注いだワインは、一見同じように見えるが片方に私の血液が混ぜてある。
簡単なロシアンルーレットだ。
君にはどちらかを選んで飲んでもらう。竜の血が入ったほうを選べば…まぁ、結果はわかるだろう。
さて、どちらを選ぶ?
そっちでいいのか?じゃあ、飲むといい。
…ふふ、良かったな。君が選んだのは私の血が混ざっていないグラスだ。
(楽しそうに)
ははは!どうした?顔が青くなってきたな?
ふふ、私は「片方に血を混ぜた」とは言ったがもう「片方には手を加えていない」とは言っていないぞ?
そうだ。君が選んだグラスには、血の代わりに私の毒を混ぜた。それも人間が死に至るのに十分な量だ。
このままだと、君は死んでしまう。解毒も間に合わないだろうな。
だが、1つだけ助かる方法がある。
…私の血を飲んで、契りを結ぶことだ。
どうする?悠長に選んでいる暇はないぞ?
もう手足が痺れて自由に動くことも出来ないだろう?さぁ、どうする!?
そうか…血を飲む、か!
私の伴侶になるということだが、本当に良いんだな?
では、口を開けて…
んっ…ほら、私の指の傷口から直接飲むといい…
ふふ、必死になって…可愛らしいな。
だがこれで、私たちは正式な夫婦だ。
強引ではあったが、誰も引き裂くことのできない永遠の絆を手に入れた。
これからもよろしくな?私の、私だけの旦那様…
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