クールで毒舌な後輩とメスガキで陽キャな後輩が、貴方をめぐり、貴方を罵りながら修羅場を繰り広げるシチュエーション。彼女らからの罵倒をどうぞご堪能ください。

A.クール系毒舌後輩　
B.メスガキ系陽キャ後輩


【Bパート】

B.せ〜んぱいっ♪ おはようございますっ！

B.はい！健気で可愛い後輩が、寝坊助でグータラな先輩を起こしに来てあげましたよー♪

B.あれれ〜？そんなこと言っちゃっていいんですかぁ？

B.あたしに口答えする先輩は〜…こうだ！こちょこちょ〜！

(くすぐり攻撃)

B.ほ〜ら、先輩？さっさと今の言葉、取り消してくださいよー？

B.じゃないと、いつまでもこのくすぐり攻撃が続きますよ〜？

B.こしょこしょ…こしょこしょ…こしょこしょ…

B.ふふふ♪ はい、よく言えました♡

B.では、サクッと身支度済ませてください。あたし、下で待ってるので。

B.あ、何ですか、その顔？もしかして着替えまで手伝ってくれるとか期待しました？

B.残念でしたね。たしかにあたし、学校では優等生で通ってますけど、そこまでお人好しじゃありませんので。

B.ほら、ちゃっちゃと着替える！あたしまで遅刻したらどうするんですか！先輩、責任取れます⁉︎

B.はい。それじゃあさっさとしてくださいね。あんまり遅いとケツ、蹴飛ばしますから。


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B.せんぱーい…シャキッとしてくださいよ。隣にいるあたしまで、劣等生に見られるじゃないですかぁ。

B.嫌です。あたし、これでも先輩のお目付役なので。

B.はい。先輩のお母さんから直々に頼まれてるんですよ？「うちのバカ息子をよろしくお願いね」って。

B.ふーん…そんなこと言っちゃうんですかぁ？

B.あたし、これでも友達多いんですよ？

B.先輩の悪い噂なんて、流そうと思えば速攻で流せるんですからね？

B.ふふっ♪ 物分かりのいい先輩は好きですよ。

B.そろそろ学校ですね。それじゃあたし、この辺で失礼しまーす。

B.放課後、また一緒に帰りましょうね。せーんぱい♡


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【Aパート】

A.どうも、先輩。相変わらずこんなしけたところでお昼食べてるんですね。

A.まぁ、はい。わたしもなんですけど。お隣、失礼します。

A.…何ですか？そんな物欲しそうな顔して…ダメですよ？わたし、先輩に身体許す気はありませんから。今のところは。

A.あぁ、おかずの方ですか、紛らわしい。わたしにアーンでもして欲しいんですか？

A.いえ、だってそうじゃないですか。健気で可愛い後輩におかずをせびるイコールアーンしてほしいってことですよね？

A.なんだ、違うんですか。解釈違いですね。

A.それより、人にモノを頼む時は頼み方ってものがあるんじゃないですか？親しき仲にも礼儀ありって言葉くらい、頭の悪い先輩でもご存知ですよね？

A.つまらない意地を張るんですね、先輩って。欲しいなら欲しいと素直に言えばいいのに…

A.先輩。ちょっとこっち向いてください。

(おかずを口の中に突っ込む)

A.これで満足ですか？大好きなおかずが食べられてよかったですね。

A.いえ、あまりにも食べたそうにしていたので、口の中に入れてあげただけですが。何か問題でも？

A.いえ、大丈夫です。きちんと口の中に狙いは定めましたし、先輩の口もちょうどよく開いてましたから。

A.ということで、先輩のおかずも一品いただきますね。

(おかずを奪い取る)

A.うるさいですね。先輩の分際で文句言わないでください。

A.等価交換って言葉くらい知ってるでしょう？つまりはそういうことです。

A.はい。先輩を満足させられるだけのおかずを提供したんですから、先輩の方もわたしを満足させられるおかずを提供する義務がある、ということです。

A.ふーん？そういう態度とるんですか？

A.先輩…前にわたしのパンチラしたこと、覚えてますよね？あれ、やられたって校内に噂流してもいいですか？

A.卑怯？いえ、そもそも先輩がわたしに偉そうな態度とるからいけないんです。

A.ヘタレでダメダメな先輩はわたしの言うことを聞いてればいいんです。わかりました？

A.分かればいいです。そろそろ教室に戻りましょう。授業に遅刻すると内申点下がりますので。


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【共通パート】

B.せーんぱいっ！一緒に帰りましょう！

A.あの、先輩。今日は一緒に…って、先輩。その人、誰ですか？まさか先輩の…

B.あれ〜？先輩、あたし以外に女がいるなんて聞いてませんけど〜？どういうことか、説明してもらえますかぁ？

A.わたしも聞きたいです、先輩。非モテ街道まっしぐらなはずの先輩がどうして隣に女を侍らせているんですか？はっきり言って意味わかんないですよ？

B.まぁここで立ち話もなんですし、一旦場所を変えましょう。とりあえず先輩のお家で♡

A.先輩の、お家…行きましょう。そこでじっくりたっぷりお話ししましょう…ね？


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A.あの…ちょっとくっつきすぎじゃない？先輩の恋人でもないくせに。

B.ふふふ〜♪ 実はそうだったら…って言ったらどうする？

A.それはあり得ない。先輩の様子を見れば分かる。貴女は先輩の恋人じゃない。

B.案外めざといんだ。いかにも恋愛に興味ないって顔してるくせに。ま、先輩と近しい仲であることは事実だけど。

A.先輩と、近しい仲……へー、そうなんだ。それを言うならわたしもだけど。いつも先輩とお昼一緒にしてるし。

B.はっ？先輩、お昼はいつも一人って言ってましたよね？あれ、嘘だったんですか？先輩の分際で、あたしに嘘ついたんですか？ねぇ、そこんとこどうなんですか？ちゃんとあたしに分かるように教えてくださいよ…

A.先輩をあまり困らせないで。しつこい女は嫌われるよ？まぁ、もう既に嫌われてるかもだけど。

B.(舌打ち) えっとさぁ…あまり調子に乗らないでくれる？あたしだって、先輩を毎朝チューで起こしてるしー。それができるくらいには超仲良しだからー。

A.…先輩？女の子に朝チュンで起こされるようなうらやまけしからんご身分だったんですか？マジで論外なんですけど。なんか許せません。

B.ふふっ♪ 女の嫉妬って醜いね。先輩に嫌われちゃうよ？

A.調子に乗らないで。先輩に鬱陶しいって思われてるの、まだ気付いてない？可哀想だね。

B.(舌打ち) うっざ…先輩、とっとと家に行きましょう。そこでこの女とケリつけますから。


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A.ここが先輩のお家…お邪魔します。

B.お邪魔しまーす♪ 先輩、あたし、ジュースが飲みたいでーす♪

A.じゃあわたしはお茶で…よろしくお願いします。


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B.さて…ひと息ついたところで、チャチャッと決めちゃいましょうか。あたしたちのどちらが先輩のそばにいる資格があるか…

A.先輩は黙っててください。大体、先輩が二股をかけるから、こんなことになってるんですよ？もっと反省してください。

B.たしかに。あたしも先輩のような非モテ男が二股をかけてること自体、予想外だったんですけど。

A.で、先輩？先輩はわたしとこの女、どちらを選ぶんですか？両方なんて言い出したら、目ん玉とキンタマ潰しますよ？

B.ギャルゲーじゃないんだからさぁ…両方とかありえないから。いくら脳みそ空っぽの先輩でも、それくらい分かりますよね？

A.優柔不断ですね、先輩は…仕方ありません。こうなったら実力行使です。

(Aがくすぐり攻撃)

A.いかがですか？くすぐりでサクッとわたしに堕ちちゃってください。

B.ちょ、何やってんの⁉︎ あたしもやるし！こちょこちょ〜！

(Bもくすぐり攻撃)

A.先輩…わたしの方が上手くくすぐれてますよね？そうだと言ってください。

B.せんぱぁい…あたしの方がいいですよね？いいって言わないと、もっと酷いことになっちゃいますよぉ？

A.こしょこしょ…こしょこしょ…こしょこしょ…

B.こちょこちょ…こちょこちょ…こちょこちょ…

A.埒が開きませんね。先輩も息絶え絶えですし…

B.もー、先輩ってばぁ…全然どっちかって言ってくれないんですから…

A.どうする？どうにかして先輩にはどちらかを選んでもらわないと…

B.だねー…じゃあさ、こういうのはどう？

(囁き声で)

B.先輩のざーこ♡ そんなに弱っちくて恥ずかしくないんですかぁ？

A.なるほど、理解した。先輩を耳元で罵ることで感じさせた方の勝利、というわけだ。

B.そそ。先輩って実はドMだからさぁ、ちょっと悪口言っただけで口元にやけてんだよねー。

A.わかる。いつもちょっとニヤついてて気持ち悪いと思ってた。まぁ今回はそれを利用させてもらうんだけど。

B.じゃ、やるよ。勝っても負けても、恨みっこなしだからね？


〜〜以下、囁き声で〜〜

B.ざーこ♡ 先輩のざーこ♡ ホントザコいですよねー、先輩って…

A.先輩…何罵られてニヤついてるんですか？正直、キモいですよ？自重してください。マジでキモいですから。

B.だねー…先輩ってぶっちゃけキモいよねー。そんなキモい先輩も両手に花なんですから、人生って分かりませんよね。

A.最低な男ですよね、先輩は…年下の後輩女子二人を手篭めにするなんて…最低。ホント最低です。

B.ふふっ♪ どんだけ罵られたいんですかぁ？先輩って男として終わってますよね。ぶっちゃけ、クズです。ゴミクズです。

A.そんなゴミクズな先輩も、わたしたちがいるから、多少は価値が持ててるんですよ？そのこと、しっかり自覚してくださいね？

B.ほーらぁ…鼻の穴ひくつかせてるんなら、鳴けよ。豚らしくさぁ…ふふふ♪

A.マジで鳴きましたね…キモすぎです。ドン引き不可避レベルですよ、今のは。

B.キモーい♡ 先輩、マジでキモーい♡ あり得なーい♡

A.先輩、気色悪いです…ちょっと鳥肌立ってきました。責任取って、わたしと籍入れてください。

B.ちょっとぉ…何どさくさに紛れてプロポーズしちゃってるわけぇ？この泥棒猫。

A.うるさい。貴女こそ先輩にベタベタくっつきすぎです。このクソビッチが…

B.やーん、怖〜い♡ 先輩、この女、すっごく怖いです〜♡ 男らしく守ってくださ〜い♡ あ、先輩に男らしさ期待するだけ無駄でしたね。無茶言ってすみませんでした。

A.先輩、こんな尻軽女選んだら後が大変ですよ。浮気されまくって、先輩のクソ雑魚メンタルが保ちません。ここは一途キャラのわたしを選ぶのが賢明かと。

B.ちょ、酷いこと言うね。あたし、こんなナリだけど、誰にでも身体許すわけじゃないし。ねー、先輩？能無しの先輩でも、それくらいは理解できますよね？

A.先輩…そろそろ態度をはっきりさせてください。みんな仲良くハッピーエンドなんて100%あり得ませんから。さ、早く。

B.先輩…あたしもそんな気が長い方じゃないんで、サクッと決めちゃってください。先輩のこと、たくさん可愛がってあげますよ？


A.わたしを選んでくれますよね？先輩…？
B.あたしを選んでくれますよね？せーんぱい？

・台本（ゆるボイ！）
クール系毒舌後輩とメスガキ系陽キャ後輩の仁義なき戦い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎