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先生がヤンデレ女子に自由を奪われて迫られる話
written by かよ!
  • インモラル
  • 切ない
  • 拘束
  • 学生
  • メンヘラ
  • ヤンデレ
公開日2022年10月26日 10:28 更新日2023年01月02日 17:25
文字数
1998文字(約 6分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
保健室登校の女子高生
視聴者役柄
養護教諭
場所
ラブホテル
あらすじ
先生が、いけないんですよ?

ラブホテル。水族館ぽい内装の部屋で先生をベッドに縛り付けてる状態で始まります。
どうやって連れ込んだんだろう?とかそういうことは今は考えるな。いいな。
本編
ラブホで先生をベッドに縛り上げてる所から開幕です
以下本編。

____________________________________

あっ。先生。
おはようございます。
そんなに驚かなくていいんですよ。
ここには私しかいないので。
そんな事より見てください。
良いお部屋ですよね。
ちょっと水族館みたいな内装で。
ふふ。
電光掲示板みたいなので部屋を見た時、ここしかないなって思ったんです。
気に入ってくれました?

そんな事より?
もう。先生も喜んでくれるかなって思ったのに。

手足……動かないの。気になります?
えへへ、ごめんなさい。
本当は私もこんな事したくないんですけど。

今日は、どうしても成されるがままでいて欲しくて。
だって、先生いつも逃げちゃうじゃないですか。

ほんと、先生っていっつもずるいですよね。
期待させるようなことばかり言って。
私の心めちゃくちゃにする癖に。
それでいて最後は独りで正しくあろうとするなんて。

だめです。そんなのだめだめです。

だって私は、間違ってるらしいんですよ?
何にも悪いことなんてしてないのに。
みーんなに言われるんですから、家の人にも、クラスの子達にも。

ふふっ。あははは。
何の話か、分からないですよね。

それは……当たり前です。

先生。
私が保健室登校をしている理由。
ずーっと、聞いてくれませんでしたよね。

「自分から話すまでは、そっとしておくべきだと判断した」だとか、優しい、他人みたいな言葉……今は聞きたくないです。

私、待ってたのに。

私、聞いて欲しかった。
踏み込んで欲しかった。
全部を聞いて、その上で。
全部、受け入れて欲しかった。

愛し合う二人みたいに。

だから……聞いて下さいね?
先生。
(ぱちぱちとブラウスのボタンを外していく)

私、間違っているらしいです。
何にも悪いことなんてしてないのに。
理不尽に傷を付けられて。
首筋に痕を付けられて。
(ブラウスがベッドの上にハラリと落ちる)
何にも悪いことなんてしてないのに。
なんで……なんで私があんなこと言われなきゃならないんですか。
間違ってるって言われなきゃ、
酷いこと言われなきゃならないんですか。
物投げ付けられたり、
煙草押し付けられたりしないといけないんですか。

皆、皆、誰も……何も、知らない癖に。
私の気持ちなんて知らない癖に。
興味だってない癖に。
同じ目にあったことなんてない癖に。

みんな、みんな、みんな大嫌い。

ふふっ。あははっ……。あは。
先生。今すごい顔してますよ?
幻滅しました?
してない、ですか。よかった。

えへへ。
でも……先生と過ごす時間は、幸せでしたよ?
優しくされて、どきどきして、甘い夢を見るたびに、ずたずたの心が鎖に締め上げられるみたいに苦しかった。

洗い流さずに縫い合わせて、じくじくと膿んで腫れた傷口みたいに、心が痛くて痛くて堪らなかった。

幸せであればあるほどに、
そうでない時間の絶望が、
白に黒を垂らしたみたいに克明で。
その落差に毎日毎日、突き落とされるみたいで怖かった。

先生が居るから、居てくれるから……
穢れた自分を捨ててしまいたくなるような夜も、乗り越えられちゃったんですよ。
そこで終わっておけばずっと楽だった筈なのに。

ふふ。
キラキラした思い出が出来る度、
ドロドロした毎日が光るから、
悲しみに浸って自暴自棄になって、
全部を諦める事すら出来なくて、
いっそ見捨ててくれればいいのにって、
そしたらこんなにも辛い気持ちにならなくて良いのにって……
何度も、何度も思ったんですよ?

先生。
これって、罪だと思いませんか。
先生のせいで、
私の毎日めちゃくちゃなんです。

悲しい事一色に出来ないんです。
こうやって、甘い希望を差し出されるから全てを麻痺させていくことも出来ない。

もっともっと欲しくなるんです。
足りなくなるんです。

先生、覚えてますか?
あの時……言ってましたよね。
何処へ行っても私を見つけてくれるって。
嘘じゃないですよね?
こんなに間違った、悪い子の私でも……ちゃんと見つけてくれますよね?

ふふっ。あははは。
いいえ。見つけてくれなきゃダメです。
だって約束しましたもんね。
約束は守られる為にあるんですから。

だから。
先生はこれからずっと私を見つけ続けるんです。
私だけを見ていればいいんです。
間違った私と、これから間違う先生とで、群れからはぐれた二匹になるんです。

だから。
選んでください。先生。
倫理とか、モラルとか、矜恃とか……。
そんなモノより私が大切だって、そう言って下さい。
私には、先生しか、居ないんです。
他に何も要らないんです。
先生だけ居てくれれば、それで。

先生も、そうでしょ?
私が居れば、他に何も要らないって、そう言って下さい。

私の膿んで汚れた傷を、
先生が濯いで、綺麗に縫い直して下さい。
全部忘れさせて下さい。
ちゃんと愛してるって証を下さい。
そうして私と間違って、あんな日常から私を奪って……。

助けて、助けてください。

好きって……好きって言ってよ……。

先生になら、幾ら傷付けられても構わないから……だから……。

愛してるって言ってよ……。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
先生がヤンデレ女子に自由を奪われて迫られる話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
かよ!
ライター情報
主に男性向け(女性演者向け)のシチュエーションボイス台本を投稿してます。

切ないの多めかも。

◆フリー台本について

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(喜ばせたくなければ教えなくてもいい)

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細かい所とか全然好きに変えて読んでくれちゃってOK。


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