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関西弁のレンタル彼女は俺の初恋の人で、お見合いのこと伝えたらヤンデレ化した
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • 嫉妬
  • 純愛
  • ヤンデレ
  • 関西弁
  • レンタル彼女
  • 初恋
  • 壁ドン
  • キス
公開日2022年11月09日 08:18 更新日2022年11月09日 08:18
文字数
2600文字(約 8分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
レンタル彼女
視聴者役柄
成人男性
場所
某所
あらすじ
お見合い前に最後の女遊びでもしておこうと、貴方はレンタル彼女を予約してデートすることにした。貴方の小学校の頃の初恋の人にどことなく似ていた彼女とデートを楽しむが、彼女がその初恋の人当人であることが明らかになって…?
本編
やっほー、お待たせやねぇ。
今日はわざわざ来てくれておおきにな。
君とのデート、めっちゃ楽しみに
してたで。


うん。ほな行こか。手ェ貸して?
恋人らしく繋ぎながら行こ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


へー…美味しいやん。ここのクレープ。
ウチのために事前に下調べしてくれたん?


あ〜、そうなんや。おおきにな。
君、できる男やねぇ。マ、シットッタケドナ。


ううん。何もあらへんよ。
次、どこ行く?


あ、特に無いなら
次はウチが決めてもええ?


うん。じゃあ次は
近くのショッピングセンター行こか。


ウチ、ちょうど服買いたい思うてたんや。
君の意見も聞かせてくれると助かるわぁ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ねね、これなんかどうや?
めっちゃ可愛いと思わへん?


あはは!君、顔真っ赤やなぁ!
どうしたん?やっぱ女の子の下着
間近で見るのは恥ずかしいん?


いやいや。何言うてんねん。
下着も身体に着けるもんなんやから
立派な服やろ。


ふふふ…照れてる君も
可愛いんよ。好きになりそうや。


はいはい、ごめんて。
ちょいからかいすぎたな。


じゃ、ウチ、これ買ってくるさかい。
君はそこで待ってて。


え?いや、ええよええよ。
無理に付き合わしたのウチやし、
自分の分くらい自分で買うけぇ。


んー…まぁそこまで言うなら
お言葉に甘えよか。ありがとうな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なー、そういやさっきから
聞きたかってんけど…君、
なんでウチを指名してくれたん?


いや、前にも聞いたけど君、
答え濁して、はっきりとは
言ってくれんかったやん。なんで?


ええよ。
ちょっとくらい恥ずかしくても
笑わへん。それで?


ふーん…ウチが君の初恋の人に
似てたからかぁ…
ちなみにそれ、何歳ん時の話や?


あはは!小学生かいな!
めっちゃ昔やん!


十年以上も前やのに、
なんでウチがその子と似てるって
わかるんや!


あ〜、ごめんて。
そない怒らんといて。
ウチが悪かったから。な?


もう笑わへんから
話の続き、聞かせてーな。
お願い。このとおりや。


ん、おおきに。それで?
その子とは結局、どうなったん?


そっかぁ…告白できず
じまいやってんな。
ま、初恋なんてそんなもんやろ。
あんま気にせんとき。


へー…その子も関西弁やったんや。
すごい偶然やね。そないなこともあるんやね。


せや。君にばっか恥ずかしい話させるのも
アレやし、ウチの初恋の話でもしたろか。


ウチも小学生ん時やったかな…
まぁそれまでは気にもかけてなかったんよ、
その子のこと。


でもな…ウチ、関西弁やん?
変な口調って笑われていじめられてたこと
あったんよ。


でもその男の子が
ウチの話し方は全然変じゃない!って
庇ってくれたんよ。


その後はいじめっ子たちと
殴り合いの喧嘩してたけどな。
まぁボロ負けやったで。その子の方が。


でな、ウチが庇ってくれて
ありがとう言うたら、ニカって笑うて
「全然よゆー!お前、可愛いもんな!」って
言うてくれたんよ。


それがすごい嬉しゅうてな…
今でもその思い出はウチの大切な宝物や。


ん?どないしたん?
なんか気になることでもあった?


そ?なら続けるで。


その後は、友達として普通に仲良うしとった
んやけど…その子、親の都合でよその学校に転校してもうてな。それからは会えずじまいや。


当時は携帯なんて持っとらんかったし、
連絡先も知らんまま別れたしな。


やから…こうして会えんのは本当に
嬉しいんよ。久しぶりやね。


せやで。ウチが君の初恋の人や。
そしてウチにとっても君が初恋の人
っちゅーわけや。


こうして会えたのも
なんか運命感じるな…へへっ♪


せっかくレンタル彼女として
指名してくれたんや…
君、このままウチの彼氏にならへん?


そ。ホンマもんの彼氏。
ええやろ?ウチ、今でも君のこと
好きなんよ。


え…は?お見合い?なんやそれ…
じゃあなんで今日はウチを指名して
デートしたん…?


あ…ははっ!何やそれ…
つまりアレか?ウチは君の
思い出の女になれっちゅーことか?


そらたしかにな…お嫁さんできたら
おいそれと女遊びできんようなるしな。
最後の思い出作りしようとすんのも
分からんくはないわ。


でもな…そんなんアカン。
絶対許されへん。


せっかくお互い両思いの状態で
会えたのに…君の親が勝手に決めた
お見合いで、このままさよなら
バイバイなんてさせへん。


君、まさかそのお見合い受ける気や
あらへんな?


なんで目ェ逸らすんや?
ちゃんとウチの目見て答ええや。


ふふっ…あはは!
なんや、その子に会って
すでにほだされてしもうたんか。
そらアカンわ。


な、ちょっとそこの壁んとこ立って?


ええから、早く。文句は言わさへんで?


ん…それでええな。ほな、失礼するで。


(壁ドン)


どないや?
初恋の女から壁ドンされる気分は?


ほら…周り見てみぃ。
こんな街中で堂々とくっついてる
若い男女、めっちゃ目立っとうやろ?


なぁ…このままウチを抱く?
それとも突き飛ばして逃げる?どっちや?


ちなみに突き飛ばされたらウチ、泣くで?
君に酷いことされた言うて周りに
訴えかけるで?


卑怯ってなんや。
卑怯なのは君やろ。


ウチを十年以上放ったらかしにして
やっと会えたと思うたら、
今度はお見合い受けるやて?


そんなん、あんまりやろ。
ウチの気持ちを何だと思うとるんや。


せやな。ウチもビックリや。
まさか十年以上もおんなじ人に
恋してるなんてな。


一応、これでも今まで色んな男の人と
付き合ったり告白されたりしたことはあるんよ。


でもな…君より良い男の人はおらんかった。
ウチん中では、今でも君が一番や。


まさかレンタル彼女として君に
再会できるなんて思わんかったわ。
このチャンスは絶対逃がさへん。


大体なんや、お見合いて。
今どきは自由恋愛やろ?
時代錯誤も甚だしいわ。
そんなん、とっととお断りしぃ。


ええ。もう言い訳は聞きとうない。
君はウチのモンになる。これは決定事項や。


なぁ…いい加減目の前の女に集中しぃ。
優柔不断は時として罪なんやで?


しゃーないなぁ…今回は
ウチがリードしたげるわ。観念しぃ。


(キス)


もう後戻りはできへんで。
ウチのファーストキス捧げたんやからな。


当たり前や。他の男と付き合った言うても
良くて手ェ繋ぐまでや。唇まで許したんは
君が初めてやし。


ん?あぁ、レンタル彼女やってるんは
単なるお小遣い稼ぎや。男の人と手ェ繋いで
食事するだけでお金もらえるんや。
ええ商売やろ?


ま、こうして君に出会えたことやし、
もうやめるけどな。レンタル彼女。


ウチが本当に好きなんは君だけや。
初恋が叶わんなんてジンクスは
今ここでウチが潰したる。


これからはホンマもんの彼女として
よろしく頼むで…彼氏くん?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
関西弁のレンタル彼女は俺の初恋の人で、お見合いのこと伝えたらヤンデレ化した
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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