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お姉さんな魔女型魔法兵器はマスターを独占しないと気が済まない
written by 松平蒼太郎
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公開日2022年11月10日 19:33 更新日2022年11月10日 19:38
文字数
1960文字(約 6分32秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
人型兵器
視聴者役柄
テロリストの男
場所
某所
あらすじ
テロリストの男は世界各地をめぐり、己が敵と見定めたモノを破壊してまわっていた。しかし、そんな彼には悩みの種があった。彼は行く先々で、とある最新型兵器につけ回られていた…
本編
ご機嫌よう、マスター。
今夜は月が綺麗ね。
わたしのモノになる覚悟は決まった?


ふふふ…そう。
相変わらずつれないのね。
やっぱりマスターってば面白いわぁ。


どうしてわたしの魔法がうまく効かないのか、
とっても興味があるのだけれど。


もぅ…少しはわたしに興味を持ってくれても
いいのに…イケズなんだから。


ちょっとぉ…いい加減、
名前くらい覚えてくれる?
何度も会いに来てる女に向かって
「誰?」は失礼じゃない?


なら改めて自己紹介を。
魔法と科学が融合した
最新型兵器…
コードネーム『ウィッチ』。
以後お見知り置きを。マスター。


いいじゃない。マスターを
選ぶ権利は兵器側にあるのよ?
そしてマスターとなる人間は
それを受け入れるしかない。でしょ?


あら、そう?できる?
わたしを破壊することが…


たしかに壊されるなら
マスターの手で壊される方がいいわね。
でも今はまだその時じゃない。


えぇ。貴方にはわたしの正式な
マスターになってもらわないといけないの。
これが何を意味するか、わかる?


そう。わたしを
一生そばに置かなきゃいけない。


そしてマスター…わたしが
貴方の敵を全て破壊してあげる。


そうよ。貴方のテロリストとしての
活動を手伝ってあげると言ってるの。


気に入らないモノは全て叩き潰す。
それが貴方の生き方でしょう?


わたしの魔法はきっと貴方の役に立つと思うの。


えぇ。だってわたしの魔法は万能だから。


どんな相手だって隷属させられるし、
貴方が必要とするものは何でも作り出せる。


それに兵器としてもかなり
優秀な自信があるわ。


火力・索敵・機動性…どれも
そこらのボンクラ兵器とは比較にならない。


それはこれまでわたしを見てきた
マスターならよく分かっているでしょう?


マスターにとってわたしって
とってもお買い得だと思うのだけれど。


そう…あくまでわたしを拒むのね。
どうして?理由、聞かせてもらえる?


あははっ…!そう…
気に入らないから、ね。
なるほど、貴方らしいわ。


だったら…無理にでもわたしの前に
跪かせてあげる。覚悟しなさい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あら…逃げられちゃった。
引き際はちゃんと心得ているのね。
賢いマスターだこと。


あーあ…お洋服がボロボロ。
ちょっと深追いしたら、
手痛い一撃食らっちゃったわ。
またおめかしし直さなきゃ。


でも…ふふふ♪
これくらい張り合いがないと
つまらないわ。


やっぱりあの人こそ
わたしのマスターにふさわしい。
絶対、手に入れなくちゃ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あらあら…無様な格好。
それでもわたしが認めたマスター?


敵が多すぎるというのも
考えものね。どう?
わたしを専属の兵器として
使う気になった?


あはは♪ こんな時にまで
強がっちゃって…いいの?
このままだと貴方、死ぬわよ?


でしょ?まだ死ぬわけには
いかないわよね?


だったらわたしと契約しなさい。
そしてわたしだけを一生愛すと誓って?


ほら…もう敵が目前に迫ってる。
貴方に選択肢は一つしかない。
さぁ、早く。


いい子…よくわたしを選んでくれたわ。
それじゃあ誓いの口づけ、してあげるわね。


(キス)


やっと手に入れた…!
わたしだけのマスター…!


今からわたしは
貴方だけのために戦う兵器。


貴方の敵は全てこのわたしが
壊してあげる。


さ、ご命令を。マスター。
貴方はわたしに何を望むの?


了解よ。そこらの有象無象を
全て跡形もなく破壊してくるわね。


えぇ、任せておいて。
本物の魔法の力、見せてあげる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お待たせ。全部片付けてきたわよ。
さっ、帰りましょうか。
わたしたちだけの愛の巣に♡


当然でしょ?専属の契約を結んだんだから、
朝から晩まで二十四時間、マスターは
わたしと共にいなくちゃいけないの。


身も心もわたしに委ねて?
そうしたら今よりとても楽になるから…


今からマスター専用の、
特別な魔法をかけてあげる。
マスターが弱っている今のうちに。


やめないわよ。貴方はわたしだけの
マスターだもの。万が一にも
他の女に取られるわけにいかないわ。


わたししか見向きできなくなる
ようにしてあげるから…安心して目、閉じて?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おはよう、マスター。
よく眠れた?


そう、よかった。
じゃあ早速だけど、
わたしの名前を呼んでみて?


正解。やっとわたしの名前を
覚えてくれたわね。


ふふふ♪ 嬉しいこと言ってくれるじゃない♪


そうよね。愛する女の名前を忘れる
わけがないわよね。だって貴方は
わたしだけのマスターだもの。


(抱きしめられる)


ふふっ…マスターったら、いきなり抱きついて
くるなんて、甘えん坊さんね。よしよし…


えぇ、もちろん。
マスターの願いなら
何だって叶えてあげる。
わたしの持つ魔法の力で。


さぁ、マスター…?
わたしのこと、もう一度好きって言ってくれる?


はい、よく言えました。えらいえらい。


その調子でわたしのこと、
これからもずっと愛してね?


約束、だからね?うふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お姉さんな魔女型魔法兵器はマスターを独占しないと気が済まない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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