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メンヘラヤンデレ彼女から助けてくれた女友達もまた、俺のことを狙う狡猾なヤンデレだった
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • 告白
  • インモラル
  • ヤンデレ
  • 女子大生
  • サバサバ系
  • ダウナー風
  • 逆NTR
  • 盗聴器
  • 友達
公開日2022年11月25日 19:23 更新日2022年11月25日 19:23
文字数
2242文字(約 7分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女友達
視聴者役柄
男友達
場所
女友達宅
あらすじ
ヤンデレでメンヘラな恋人に追い詰められていた貴方を助け出したのは、貴方と恋人の共通の友人であった。友人に連れ出され、彼女の家まで避難することになったが、そこで貴方はある違和感を覚えていて…?
本編
よっすー。助けに来たぞー。


ちょっと〜…何泣きそうな顔してんのさー。
いい歳した男が情けないぞー?


はいはい…怖かったね。よしよーし…


しっかしまぁ、君も災難だよねぇ。


身勝手な彼女にさよならバイバイしたと
思ったら、突然襲われるんだもんねぇ…


いや、ホントごめんね?
あたしの友達がさぁ…あれでも
ホントはいい子なんだよ?


あたしも電話越しに色々
忠告はしたんだけどさー…
あんま効果なかったみたい。


ていうか、むしろ悪い方向に
作用しちゃったかも。
それに関してはホントごめん。


うーん…君っていう彼氏ができて
舞い上がっちゃったのかなー…


ちょっと自分勝手というか、
自己本位なとこが出ちゃってさー…


まぁ話を聞く限りだと、君が
優しすぎたのかもしれないけど。


うん。あの子、君のこと、何でも自分の
言うこと聞いてくれる彼氏ができたって
言ってたから。


っていうか、ずっとここで長話してると
あの子帰ってきちゃうね。
とりあえず出よっか。


うん、一旦あたしん家に避難しよ。
これからのこともそこで話そっか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


はい、ここがあたしん家。
どう?割と普通じゃね?


でしょー?
ま、自宅に飾り気なんて
求めても仕方ないしね。


…うん、とりあえず
落ち着いたみたいでよかった。


ここまでの経緯、いったん整理してみよっか。


まず、彼女の身勝手な言動に
いい加減嫌気がさした君は彼女に
別れを切り出した。


で、寄り戻そうとされて、それを
断ったら、今度は自宅に
上がり込まれてたと。


そこでナイフ突きつけられて
無理やり首を縦に振らされた。
ここまではOK?


うん。で、これからどうするかなんだけど…


え?あぁ、うん。彼女呼び出したのは
あたしっていうか、あたしの友達。


用事があるって呼び出してもらって、
その隙にあたしが君を助け出すっていう寸法。
納得した?


そーいうこと。で、話を進めるけど…


もー、なにー?これから大事なこと
話さなきゃいけないんですけどー?


……あはっ。あはは…!


いやー、ごめんごめん。
なんか君、怯えてた割には鋭いなぁって…


流石じゃん。あたしの
見込んだ男なだけはあるね。


はいはい、ジッとしてなー…
スタンガン、当てられたくないでしょ?


あーあ…君の勘が良くなければ
このまま穏便に話を進められたのに…


「勘の良いガキは嫌いだよ」ってね。
いや、君のことはむしろ好きなんだけど。


まぁ、回りくどい真似はここまでにして…
君、あたしと付き合おっか?


ふふふ…なーに?そんな意外?
あたしが君に告るの…


えー?そうだっけ?
あたし、そんな男に興味ないって顔してた?


あー、たしかに。
サークルとか合コンとかで
言い寄られてもテキトーに
あしらってたし。


ま、でもその理由は今分かったでしょ?
君以外の男に興味がなかった。そんだけ。


つか、許せないよねぇ〜。
あたしの方が先に目ェつけてたのに
あの子がしれっと君のこと
掻っ攫ってったんだからさぁ…


もちろん、表向きは祝福したよ?
「いい人見つけられてよかったね」って。


だからさぁ…今回、君があの子と
別れてくれたお陰で、あたしにも
チャンスが回ってきたってわけ。


このビッグチャンスを逃すほど
あたし、のほほんと生きてないから。


で、さっきの答え合わせだけど…君が正解。


なんで今回の件で
蚊帳の外にいるはずのあたしが
君の居場所を突き止められたのか…


君、彼女に脅されてる真っ最中で、
あたしに連絡してる余裕なんてなかったもんね?


じゃん♪ これ、なーんだ?


そ。盗聴器。
けっこう高かったんだよー?これ。


前にあの子と君とあたしとで
出かけたことあったじゃん?
あの時に君のお出かけ用の
カバンに…ね?


24時間365日、君の声が
聴けるようにこっそり
頑張ってたわけだけど…


君が家に帰ってきて、
別れたはずの彼女の声が聞こえて
きたんだもん。ビックリしちゃった。


最初はいつの間に寄り戻したんだって
思ったけど…会話から察した。
向こうが一方的に寄り戻そうとしてる
だけだって。


で、あとはさっき説明したとおり。


友達使って彼女を君から引き離して
あたしが君を助け出す。完璧な
シナリオでしょ?


まーまー。そんな怯えなさんなって。


あたしはあの子と違って
無闇に君を傷つけたりしないしー。


ちゃんと君のこと、尊重するよ?
まぁそれなりに好きな男に尽くす
女だと思ってもらえれば。


信用できない?じゃ、これから
信用してもらおっかな…身体を使って、さ。


(抱きしめる)


あの子も言ってたけど
君ってホント隙だらけだよねー…
こんな簡単に捕まえられるなんて。


こらー。あたしを引き剥がそうとしない。
据え膳食わぬは何ちゃらって言うでしょー?


ていうかあの子のこと、もう嫌いなんでしょ?
だったらあたしに乗り換えなよ。
案外、そっちのがすっきりするかもよ?


ふふふ…可愛いなぁ、君は。
高校時代と何も変わらない。


君はあたしのこと忘れてるだろうけどさー…
あたしたち、同じ高校のクラスメイト
だったんだよ?


そそ。しかも同じ委員会で活動してたし。


地味メガネって呼ばれてた
ちょーダサい女。覚えてない?


そうだよ〜…見違えるレベルで
可愛くなったでしょ?


大学デビューして頑張ったからね〜。
君に言い寄るために。


もっとも、そうやって女磨きしてる隙に
あの子に君のこと盗られたわけだけど。


陰険な奴でごめんねー?
ま、しょうがないよね。
恋愛競争ってそういうもんだし。


あのクソメンヘラ女から君のこと、
きっちり奪い取ってあげる。


キスマとかたくさんつけてさぁ…
あたしのモノだって証もいっぱいつけるし。


メンヘラ女なんてとっとと
捨ててあたしにしときなって。
悪いようにはしないからさぁ…


つーことで、これから彼女としてよろしく〜。
か・れ・し・君?ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
メンヘラヤンデレ彼女から助けてくれた女友達もまた、俺のことを狙う狡猾なヤンデレだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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