用事を済ませて家に帰ると、鬼族の女友達が自分の家の如くくつろいでいた。貴方の姿を見るや否や、ホテルまで行こうと誘われ、それにホイホイついていった貴方だが、そこで彼女の独占欲の強さに戦慄することになって…？

あー、おかえりー。お邪魔してんねー。


んー？あたしがここに居んのがそんな不思議？


いや、だって付き合ってんじゃん？あたしら…


え、何その認識の相違…友達だと思ってたの？あたしのこと…


マジかー…どうする？わからせられたい？


あー、そう。やっぱ勘弁して欲しい？


じゃあ仕方ないなー。このポテチ一袋全部もらうってことで、手ェ打っといてあげる。


太らねーし。あたし、そもそも太らない体質だから。遺伝的に。あと鬼だし。


角〜？普段は隠してるよ。人間に擬態する練習するって意味で。出して欲しい？


はいよー。そんじゃ、ニョキっと…


どーよ？完璧に強そうな鬼じゃね？


おーい？だれが病気がちな鬼だって〜？


あたしが強い鬼だってこと、わからせてあげなきゃね〜？ギュー…


(抱きしめる)


んあ〜…いい抱き心地。最高じゃん…


ん〜？全く動けない？


そりゃあそう。鬼に両手で抱かれて動ける人間とかいないから。


ちな、あたし、鬼ん中でも結構小柄な方。180後半だし。


そーそー。鬼って二メートル越えがほとんどだから。あたし、チョーチビなんよねー。


えー？これ以上デカくなられたら困る？　


そっかー…じゃああたし、チビでよかった。


そーだ…久しぶりにホテル行かね？


うん。君のこと、ベッドで抱きたくなった。ダメ？


家でもいいけどさ〜…ちょっとお出かけしたくない？


最近、割と家に篭ってたし。君もでしょ？


でしょ〜？じゃ、行くかぁ。化粧するから待ってて。


え、してないよ？君の家に来るまではすっぴんで来た。めんどかったし。


…え？あ、そ…すっぴんでも可愛い、かぁ…ふーん…


と、とりあえず洗面所借りるね。


君も出かける準備しといて。よろしく〜。


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ヤバ…潮吹きすぎた。


久々にヤると、まーじビショビショになる…


てか大丈夫？生きてますかー？


おー、よかったー。君に死なれたら、あたしも生きてる意味なくなるし。


ホントホント。あたし、これでもけっこう君に依存してんだよ？


君が他の女の子とベッドインしたのを想像しただけでもう、ね…？


……あ〜、その反応、マジだったりする？


ねぇ、どうなのー？教えてよー？


あはっ…君、嘘つけない性格だね。正直で結構。


(首絞め)


ねー…ダメっしょ〜？あたしという彼女がいるのに、他の女と寝ちゃあ…


首絞めてるけど、これでもかなり手加減してっからね？


本気出したら君のこと、瞬殺しちゃうから。


それとも何？君の認識ではあたしとは付き合ってないから、他の女と寝てもオッケーってこと？


人間だからって君を甘やかしたのは間違いだったかぁ…


だったら、本気でちゃんと分からせなきゃ、ね？


(首締め終わり)


ごめんねー？苦しかったでしょ？


今から君のショボンでるソレ、徹底的に虐めてあげるから。


鬼の力で握られたりしゃぶられたりしたらさぁ…ちょろっとヤバいよねー。


そ。さっきよりギア上げてくから。覚悟してよー？


てことで、賢者タイムはおしまい。ほら、仰向けに寝転がって？


ダメだって…鬼を怒らせたら怖いってこと、分かってもらわなきゃ。


いくら心の広いあたしでも堪忍袋の緒が切れることだってあるんだよ？


君ってあたしのこと、セフレか添い寝フレンド程度にしか思ってないよね？それじゃあダメなんだよなー。


今夜で君の本命の彼女になるから…死ぬ気で受け止めてよねー、あたしのこと。頼んだよー？

・台本（ゆるボイ！）
ダウナーな鬼族の女友達を嫉妬させたら、ホテルで搾り尽くされた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎