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憧れの上司はあなたをつけまわすストーカーだったようです
written by ソライヌ
  • 監禁
  • シリアス
  • インモラル
  • 拘束
  • 先輩
  • ストーカー
  • ヤンデレ
公開日2023年02月20日 21:51 更新日2023年02月20日 21:51
文字数
1976文字(約 6分36秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
憧れの上司(ストーカー)
視聴者役柄
後輩
場所
山奥の先輩宅
あらすじ
~あらすじ~
異様な雰囲気が漂う山奥の家、そこが憧れの先輩が住んでいる家だった。
招待されるがままに部屋を進むと、コレクションルームを見ていかないかと提案されて…??
本編
はい、到着。ここが私の家。
…もう、だから言っただろう?私の家は、都心から離れた山の奥にあるのにいいのか?…って。
君から「先輩の家にお邪魔してもいいですか…!」って言われた時はビックリしたけど…
まさか本当に車で山道を2時間も走るとは思ってなかった?
君用に買ってあげたお茶も全部飲み干しちゃうくらいだもんな。
あははっ…!ごめんね、私ウソは付けない主義だから。

でも、こっちに帰ってくるのは久しぶりかもしれないなぁ…
用事を済ませたらすぐに職場に戻っちゃうからね。
最近はもう、職場近くのビジネスホテルで長期滞在契約取ってるし…そっちが家みたいになってるんだ。
ちなみに……ここに誰かを連れてくるのは、君が初めてだ。
もちろん歓迎するよ。ちょっとばかり埃っぽいかもしれないが、そこだけ許してくれ。

(小声でささやくように)
…むしろ、君だから連れてきたんだよ。

ま、立ち話も退屈だろう……あがっていってくれ。

(SE:ドアの開閉音)

って…っはは…おーい、ぽかんとしてるけど大丈夫?
どうしたんだ?そんなにポカンとした顔しちゃって。
……ああ、想像以上に広い家だからびっくりした?
そうだね、一人で暮らすには少々…いやかなり広いかもな。この家は。
中古の一軒家とはいえ破格の値段で売られていてね。
つい勢い余って購入してしまったんだ。
昔から熱中していた趣味はなかったし、仕事で稼いだお金はそれなりに貯まってたからね。

……そうだ。せっかくこんな辺鄙なところにある私の家までついてきてくれたんだ。
よかったら私のコレクションルームでも見ていかないか?
……ああ、とっておきの芸術品を集めるのにハマっていてね。
きっと君も気に入ってくれるよ。
こっち、ついてきてくれ。

(SE:階段を降りる音)

この家に地下室まであるとは思わなかった?
私も買った当初は驚いたものだよ。
でも今は、有効活用させてもらってるよ。
…着いた、この部屋さ。

(SE:重い扉を開ける音)

さあ、入って?
……ほら、部屋の中まで進んでいいんだよ?

(SE:カギを閉める音)

灯りがついていないから真っ暗だね。
今、明るくしてあげるから…

(SE:電気をつける音)

これが何か、分かる?壁一面に広がった君のー……

っはは…!戸惑うのも無理ないか。
そうだよね、まさかこんなモノが飾られているとは到底思ってもなかっただろう?
……そうだよ、ここにあるのは全部…君の写真さ。

ええっと…これは遅刻ギリギリで会社に来て寝癖がついたままの写真だろう。
そっちは休憩時間いそのままソファーで寝落ちしちゃった君。
残業してでも一生懸命業務をこなしている君に…こっちは私の差し入れを嬉しそうに頬張る君…

ああもちろん、職場以外の写真だってあるよ。
買い物中の君、自宅のマンションに帰宅している君、キッチンでご飯を作る君、ベットで眠っている君…そうそうお風呂場に入っているのはお気に入りの一枚だな。

おっと…だめだよ、君であってもこのコレクションを渡すわけにはいかないね。
ここにあるのは全て…私の宝物なんだ。
どうやって撮ったのか…だって?
……なら、ヒントでもあげようか。
私は何回も、頑張っている君に差し入れという名のプレゼントをあげていたね?
食べ物以外にも…筆記具や消耗品、ぬいぐるみとか。
そういったモノに隠しカメラを忍ばせるのは、そうそう難しい技術じゃない。
それに私は、会社のセキュリティ管理だって任されている。
監視カメラの映像なんて、簡単に引き抜くことが出来るよ。

……君にとって私は、どんな存在だった?
憧れの上司…だなんて、何度も言っていたけれど。
こんな私の本性を見ても、その気持ちは変わっていないかい?
…その顔はひどく怯えているね。
失望、してしまったのかな?

だけど…!私はね、四六時中君を見守っていたいくらい、好きなんだ。
好きっていうのは…当然恋愛対象としてだよ。
不思議だね、君のことを考えると心臓がドキドキするんだ。
君がどこで何をしているのか、ずっとずっと気になってしまう。
こんな風に…監視カメラ越しじゃなくて二十四時間ずっと…!私の目で君の全てを把握していたいんだ。

…おっと、逃げようとして無駄だよ。
もうすでにこの部屋のカギは閉めてあるからね。
それに…もうすぐ効果がでてくる頃合いだろう。

おやおや…どうした?急に倒れこんでしまったね。
……車の中で渡したお茶、覚えているかい?
あのお茶の中には特製の睡眠薬を入れておいたんだ。
……意識も朦朧とするだろう…ああ、そのまま眠ってしまえ。
大丈夫、心配しないでくれ。
眠っている間に、準備は終わらせておくよ。

君専用の部屋に連れて行って…逃げてしまわないように足枷と手錠をつけてしまおう。
部屋は特注のガラスで作ったんだ。ずっと君を見つめていられるよ。
それから君が私を愛してくれるように、正直になれるお薬も飲ませてあげる。
……ああ、これからはもう、カメラのレンズ越しではなく…直接君を見ていられる。

もう、逃がさないからね。
永遠に……私だけの檻の中で生きていてね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
憧れの上司はあなたをつけまわすストーカーだったようです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ソライヌ
ライター情報
ソライヌと申します。
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