とある休日、貴方が惰眠を貪っていると、いつのまにか女友達のドワーフが訪ねてきていた。暇つぶしに訪ねてきたという彼女は、なおも眠ろうとする貴方を叩き起こし、自分の家に貴方を招待したがった。その誘いに応じた貴方は、彼女の家でとんでもないものを目にしてしまって…？

よぉ、人間。相変わらず腑抜けた顔してんなー。


仕事で疲れた？そっかぁ、いつもお疲れさんだなー。


アタシ？暇だから、お前ん家遊びに来ただけ。


鍵ぃ？んなもん、テキトーにこじ開けたに決まってんだろ。


いや、壊してねえし。丁寧にピッキングして開けたんだよ。


当たり前だろ？アタシは手先が超器用な種族、ドワーフ様だぜ？


一般住宅の鍵くらい開けられねえでどうすんだよ。


んな硬えこと言うなって！アタシとお前の仲だろ？な？


てかお前、前から言ってっけど、そのドワーフちゃんってのやめろ。


ちゃん付けすんなっつってんの。ガキ扱いされてるみたいで気にくわねぇ。


誰が合法ロリだ！アタシはれっきとした大人だ！


たしかに見た目はガキに見えるかもしれねえけど！


あ？んだよ、今度は人の服装にケチつける気か？


いいじゃん、別に。肩や脚くらい露出したって。


アタシだって女だし、こーいうオシャレな服くらい着てえの。そんくらい分かれ。


かっ、かわっ⁉︎ それ、マジで言ってる⁉︎


そ、そっか…ありがとな。


そう言われたら、こういう服着てきた甲斐があったってもんだ。へへへ…


…あ、あのさ！せっかくだし、今からアタシの家行かね？


いいじゃん、別に…お前ん家、何もないしさぁ。


暇つぶし道具がたくさんあるアタシん家の方がいいだろ？


来てくれたら茶くらい出すけど…どうだ？


ん…そうと決まれば、とっとと出かける準備しろ。いつまでも布団にしがみついてんじゃねえ。


おぅ。外で待ってっから、早くしろよ。


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ここがアタシん家。ちょっと手狭だけど、勘弁な。


いや、ゴミじゃねえし。全部商売道具だよ。


まぁな。これでも一応職人やってっから。


何って…色々作ってるよ。最近多いのは大人のおもc…


い、いや、何でもねぇ。それより茶淹れてくるから、そこ掛けて待ってろ。


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お待たせ。お前の好きな緑茶淹れてきてやった、ぞ…？


お、前…まさか見たのか？あの倉庫ん中…


…ちょっとこっち来い。言い訳は聞かねえからな。


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(部屋の鍵を閉める)


さて…改めて確認だけど、見たんだな？倉庫っつーか、アタシの隠し部屋…


そっか…だったら、タダで帰すわけにはいかねえな。


たりめぇだろ。アタシの秘蔵コレクションを見た奴をこのままノコノコ帰すわけにはいかねえし。


しかもよりによってお前にさぁ…ホント、最悪なんだが。


そうだよ…お前の写真、隠し撮りしてた。


寝てる時の顔も、友達と遊んでる時の顔も、仕事してる時の顔も、全部撮ってる。


けど仕方ねえじゃん？お前のこと、好きになっちまったんだから…


寝ても覚めてもお前のことばっか考えてさぁ…早く恋仲になって、ヤることヤりてぇなって思って…


お前に異性として意識してもらえるように、ガラじゃねえ化粧とか服とか、いっぱい頑張ったんだからな？


けどお前はいつもアタシのことをガキ扱いしやがる…何度も大人だっつってんのに…


そうだよ。それ全部アタシが自分で作ったアダルトグッズ。


毎日、お前の写真オカズにしながら、オモチャで遊んでた。


お前がアタシを相手にしてくれねえから…自分で自分を慰めてたんだよ。悪りいか？


引くんじゃねえよ…変態なのはアタシが一番よく分かってる。


変態なのは知られちまったから…お前には責任とってアタシのモンになってもらう。


逃がすかよ…ぜってぇ、逃がさねぇ…！


(押し倒す)


諦めろ…人間のお前じゃ、アタシには勝てねえ。


もう友達の関係は終わり…これからは恋人同士、だな。


今からアタシの全部ぶつけっから、ちゃんと受け止めてくれよ？お前のこと、信じてっからな…

・台本（ゆるボイ！）
見た目未成年な女友達のドワーフの秘めたる恋慕
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎