ある日突然、貴方は幼馴染に屋上に呼び出されて告白される。告白されたのは、どうやら彼女自身が聖女に覚醒したことと関係しているようで…？

あ…ごめんね？急に呼び出したりして…


うん…その、ね？大切なこと、言わなくちゃいけなくて…


えっと、その…あ、あたしね、実は…


せ、聖女！あたし、聖女になっちゃったの！


ほ、ホントだって！見て！魔法、使えるようになったんだから！


(主人公をぶっ飛ばす)


ああっ！ごめんなさい！


まだ加減ができなくてつい…！


だ、大丈夫…？生きてる…？


あ、よかったぁ…生きてた…


えっとね？その上でお願いがあるんだけど…


あ、あたしの性欲処理係になって？


ううん、性欲処理だけじゃ足りない。


あたしと恋人として付き合ってください…♡


いいよね？だってあたしたち、幼馴染だもんね？昔からずっと一緒だったもんね？


ううん、飛躍しすぎじゃない。君しかいないの。あたしの相手をしてくれるのは…


その、聖女になるとね、さっき見せた魔法っていう大きな力が得られるんだけど、それと同時に性欲とか食欲とかもすごいことになって…それこそ人間の百倍以上は…


食欲はともかく、性欲は一人じゃどうしようもなくて…ホントにどうにかなっちゃいそうで…


君しかいないの…だからお願い。今ここであたしに犯されて？


断らないよね？断るはずないよね？


だって君、お前のことは好きだよって言ってくれたもんね？


昔の話だろうが、そう言ったことに変わりはないよ。あたし、ちゃんと覚えてるもん。


お、幼馴染の女の子がわざわざ屋上に呼び出して告白してるんだよ？男の子としては受けるのが当然じゃないかな？


無理…！落ち着けないよ！


だって君のこと、今すぐ欲しいんだもん！


らしくないって言われても、これが今のあたしだから…！


(押し倒す)


逃がさないよ…逃がしてあげない…


君はあたしのモノにするって決めたもん…


聖女になった時にね、君への想いが爆発したの。


あ、えっと…聖女になったのは多分、天使様に会ったからだと思う。


うちの近所に教会があってね？たまたまそこを通りがかったら、頭の上に輪っかが浮いてて、大きな白い翼を持ってる人がいて…それが天使様だったの。


天使様、すごく綺麗で見惚れてたら、あたしにニコって笑いかけてくれて…


あたしの頭に手を置いて祝福してくれたの。


「人の子の恋が実りますように」って。


その瞬間あたし、自分が聖女になったってわかって…


それで居ても立っても居られなくて、今日急いで君に告白したの。


君なら分かってくれるよね？あたしの気持ち…


あたし、人間の頃からずっと我慢してきたんだよ？


君の汗のついたシャツの匂いをこっそり嗅いだり、君の横顔を遠くから撮影したり…その程度のことで済ませてきたんだよ？


でももう無理…君が近くにいてくれないとあたし、自分を保てないから…


ね？大切な幼馴染を助けると思ってさ…あたしにその身体を預けてよ…


…ッ、抵抗しないで…！大人しくしてよ…！


無駄だってば…！聖女になったあたしに、人間の君が力比べで勝てるわけないんだから…！


ほら…こうして胸に手を添えたで身体動かせなくなった。聖女って凄いでしょ？


あはは…ダーメ♡ 勘弁してあげません♡


あたし、いつかは君に告白するつもりでいたんだよ？


告白して、結ばれたいってずっと思ってたんだよ？


天使様はあと一歩踏み出せないあたしの背中を押してくれたんだと思う…


天使様は神の使いだから…きっとこれは神の思し召しだね。


神の思し召しに逆らっちゃダメ。天罰をくらうよ？


ふふふ…やっと君と恋人になれる…あははっ♡


大好きだよ…愛してる。


校則では不純異性行為は禁止されてるけど…もうそんなの関係ないよね。


人間の規則で、人外のあたしを縛ることなんてできないから…


大丈夫…あたしと交わったら、天にも昇る心地になるはず。


あたしが君の身も心もトロットロに溶かしてあげる♡


君のことは全部あたしにまかせて。


責任持って気持ちよくしてあげるから…ね？

・台本（ゆるボイ！）
突如、聖女に覚醒した幼馴染に告白されて大ピンチ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎