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獣人族の犬系メイドは邪魔者が現れると狂犬へと進化する
written by 松平蒼太郎
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公開日2023年03月19日 17:18 更新日2023年03月19日 17:18
文字数
1901文字(約 6分21秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
獣人メイド
視聴者役柄
人間の主人
場所
主人の家
あらすじ
とある屋敷の主人は一人のメイドを雇っていた。彼女は獣人族で、主人にとてもよく懐いていた。しかし、いつもは優しい主人の様子が少しおかしいことを疑問に思い、寝室の前で見張っていると、なんと主人はサキュバスに取り憑かれてしまっていて…⁉︎
本編
ご主人、おかえり〜!今日もお疲れ様!


うん!いい子にして待ってたよ!


ご主人に言われたとおり、家事は全部やったよ!


ほら、見て!玄関からリビングまで、家中ピカピカだよ!


お洗濯物も外に干して、取り込んで、全部タンスに片付けた!


どうかなどうかな⁉︎ 僕、いっぱい頑張ったよ⁉︎


(主人に頭を撫でられる)


えへへ♪ ご主人が頭撫でてくれた♪ 嬉しい♪


あ、いいの⁉︎ じゃあ…それっ!ギュー♪


(主人の胸に飛び込んで匂いを嗅ぐ)


ふぁ〜…!ご主人の匂いだぁ…!


うん、良い匂いだよ!僕の大好きな匂い!


ご主人にこうしてギューってしてもらうために、いっぱい頑張ったんだぁ…


でしょでしょ⁉︎ 僕、凄いでしょ⁉︎


ご主人に褒めてもらえた♪ 嬉しいなぁ!


これからもご主人の役に立てるよう、いーっぱい頑張るね!


…?ご主人、どうしたの?そんな寂しそうな顔して…


そう?無理だけはしちゃダメだよ?


うん…ご主人がそう言うなら、きっと大丈夫だね。


そうだ!今日は僕がご主人のお背中流してあげる!


いっぱい気持ちよくしてあげるから!楽しみにしてて!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ねぇねぇ、ご主人!


せっかくだし、今日は僕と一緒に寝よ!


いいでしょ?ねっ?


うぅ〜…ご主人、またそうやって僕のこと適当にあしらう…


ご主人、僕と一緒に寝るの、嫌?


じゃあいいじゃん。僕と一緒に寝よーよー。ねーってばー。


…どうしてもダメなの?なんで?


すご〜くわずかだけど、ご主人の身体から知らない匂いがするのと関係ある?


あっ…その顔、やっぱり僕に隠し事してる!


ご主人、外で何かあったでしょ⁉︎ 僕に教えてよ!お願いだから!


…わかった、もういい。ご主人なんて知らない。


ふん…謝ったって許さないんだから。バカ…


(メイドが部屋を出ていく)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(メイドが部屋に入ってくる)


ふぅん…そういうことだったんだ。


ご主人が頑なに僕と寝たがらなかった理由、やっとわかった。


どうしてご主人の身体から全く知らない匂いがするかも、ね?


ご主人…悪い女に取り憑かれてたんだ。


サキュバス、だっけ?エロい身体しか取り柄がない低級種族だよね?たしか…


昼間はご主人の身体に潜んで、夜になると姿を現してご主人をもてあそぶ…


とんだクソ女だよね。僕だけのご主人に手を出すなんて…


死にたいなら最初からそう言えば?


僕が喉元から食いちぎってあげるから…!


ご主人…待ってて、すぐ終わらせるから。


ご主人のことは絶対、僕が守るからね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


はぁ…口ほどにもない女だった。


僕の前に手も足も出なかったし…あんな雑魚にご主人の身体が好き放題されてたと思うと、吐き気がする。


あ、そんなことより…お待たせ!ご主人!


ご主人を誑かす悪い女は僕が始末しておいたからね!


うん!魂ごと食いちぎってあげたから大丈夫!


もう二度と現世には戻って来れないと思うよ!


まぁ、また戻ってきても、僕が始末しておいてあげるんだけどね!


邪魔者はいなくなったし…今度こそ一緒に寝てくれる?


やったー!じゃあご主人のお隣、失礼しまーす!


(布団に潜り込んで、主人に抱きつく)


えへへ…ご主人の身体はあったかいなぁ。


うん!すごくポカポカする!


ご主人にこうしてギューってできて、とっても幸せ!


久しぶりにご主人と一緒に眠れるから…今日は僕、絶対安眠できるよ。


さっきはごめんね?ご主人のこと知らないなんて言って…


ホント?僕のこと、許してくれる?


えへへ…ありがと。もっとギューってしちゃお♪


(一息つく)


…ね、こうして抱き合ってるとさ、初めてご主人と出会った時のことを思い出すよ…


うん…どこで働いても不器用で役立たずな僕をご主人が拾って、可愛がってくれて…


どんなに僕が失敗しても嫌な顔一つしない…


むしろ大丈夫大丈夫って笑いかけてくれて…僕、それでとっても救われたんだ。


ご主人のそばに居ていいんだって…ご主人の笑顔を近くで見てていいんだって…そう思えるようになったんだ。


ご主人の優しさは見せかけの優しさじゃないって、分かったから…


分かるよ。ご主人からは嘘の匂いがしないから。


僕が大好きで、信じられるのはご主人だけ。


そんなご主人だから、本気で役に立ちたいって思ったし、ずっとそばに居たいって思ったんだよ?


今日は気づくのが遅れてごめんね?


ご主人から変な匂いしたのに、気のせいだと思っちゃった。


次からはご主人のちょっとした変化も見逃さないし、違和感があったら、その正体も暴くから。


ご主人は安心して僕に背中を預けてほしいな。


うん…ご主人のことは僕が守るから。絶対に。


その代わり…僕のこと、今よりもっとギューって甘やかして?


(主人に抱きしめられる)


えへへ…ありがと、ご主人。


優しいご主人は大好きだよ。


ずっと、ずーっと一緒に居ようね?えへへっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
獣人族の犬系メイドは邪魔者が現れると狂犬へと進化する
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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