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- 女性優位
公開日2023年04月18日 22:04
更新日2023年04月25日 17:12
文字数
2333文字(約 7分47秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
屋敷の主人に仕えるメイドの内の一人
視聴者役柄
とある国の屋敷の主人
場所
主人の寝室
あらすじ
とある国の屋敷の主人であるあなたは、寝不足を解消したいと思い、メイドにあることを頼んだ。それは、「自分が寝るまで、耳元で魔王みたいに自分のことを馬鹿にしてほしい」という内容。
不可解なお願いにメイドは困惑しながらもやってくれるが、メイドの声を聞いているうちに段々とメイドの魅力に気づいてしまい…
不可解なお願いにメイドは困惑しながらもやってくれるが、メイドの声を聞いているうちに段々とメイドの魅力に気づいてしまい…
本編
指示について(必ずしも厳密に守る必要はありません)
・バイノーラル推奨
・【】SE推奨箇所
・()読み手への演出の指示
【ドアをノックする】
ご主人様、入ってもよろしいでしょうか?
では、失礼いたします。
【ドアを開けて閉める、そして聞き手の近くまで歩く】
ご主人様の仰 せつかった時間に参りました。詳しいご用件は、この夜の時間にご主人様の寝室でと伺いましたが、どのようなご用件でございましょうか?
…はい。最近、お眠りが浅くなっていると。
確かに、拝見いたしましたところ、ご主人様の目の下に隈 がうっすらとできておりますね。
…それで…
…は、はい…
(びっくりしながら)…え?ご、ご主人様がお眠りになるまで…耳元で…魔王みたいに…馬鹿にしてほしい…?
…ご主人様のご用件については承知いたしました。
しかしお言葉ですが、「魔王みたいに馬鹿にしてほしい」という部分が、私 には理解でき兼ねるのですが…
もしご主人様がよろしければ、ご主人様のご意向をお伺いしても…?
…はい…
…はあ…なるほど…
(戸惑いながら)…つまり、「魔王みたいに」という部分は、低音が耳に心地良さをもたらしてくれるので、なるべく低い声でということ、そして、「馬鹿にしてほしい」という部分は、 程良い刺激を脳にもたらしたいので、ある程度強めの言葉で喋ってほしいということ、ですね…
…確認ですが、私の知っている魔王は、この国で一番有名な物語の、勇者によって倒される男の魔王しか存じ上げておりません。それでもよろしいでしょうか?
…え?…むしろ好都合…ですか?
(戸惑いながら)…な、なるほど…しょ、承知いたしました…
…ではご主人様、お身体を横になられてお待ちください。
【聞き手がベッドで横になる音】
(聞き手の片耳のそばに口を近づける)…これから、ご主人様のお望み通り、魔王みたいに馬鹿にするような感じでやっていきますね。もしご気分が悪くなりましたら、途中で止めるよう仰せつけくださいませ。では、参りますね…
(一旦深呼吸してから、ド低音で)…おい、貴様。取るに足らぬ人間が、吾輩 に何の用だ。
…何?世界の平和のために、吾輩を倒すだと?…フン、笑止千万 とはまさにこのことだ。
我輩を倒そうなどと抜かすとは…なんと愚かな人間どもめ。
吾輩だってな、争いはしたくないんだ。
だから、こうして人間どもを全員魔族に変えようというのだ。
そうすれば、種族は一つだけになって争いがなくなるし、さらに強い力を手に入れることができる。
人間どもからしてみても、なかなか良 い話ではないか。
それに、吾輩が今まで何もしてこなかったとでも思うか?
千年もの間の修行により、貴様の百倍の魔力を保有しているし、武器や魔法は、貴様の想像を遥かに超える技術を手に入れた。
それに対して貴様はどうだ?
今までの貴様の戦いを見てみれば、魔力も大したことはない、武器も魔法も吾輩と比べれば荒削りが過ぎて、隙だらけだ。
そんな未熟な力でも、吾輩の部下を倒せたのだな。それだけは褒めてやる。
…まあ、極めて未熟な貴様とて、容赦はせぬ、がな。
物の弾みで貴様が覚醒してしまわぬよう、この場で一気にカタを付けてやろう。
さあ、来るが良 い!
吾輩の力を世界に知らしめてやる!
…ん、どうした?随分と震えているな?
…いや、震えているというより、ピクついている、と言った方が正しい…のか?
ん〜?(と言いながらさらに耳に近づく)
…どうした、戦わないのか?
(一旦、耳元から少し離れてから高笑いする)…フッ、フフフハハハハ!…
…貴様…まさかとは思うが…
…吾輩の囁 く声に…動揺しているのではあるまいな?
全く…身体 だけではなく、心も未熟なやつだとは…
…止 めだ。
こんな、どうしようもないやつに戦いで勝ったとて面白くもない。
どうせなら、貴様のような弱虫に相応 しい負け方で終わらせてやろう。
(さらに耳元にぐっと近づき、ゆったりとド低音で)吾輩の声で…惨 めに、情けなく、無様に負けろ…
…もう諦めるんだ…
…吾輩にとって取るに足らない貴様などに、勝ち目などない…
…どうせならば、貴様も魔族になったらどうだ…
…魔族になれば、強靭 な身体や、途轍 もない力を手に入れられる…
…いや、貴様の場合は、強い身体や力は必要ないか…
…弱いまま、ずっと吾輩の側 から離れるな…
…吾輩が暇な時に、貴様をどんどん声でドロドロに溶かしてやろう…
…このまま一生、吾輩の玩具 となれ…
…吾輩の囁き声でピクピクする、生きた人形となれ…
…フン、愛 いやつめ…
…吾輩の囁き声でここまでになるとは…
…もう、行くところまで行ってしまったようだな…
…貴様をもう人間どもの住まうところには帰さぬ…
…これからは、一緒に吾輩の部屋に住もうではないか…
…何、貴様は何もしなくても良い…
…ただ吾輩の囁く声に可愛く反応さえすればよい…
…貴様の世話は、吾輩がしてやろう…
…だから、何も考えるな…
…何も考えずに、吾輩のものになれ…
…そして、吾輩と永久 の時を過ごそう…
…そうすれば、貴様も幸せになれる…
…このまま、吾輩の声だけを、ずっと聴いていろ…
…朝に起きてから、夜に寝るまで、貴様が満足し切ったとしても、吾輩の声をずっと聴かせてやろう…
…貴様は、吾輩のものだ…
…吾輩の声で、眠れ…
…深く、深く、更に深くまで眠れ…
(しばらくしてから、少し耳から離れる。そして、普通の声で)…もうお眠りになりましたか。
…魔王がどんな感じなのか、想像はつきませんが、こんな喋り方なのでしょうか。
…やる前は、こんなの恥ずかしくてできないと思っておりましたが、いざやってみると、意外とすんなりとできてしまうものなんですね…
…しまいには、途中から気分が乗ってしまったせいでしょうか、私 なりに台詞をアドリブで入れてしまいましたし…
それでも、ご主人様はお気に入りになられましたでしょうか?
まあ、ご主人様のとても幸せそうな寝顔を見れば、一目瞭然ですが。
こんな私の声でよろしければ、これからも私の声で幸せになってくださいね、ご主人様。
それでは、おやすみなさいませ。
・バイノーラル推奨
・【】SE推奨箇所
・()読み手への演出の指示
【ドアをノックする】
ご主人様、入ってもよろしいでしょうか?
では、失礼いたします。
【ドアを開けて閉める、そして聞き手の近くまで歩く】
ご主人様の
…はい。最近、お眠りが浅くなっていると。
確かに、拝見いたしましたところ、ご主人様の目の下に
…それで…
…は、はい…
(びっくりしながら)…え?ご、ご主人様がお眠りになるまで…耳元で…魔王みたいに…馬鹿にしてほしい…?
…ご主人様のご用件については承知いたしました。
しかしお言葉ですが、「魔王みたいに馬鹿にしてほしい」という部分が、
もしご主人様がよろしければ、ご主人様のご意向をお伺いしても…?
…はい…
…はあ…なるほど…
(戸惑いながら)…つまり、「魔王みたいに」という部分は、低音が耳に心地良さをもたらしてくれるので、なるべく低い声でということ、そして、「馬鹿にしてほしい」という部分は、 程良い刺激を脳にもたらしたいので、ある程度強めの言葉で喋ってほしいということ、ですね…
…確認ですが、私の知っている魔王は、この国で一番有名な物語の、勇者によって倒される男の魔王しか存じ上げておりません。それでもよろしいでしょうか?
…え?…むしろ好都合…ですか?
(戸惑いながら)…な、なるほど…しょ、承知いたしました…
…ではご主人様、お身体を横になられてお待ちください。
【聞き手がベッドで横になる音】
(聞き手の片耳のそばに口を近づける)…これから、ご主人様のお望み通り、魔王みたいに馬鹿にするような感じでやっていきますね。もしご気分が悪くなりましたら、途中で止めるよう仰せつけくださいませ。では、参りますね…
(一旦深呼吸してから、ド低音で)…おい、貴様。取るに足らぬ人間が、
…何?世界の平和のために、吾輩を倒すだと?…フン、
我輩を倒そうなどと抜かすとは…なんと愚かな人間どもめ。
吾輩だってな、争いはしたくないんだ。
だから、こうして人間どもを全員魔族に変えようというのだ。
そうすれば、種族は一つだけになって争いがなくなるし、さらに強い力を手に入れることができる。
人間どもからしてみても、なかなか
それに、吾輩が今まで何もしてこなかったとでも思うか?
千年もの間の修行により、貴様の百倍の魔力を保有しているし、武器や魔法は、貴様の想像を遥かに超える技術を手に入れた。
それに対して貴様はどうだ?
今までの貴様の戦いを見てみれば、魔力も大したことはない、武器も魔法も吾輩と比べれば荒削りが過ぎて、隙だらけだ。
そんな未熟な力でも、吾輩の部下を倒せたのだな。それだけは褒めてやる。
…まあ、極めて未熟な貴様とて、容赦はせぬ、がな。
物の弾みで貴様が覚醒してしまわぬよう、この場で一気にカタを付けてやろう。
さあ、来るが
吾輩の力を世界に知らしめてやる!
…ん、どうした?随分と震えているな?
…いや、震えているというより、ピクついている、と言った方が正しい…のか?
ん〜?(と言いながらさらに耳に近づく)
…どうした、戦わないのか?
(一旦、耳元から少し離れてから高笑いする)…フッ、フフフハハハハ!…
…貴様…まさかとは思うが…
…吾輩の
全く…
…
こんな、どうしようもないやつに戦いで勝ったとて面白くもない。
どうせなら、貴様のような弱虫に
(さらに耳元にぐっと近づき、ゆったりとド低音で)吾輩の声で…
…もう諦めるんだ…
…吾輩にとって取るに足らない貴様などに、勝ち目などない…
…どうせならば、貴様も魔族になったらどうだ…
…魔族になれば、
…いや、貴様の場合は、強い身体や力は必要ないか…
…弱いまま、ずっと吾輩の
…吾輩が暇な時に、貴様をどんどん声でドロドロに溶かしてやろう…
…このまま一生、吾輩の
…吾輩の囁き声でピクピクする、生きた人形となれ…
…フン、
…吾輩の囁き声でここまでになるとは…
…もう、行くところまで行ってしまったようだな…
…貴様をもう人間どもの住まうところには帰さぬ…
…これからは、一緒に吾輩の部屋に住もうではないか…
…何、貴様は何もしなくても良い…
…ただ吾輩の囁く声に可愛く反応さえすればよい…
…貴様の世話は、吾輩がしてやろう…
…だから、何も考えるな…
…何も考えずに、吾輩のものになれ…
…そして、吾輩と
…そうすれば、貴様も幸せになれる…
…このまま、吾輩の声だけを、ずっと聴いていろ…
…朝に起きてから、夜に寝るまで、貴様が満足し切ったとしても、吾輩の声をずっと聴かせてやろう…
…貴様は、吾輩のものだ…
…吾輩の声で、眠れ…
…深く、深く、更に深くまで眠れ…
(しばらくしてから、少し耳から離れる。そして、普通の声で)…もうお眠りになりましたか。
…魔王がどんな感じなのか、想像はつきませんが、こんな喋り方なのでしょうか。
…やる前は、こんなの恥ずかしくてできないと思っておりましたが、いざやってみると、意外とすんなりとできてしまうものなんですね…
…しまいには、途中から気分が乗ってしまったせいでしょうか、
それでも、ご主人様はお気に入りになられましたでしょうか?
まあ、ご主人様のとても幸せそうな寝顔を見れば、一目瞭然ですが。
こんな私の声でよろしければ、これからも私の声で幸せになってくださいね、ご主人様。
それでは、おやすみなさいませ。
クレジット
ライター情報
ヴァリオスです。趣味で主にpixivでシチュエーションボイスの台本を不定期で制作しています。
ゆるボイ!ではpixivに上げたフリー台本と同じものを上げています。
アイコン:斜め後ろメーカー(https://picrew.me/ja/image_maker/467716)
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