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七つの大罪を司る上位魔族には近づくべからず〜嫉妬悪魔(エンヴィーデビル)編〜
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • インモラル
  • 色仕掛け
  • ヤンデレ
  • メンヘラ
  • 悪魔
  • キス
  • 壁ドン
  • 束縛
  • サイコパス
  • ファンタジー
  • 人外 / モンスター
公開日2023年04月28日 07:40 更新日2023年04月28日 07:40
文字数
1925文字(約 6分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
メンヘラ悪魔
視聴者役柄
下着泥棒
場所
袋小路
あらすじ
大胆にも数々の魔族女性の下着を盗んできた男は、とんでもないメンヘラヤンデレ悪魔に付け狙われることになる。それもそのはず、彼女は『嫉妬』の大罪を背負った悪魔だからだ…
本編
泥棒くん…み〜つけた♪


ねぇ、どうしてわたしから逃げるのぉ…?教えてよぉ…


泥棒くんだよね?わたしの下着盗んだの…


返す?どうして?別に返してくれなんて一言も言ってないよ?


むしろ嬉しかったよ…わたしの下着を盗んでくれて…


わたしみたいな非モテ悪魔に欲情してくれたってことだよね?それってつまり、わたしのこと好きってことだよね?


ブラもパンツもソックスも軒並み盗んたってことは…わたしに告白、してくれたんでしょ?


なのに…なんで?どうしてわたしから逃げるのかなぁ…?


それどころか、他の女の子の下着まで盗んで…これって浮気だよね…?


あははっ!何がおかしいの?わたし、何も間違ったこと言ってないよ?


悪魔ってだけで、周りからは警戒され、遠ざけられ…そんなわたしでも受け入れてくれる人がいるんだって知って嬉しかったのに…


浮気されるってこんな悲しい気持ちになるんだね…酷い…


違わない…絶対違わない!


君はわたしに欲情して好きになってくれたもん…!


ちゃんと君からの愛は受け取ったもん…!


なのに君は…君は浮気した!わたしだけの泥棒くんだって思ってたのにっ!


憎いなぁ、その女ども…わたしの彼に色目使うなんて…呪い殺してやらなきゃ…


だ〜か〜ら〜…返せなんて一言も言ってない。


今もまだ大切に持ってくれてるんでしょ?わたしの下着…


それってまだ君の中にわたしへの愛が残ってるってことだよね?


完全にわたしから心が離れてしまわないうちに…ヤること、ヤっておかなくちゃ。


うふふっ…無駄だよ。もう袋小路で、後ろ壁だし…逃げ場、ないよね?


まぁ、実際はわたしが君をここに誘導してあげたんだけど。


ねぇ、知ってる?魔族って基本、ハーレム推奨派が多いんだけど…わたしはその逆なんだぁ…


だって…許せないじゃん。自分が好きになった男の子が他の女の子に鼻の下伸ばしてるの…


これがわたしの勘違いだっていうなら…悪いのはどう考えても、勘違いさせた方だよね?


下着を盗むって、愛の告白同然なのに…「それをやっぱ無かったことにしてください」なんて言われてもできるわけない。頭がおかしくなりそうだよ…!


何百年も生きてきて、元カレもいたんだけどさぁ…みーんな今の君と同じようなこと言ってきて…


悪魔は人を騙す悪い奴ってよく言われるけど…わたしからすれば、君のような思わせぶりな行動を取る君の方がよっぽど悪魔だよ。


だから…今回こそは逃がさないって決めた。


今までの元カレは思わずカッとなって、つい殺っちゃったからさ…


君のことはちゃんと生かすよ…だから安心して?


今のわたしは冷静だから…今までの経験からいっぱい学んできたし。


そんなに怖がらなくていいじゃん…痛いことはしないよ?ホントだよ?


わたしのパンツの被り心地はどうだった?被ったことあるんでしょ?


ふふふっ…勿論知ってるよ?監視魔法で四六時中、君のこと観察してたもん。


そのせいで君の浮気も発覚しちゃったわけだけど…今はそのことはいいや。


(壁ドン)


やっと追い詰めた…もうこれ以上は逃げられないよ…


わたしもね、君のことは大好きだよ♡


次、わたしに求愛してくれた人には絶対応えようって…そう決めてたんだぁ…


早く誓いのキス、シよ?いいでしょ?ね?


…この期に及んでまだ拒否するんだぁ。憎たらしい…


いいもん…無理やりシちゃうから。ンッ…


(ディープキス)


やっぱり好きな人の唇は美味しいね…魂ごと吸い上げちゃいそう…


ふふっ…冗談だよ。半分くらいは…ね?


(ディープキス)


今度はキスの加減、間違えないようにしなきゃ…


元カレくんみたいに、死んじゃったら悲しいしさ…


どうしたの?涙なんて浮かべて…嬉しすぎて泣いちゃった?


そっか。これ以上はやめてほしいんだ。


うん…勿論、ダメだよ。だってやめてあげる道理が無いもん。


キスっていうのはね、わたしたち悪魔にとっては魂を味わう行為なの。


わたしが君を味わってるように、君にもわたしを味わって欲しいんだ…


お互いの味を知ることで、わたしたちはもっと深く繋がれる…


そしたら浮気なんて二度とできなくなるよね。


わたしの魂の美味しさを知った君は、他の女では欲情できなくなる…


君がほしいなら、下着だけじゃなくて、身体だってあげちゃうよ?


ほら、物欲しそうな顔してる…やっぱり君はわたしのこと大好きなんだね♡


照れ屋な君もとっても可愛いよ♡ 大切に抱いてあげる…ギュー♪


(抱きしめる)


ずっと一緒にいよ?わたしとの約束…


あ、けど口約束だけじゃ不安だね……はい、契約書。これにサインして?


…できるよね?だって君はわたしの彼氏だもん。できないなんてあり得ないでしょ?


(サイン受領)


よく書けたね♡ えらいえらい…


泥棒くんはぁ、わたしだけの泥棒くんだから…


下着だけじゃない…わたしの心を盗んだ責任は一生取ってもらわないと…


あまりわたしを嫉妬させないでね?契約書にもそう書いてあるから。


悪魔との契約は絶対。もし破ったら…おっぱい逮捕しちゃうぞっ♡ なーんてね、ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
七つの大罪を司る上位魔族には近づくべからず〜嫉妬悪魔(エンヴィーデビル)編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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