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バイト先の先輩吸血鬼に嵌められて、直飲みキメられた
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • 色仕掛け
  • ファンタジー
  • 先輩
  • 吸血鬼
  • 片思い
  • 現代
公開日2023年04月28日 18:53 更新日2023年04月28日 18:53
文字数
2174文字(約 7分15秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
人間
場所
吸血鬼の館
あらすじ
バイトで人手が足りなそうだと思った貴方は急遽、普段から頼りにしている女の先輩を呼び出した。彼女は貴方の頼みに快く応じ、しかも自分の家で料理まで振る舞ってくれた。まさに理想のお姉さんであるかのように思われたが、やはり彼女は彼女で狙いがあったようで…?
本編
やー、今日も疲れたねぇ。バイト、お疲れさん。


いいって。困ってる後輩助けんのは、先輩の役目だからさ。


うん。急にヘルプ入ることくらい、どうってことないよ。


お礼?そんなの気にしなくていいのに。


…どうしても?んー、そうだなぁ…


じゃあせっかくだし、うちで晩ご飯食べていきなよ。


今、料理の練習してるから、その味見係としてさ。


うん。お腹一杯食べさせてあげる。せっかくだし、どう?


オッケー、決まりね。


片付け済ませて、着替えてから、アタシん家行こっか。


何作るかは、その時のお楽しみってことで♪


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


はい、着いた。ここ、アタシん家ね。


ん?そーだよ?このバカでかい館。それが?


あ、あはは…ま、まーね?


アタシ、それなりに金持ちだし?これくらい当然ってゆーか?


あ、や、バイトしてんのはその〜…しゃ、社会勉強的な?


そそ!世間知らずになったら困るなーって感じで、今のバイトしてんの!


そ、そんなことはいいからさ!ほらっ、遠慮なく上がって上がって!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そこで座って待っててねー。すぐ作るから。


いいって、そんな気にしなくて。


アタシが君にご馳走したいだけだからさ。


その代わり、ちゃーんと味見してよ?


ふふっ、言質取ったからね?よろしく〜。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お待たせ〜。出来上がったよ〜。


はい、どーぞ。アタシ特製のオムライス。


うん。それなりに上手くできた自信はあるから。たーんとお食べ?


……どう?美味しい?


そっかぁ…よかった。君の口に合って。


おかわりもあるからさ、食べたいだけ食べてってよ。


お、マジ?アタシを嫁にしたい?


嬉しいこと言ってくれるねぇ。本気にしちゃうよ?


へーきへーき。彼氏とか全然いないからさ。ばっちしフリーだし。


アタシの分?あ〜…今はそんなお腹空いてないからいいかなって…


ま、まぁ、アタシのことは気にせず、ジャンジャン食べちゃってよ。ね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お腹、膨れた?満足した?


へへっ♪ ありがと。頑張って作った甲斐あった。


…何?アタシがお腹空いてないか、そんなに心配?


まぁねー…まだ晩ご飯食べてないからねー。


ちょっとお腹空いてきたし…そろそろ食べちゃおっかな。


え?あるじゃん、食料……今、目の前に。


(押し倒す)


後輩さぁ…そんな無防備な姿晒すもんじゃないよ。襲いたくなるじゃん。


今、こうして押し倒されてる理由は教えなくても分かるよね?


悪〜い吸血鬼にホイホイついてって、出されたご飯お腹いっぱい食べて、眠たそうにして…


可愛いが過ぎるんだよねー、後輩は…


アタシにこんなに心許しちゃってさぁ…襲ってくれって言ってるようなもんじゃん?


大体、こんな特徴的なバカでかい館に住んでるなんて、吸血鬼くらいしかいないし?


普通の人間の、いいとこのお嬢様だと思ったでしょ?やーい、騙されてやんの〜。


女に誘われたら、もっと危機感持たなきゃダメだよ?


今みたく、襲われるかもしれないしさぁ…


ま、もう手遅れなんだけどね。


ここまできたら、完全に詰みでしょ。


そうだよ?最初っから、君の血液が目的だった。


今日君にバイトのヘルプ頼まれたのはラッキーって思ったし。


恩を着せとけば、君もアタシの誘いを断りにくくなるでしょ?


で、家に連れ込んで、ご飯食べさせて…そうなったら、あとはこっちのモン。


満腹の君は必ずアタシの目の前で、無防備な姿を晒す。


そこを狙ってガブっといっちゃえば、あとはめでたくゴールインってわけ。完璧な作戦じゃない?


怖がることないって。大丈夫。


ちょこーっと、気持ちよくなることするだけだからさ…全然余裕余裕。


アタシ、今超お腹ぺこぺこだからさぁ…お腹と背中、くっつきそうだしー?


さっきお礼したいって言ったでしょー?だったら、ちょっとくらいいいじゃん。ね?


ありがと。それじゃあ今度はアタシがいただきます…


(吸血)


美味し…いいモン持ってんね、君…


どう?実際、気持ち良くない?


こんな快感、今まで味わったことないでしょ?


だよね。吸血鬼に直飲みキメられて、気持ち良くならない人間なんてこの世に存在しないし。


ねぇ…もっとちょうだいよ。


君の血の味、気に入っちゃった。


ふふっ…なぁに、その顔…もっと飲んでくださいって言ってる?


そういう顔されたらさぁ…興奮と吸血衝動が止まんないじゃん。どう責任取ってくれんの?


あ、そういやさっきなんか言ってなかったっけ?


アタシのことをお嫁さんにしたいとか何とか…


んー…今さら惚けても無駄なんだよなぁ。この耳でバッチリ聞いちゃったし。


もう両思いじゃん、アタシら…


どう考えても付き合う流れじゃん、これ。


後輩はさぁ…アタシのこと好き?それともそんなに嫌いじゃない?


いひひ♪ そっかそっかー、そんなに嫌いじゃないかー。


じゃあ付き合うしかないね。これからよろしく。


え?今のってそういうことじゃない?


嫌いじゃないイコール好きってことでしょ?


あ、やっぱ嫌い?そうなんだ。全然そういうふうには見えないけど。


諦めなって…押し倒された時点で君の負けだから。


もう完全に合意だから…今さら取り消しとか無しね。


ふふっ♪ 恨むなら迂闊にアタシに近づいた自分を恨みな?


いくら恨んだところで、逃がしてあげないんだけど。


ま、今からはそんなことも考えられないくらい、トロトロに溶かしてあげるから、全然大丈夫。


一滴もこぼしてあげないからさ…大人しく体液ピュッピュしようね〜♡ ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
バイト先の先輩吸血鬼に嵌められて、直飲みキメられた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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