大好きな義姉が今日も夜遊びをして帰ってきたーーその事実を指摘し、やめるように説得するも、手ひどく拒絶された義妹は、彼女をその手にかける…

(義姉が帰ってくる)


おかえり、義姉さん…今日も遅かったね。


悪くないけど…夜遊びはほどほどにして欲しいなって…


指図はしてない…ただ義姉さんが心配なだけ。


よっ、余計なお世話かもしれないけど…！それでもわたしは…！


…ッ！義姉さんのバカ！もう知らない！


(自室に駆け戻ったのち、また戻ってくる)


義姉、さん…ごめん、さっきは言い過ぎた…


しつこい？ごめんね…鬱陶しいだけの妹で。


でも…それも今日で終わりだから。


(ナイフを突きつける)


動かないで…義姉さんのこと、傷つけたくないから。


刺せないと思う？わたし、本気だよ？


義姉さん…男遊びをやめるって今ここで誓って。


だって…無理なんだもん。大好きな義姉さんが毎夜、顔も知らない男に陵辱されてるって思うと…


関係あるよ…それから気持ち悪いなんて言わないで。わたしの本気の気持ちを侮辱されたくない。


昔はこんなじゃなかったのに…どうしてこうなったんだろ…


きっとあの男が悪いんだ…アイツさえいなければ…


…なぁに、義姉さん？元カレのこと思い出して嫌な気分になった？


当然だよね。あんな奴、義姉さんとは釣り合わないし、ふさわしくない。


アイツと別れてくれたはいいけど…それからの義姉さんは新しい男を探すために夜遊びにのめり込んで…


今じゃ、わたしに見向きもしてくれないばかりか厄介者扱い…酷いよ、酷すぎる…


元カレと付き合う前の義姉さんは聖母みたいな存在で、とっても優しかった。


わたしと義理の姉妹になってくれて、すごく感謝してるし、本気で大好きになった。


あの頃の義姉さんを取り戻したい…帰ってきてよ、義姉さん…


…違う。違う違う！義姉さんはそんなこと言わない！わたしにそんな酷いこと言ったりしない！


(近くにあった物を壊す)


やめて！義姉さんの顔で、わたしにそんな悪態つかないで！


お前は義姉さんじゃない…！悪魔だ！義姉さんに取り憑いた悪魔！そうに決まってる！


もう喋るな…！これ以上、義姉さんを穢すことは許さない…！


(ナイフで義姉の腹を突き刺す)


ハァッ、ハァッ…


し、仕方なかったんだよ…義姉さんが、わたしを、否定、するから…


床、真っ赤だね…すごくベタベタ…


ふふふっ…あははっ…！


ハァ…すっごぉい…


これが、義姉さんの、血…


(床の血を啜る)


ハァ…義姉さんの味が、する…


もっといっぱい啜って、体内に取り込まないとね…


本物の義姉さんはわたしの中で生き続ける…そうだよね？義姉さん…


あはは…悪魔ァ、お前はもう要らない。


義姉さんの身体を乗っ取った罰。ここで大人しく死ね。


(床の血を掬っては啜り続ける)


義姉さん…義姉さん義姉さん！


大好きだよ…愛してる。


貴女を悪魔から解放してあげたから…もう何も心配要らないよ？安心して？


これからはずーっと一緒、だよ？


ふふふっ…！あはは！あははははっ！

・台本（ゆるボイ！）
【ヤンデレ百合】狂気に取り憑かれた義妹は肢体を真っ赤に染め上げる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎