貴方は姉と一緒に、駅から離れた旅館まで徒歩で向かっていた。その途中で無料の足湯を見つけ、一緒に浸かることにしたが、姉がなぜか自分の脚を貴方の脚にくっつけてきて…？

うぇぇ〜…もー、ちょー疲れた〜。


弟くん、ちょっと休も〜？じゃないと死ぬって〜。旅館は逃げないしさ〜。


え？……あー！いいのあんじゃん！足湯！さっそく浸かろ！


へ〜、旅でお疲れになったお客様専用だって。


しかも無料って…どう考えても、浸からなきゃ損でしょ。


靴も靴下も邪魔〜。あとズボンの裾も上げて〜…


ん？弟くん、どした？人の脚ボーッと見て…


あ、はは〜ん…さては、お姉ちゃんの美脚に見惚れていたな〜？


もしかして踏まれたい？弟くんも男の子だし、そういう欲求くらいあるよね〜。ふふふ♪


まぁまぁ。そんな否定しなくていいじゃん。


それよりほらっ！弟くんも一緒に浸かろ！足湯！


(足湯に浸かる)


は〜…癒されるわぁ♡めちゃ最高♡


ねー、弟くんもそう思うよねー？お姉ちゃんの美脚も見られたことだし。


あ、それは関係ない？そうなんだ。


(足湯の中で足をくっつける)


はい、ピトッ♡ お姉ちゃんから、頑張ってここまで歩いた弟くんへの大サービス♡


ぷっ、あはは！弟くんキョドりすぎ〜！チョーウケる〜！


ごめんごめーん！じゃあお詫びに〜…


(足湯の中で脚を絡める)


んふふ♪ 脚、絡めてあげたよ♡恋人絡みってやつ？


まーまー！そう照れんなって！取って食ったりしねーし！


つーかさぁ、こうして二人でまったりすんの、久しぶりじゃね？


でしょ〜？弟くんもウチも、仕事チョー忙しいし。お互い会って、ゆっくり過ごす暇なかったよね〜。


ましてや、こんなふうに旅行する余裕とか、全然なかったし。


だから今は弟くんとこうして対面で会話できて、超テンアゲしてる。サンキューね♪


にひひ♪ 照れんなよ〜。


ほっぺ、ツンツンすんぞ〜？おりゃおりゃ〜♪


(ほっぺツンツン)


メンゴメンゴー。そんなウザがらなくていいじゃん。


彼氏〜？な〜に？弟くん、ウチに彼氏できて欲しい感じ〜？


あ、その反応…実際作ったら妬くタイプだ、これ。


あはは！ホントかなぁ〜？弟くんの膨れっ面、今から余裕で想像できんだけど〜！


ま、うちの職場、男いないし、出会いとかぜーんぜんないからさ！そこは安心してもろて！


そーいう弟くんこそ、ウチに黙って彼女作ったら、妬くからなー？


妬く妬く。めっちゃ妬く。


ウチの可愛い弟くんを誑かした女はどこのどいつだーってなるもん。


ま、作るなら作ってもいいけどさ、一回はその彼女と面接すっから。


あたまえ。弟くんが悪い女に引っかかってないかチェックすんのは姉の役目だし。


(弟の肩を抱き寄せる)


弟くんはぁ、ウチのもんなんだからね？


これ、この世で一番大事なことだから。ちゃんと覚えとけよな〜？


さっ、足湯は十分堪能したし、また歩くかぁ！


行こーぜ、弟くん！目的の旅館まであともうちょいだからさ！

・台本（ゆるボイ！）
【ほのぼの】ギャル姉と足湯
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎