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ちょっとだけ愛が重い陰キャ図書委員からの熱くてまっすぐな告白
written by 霜月鷹
  • 学校/学園
  • 告白
  • 甘々
  • 根暗
  • 陰キャ
公開日2023年07月25日 16:43 更新日2023年07月25日 16:43
文字数
2012文字(約 6分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
根暗な図書委員
視聴者役柄
図書館に通い詰めている生徒
場所
図書室→倉庫
本編
あ……こ、こんにちは。
そ、その……こ、こんな時間に図書室に来るなんてえっと、その……珍しい、ですね。
い、いつもは放課後、すぐ帰っちゃうのに……
も、もしかして、何か用事があったり、とか?
「気紛れ」ですか……な、なるほど。
そ、それでは私はほ、本の整理をしていますので、何かあればその、声を掛けてください。
「せっかくだし自分も手伝う」てすか……?
え、えっと……その、ありがたいのですが、ほ、本当に良いんですか……?
せっかくのお時間をそ、その……私なんかに使っちゃうなんて。
貴方と私の仲だから……?
え……それって、あ、えっと……その、ありがとう、ございます。
そ、それならお言葉に甘えて、その……お願いして、宜しいでしょうか?
助かります……!
実は、こちらにある本を全て、カウンター奥の机に置いてきてもらいたいんですが……
その、お恥ずかしながら、私には持ち運ぶのが大変で。
はい、ありがとうございます……えっと、非常に助かります。
この本達、昔からここにあったんですが、あちこちボロボロになってしまって……
ですので、残念ですが貸し出しを終了する事になったんです。
欲しいという方がいれば無償でお譲りする予定なので、最低限の補修が必要で……
だから、その……扱いには少しだけ、気を付けて頂ければ。
こちらの整理が終わったら、私もすぐに向かいますので……はい。
それでは、お願いします。



お、お待たせしました。
それでその、えっと……申し訳ないのですが、もう少しだけ、手伝ってくれませんか?
その、これから倉庫へ、補修用の道具を取りに行くんですが……
私、あそこの雰囲気がどうしても、その……苦手でして。
なので、一緒に来てくださると、その……安心できて、とても助かります。
あ……ありがとうございます!
ま、まさか二つ返事で了承してもらえるとは……
それじゃあ、その……行きましょうか。

(ドアの開閉音)
(鍵を閉める音)

ここ、やっぱりいつ来ても……なんというか。
「静かすぎて少し怖い」……あ、貴方もそう思いますか。
で、ですよね。
それにここ、滅多に人が来ませんし、壁も厚いから遮音性も高いし……
中で何かトラブルが起こっても、さ……最悪の場合はだ、誰にも気づいてもらえない、ですよね。
た、例えば──

こうやって貴方に抱き着いても、誰も気づかない……ですよね♪

え、えへへ……ご、ごめんなさい、一人で来るのが怖いなんて嘘ついて。
本当は全然怖くないですし、むしろこの場所……とっても静かで私、大好きなんです。
だ、誰にも邪魔されずに一人になれて、貴方のことをか、考えられるから……えへへ♪
わ……私の体、どうですか?
き、緊張してるので少し熱いかもしれませんが……あ、貴方の体はその、とっても、暖かいです。
えっと、まずはその……急にこんな事しちゃってご、ごめんなさい。
この場所ならだ、誰にも邪魔されずに貴方とスキンシップ、出来ると思って……その、魔が差しちゃいました。
急にこんな事しておいて、その……信じてもらえるかは分かりませんけど、私その……貴方に痛いこととか、そういう事をする気はないので。
だからその、大丈夫です……心配しないでください。
ただ、その……貴方に私の気持ちを、伝えたいだけです。

(耳元で囁く)
えっと、お願いです……私の、恋人になってください。
これからは、私だけの貴方になってください。

えへへ、耳元でこんな事を囁いたせいですか?
あ、貴方の顔、真っ赤になってますよ♪
でもこれ、いたずらとか、そんなんじゃありません。
私、貴方の事が前からずっと、ず~っと好きだったんです。
根暗な私に声を掛けてくれて、大好きな本の事をいっぱい話してくれて……
今日みたいに、いつも私に優しくしてくれる。
そんな貴方の事がその、とっても……とっても好きなんです!
あ、貴方の事を考えるだけで、今みたいに自分を抑えきれなくなっちゃう。
それくらい、貴方の事が大好きなんです!
だ、だからどうか……お願いです。
今ここで、お返事を聞かせてはくれませんか?
こんなに積極的な私は新鮮……?
えへへ、えっと……はい、自分でもそう思います。
でも、それは貴方にだけ……私がこんなふうになるのは、貴方にだけです。

えへへ、嬉しい……ありがとうございます。
これでもう、私は貴方だけの物……いっぱい、大事にしてくださいね♪
それじゃあその、私達はもう恋人同士なんですから……えっと、良いですよね?
私、もう我慢できません!
貴方にその、わ……私の初めて……えへへ、あげちゃいます♪
だ、大丈夫ですよ~心配しないでください。
さっきも言いましたけど、ここ壁も厚いし、少しくらい声を出したって平気です。
そ、それにこの時間なら、ほかの人も来ませんから……えへへ、良い、ですよね?

(キス)

え、えへへ……初めてのキス、しちゃいましたぁ♪
これでもう、私たちはず~っと一緒です。
えっと、その……もしかして、貴方が想像してたのとはその、違いましたか?
も、もう……!
流石の私でも、学校ではそんなことしません!
それはその、えっと……この後にわ、私の家とかで……と、とにかく!
私の告白、お受けしてくれて、その……本当に、ありがとうございます。
これからは恋人として、お互いの大切な相手として……よろしくお願いしますね♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ちょっとだけ愛が重い陰キャ図書委員からの熱くてまっすぐな告白
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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