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イケオバなバーのマスターが僕の女装趣味を肯定してくれた
written by 松平蒼太郎
  • イケオバ
  • マスター
  • バーテンダー
  • 肯定
  • 初対面
  • ほのぼの
公開日2023年09月10日 15:53 更新日2023年09月10日 15:53
文字数
1163文字(約 3分53秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
バーのマスター
視聴者役柄
青年(男の娘)
場所
路上→バー
あらすじ
女装をしていた貴方は、女と間違われた挙句、二人の男の喧嘩に巻き込まれてしまう。そこにバーと思しき店から一人の女性が出てきて、男二人を追っ払ってくれて…?
本編
…ちょっとアンタら。うちの店の前で何してくれてんだい?


…喧嘩ならよそでやりな。それとも営業妨害で訴えられたい?


(一人の男の腕を締め上げる)


あぁ、どうしても喧嘩したいって言うんなら、アタシが相手になるけど?二人まとめてかかってきな?


(二人の男が逃げ出す)


口ほどにも無い連中だねぇ…っと、それよりアンタ大丈夫?アイツらに怪我させられてない?


そ。なら、よかった。とりあえず、一杯飲んでく?


あぁ、勿論。ゆっくりしていきなよ。


(彼をお店の中に入れる)


好きなとこに座りな。今はアンタ以外、お客さんいないから。まだ開店してないから、当然なんだけど。


ん?あぁ、まだ営業してないよ。さっきのはただのハッタリさ。


そ。アンタみたいな華奢な女の子が、大の男二人に挟まれてたら、流石に助けないわけにはいかないだろう?


え?あー、そうなの?アンタ、男だったんだ。そりゃ済まないねぇ。


いや、別に引かないけど。今どき、女装する男なんて珍しくもないだろう?


それより何か飲む?タダでとは言わないけど、飲みたいなら出すよ?


…バーは初めて?じゃあ、初めての人向けに飲みやすい酒でも作ってやろうかね。


(マスターがお酒を作る)


はい、どーぞ。それ、ジュースみたいなもんだから、お酒が苦手でも飲みやすいと思うよ。


……そ。気に入ってもらえたんなら、よかった。


ん?あぁ、さっきも言ったけど、別にいいじゃん?女装くらい。好きなんだろ?


そ。ならいいじゃん。周りに実害及ぼしてるわけじゃないんだし。


ガチで女として生きたいならともかく、単に可愛い格好すんのが好きなら、それは全然ありだと思うよ、アタシは。


んー、そっか。まぁ、何かしら言わなきゃ気の済まない奴っては、どこにでもいるからね。危害加えられたわけじゃないのにさ。


気にすんなって言ったら難しいかもだけど…少なくともアタシはいいと思うよ。アンタ、そっち系の素質あるし。


あるある。だってアタシ、アンタのこと初見で男って見破れなかったし。


一応、人生経験積んで、人を見る目は養ってきたつもりなのにさ。アタシの目を欺いたんだから、自信持ちなー?


ふふっ、ありがと。たま〜に困ったお客さんも来るからねぇ、腕っぷしは強いに越したことはないのさ。女だから尚更ね。


ん、どーいたしまして。これ、うちの店の会員券。こうして会ったのも何かの縁だし、あげるよ。


あぁ。それ持ってたら、色々融通利かしてやれるしね。いつでも好きな時に来な。可愛い子なら、男でも女でも大歓迎さ。


さぁ?少なくとも、アンタはうちの上客になってくれそうだし、今のうちに唾つけとこうと思っただけ。別に深い意味はないよ。


…ま、アンタがどうしてもってんなら、その限りじゃないけどね。


何でもないよ。おばさんの独り言だから、気にしなくていい。


じゃ、アタシは開店準備するから、アンタはここでゆっくりしてな。好きな時に帰っていいからね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イケオバなバーのマスターが僕の女装趣味を肯定してくれた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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