彼女に浮気をされ、怒りやら悲しみやらが収まらない貴方は、仲の良い女の先輩の誘いにホイホイ応じてしまい、そのまま彼女の家で一夜の過ちへと突入してしまって…？

や、後輩くん。なんかめちゃくちゃ機嫌悪そうだけど、どーしたの？


え？あ、うん…愚痴、かぁ…わたしでよければいくらでも聞くよ？


あ、そう…じゃあ、バイト終わってからね。わたしもこの後、研究室に行かなきゃだし。


うん、また後でメールする。時間合ったら、二人でご飯食べに行こ。


(彼女から連絡を受け、指定の待ち合わせ場所へ)


お待たせー。けっこう待った？


そう？ならよかった。じゃあ、早速ご飯食べに行こ。


あ～…ごめん。今、あんまり手持ちないから、ファミレスでいい？


ありがと。そう言ってもらえると助かるな。


うん。そりゃもちろん、わたしが奢るつもり。誘ったの、わたしからだし。


(ファミレスで食事)


で？何があったの？もしかして彼女関連？


へ～…ホントに？君の彼女、そんなことするの？ありえないんだけど。


ありえないって。浮気した挙句、謝罪もなしに留学行ったんでしょ？しかも付き合って三ヶ月で浮気って、常識はずれにも程があるでしょ。あんまり人のこと悪く言いたくないけど、流石にそれはないと思う。


うん。今回ばかりは君に同情する。ていうか、話聞いてる限り、悪いの百パー彼女の方だし。


けど、君もよくそんなクズと三ヶ月も付き合ったよね。わたしだったら、もっと早くに別れてるかも。


いや、ホントお疲れだよ。君はえらい。よく頑張った。誰も慰めたりしないだろうから、わたしが言うね。


いやいや。ホントにすごいと思う。わたしだったら、絶対耐えられないし。


…わたしだったら君のこと、本気で大切にするのに。


あ、ううん、何でもない。こっちの話。


え？あぁ、いいけど…珍しいね。君からわたしの家に行きたいなんて…


…ふーん。ま、いいけど。わたしも帰って寝るだけだったし。一人が寂しいなら、遠慮しないで、うちにおいで？


それじゃ、ご飯も食べ終わったし、そろそろ出よ。ていうか、着替えは？


おっけー。じゃあ、近くで買い物してから、わたしん家行こ。


(買い物を済ませ、彼女の家へ)


はーい、どーぞどーぞ。好きに上がってもろて。


あー、意外って何〜？わたしだって、掃除くらいマメにするしー？


うん…男の子連れ込んでも大丈夫なように、さ。


…あははっ。察しが良いね。つまりはそういうこと。わたし、君のこと好きだからさ。


本気に決まってるよ。冗談で告白なんかしないし。


君が彼女作ったときはショックだったなぁ…なんでわたし以外の女とって、本気で思ったし…


でもそいつがクズで助かった…わたしにもこうしてチャンスが巡ってきたわけだし。


いいじゃん、別に…君の心もその女から離れてるなら…


もし、報復が怖いならわたしが守ってあげる。


大体、君のこと悲しませてる時点で有罪だし。帰ってきたら、怒っちゃうかも。ていうか、絶対怒る。


うん…もし、その女が変なことしてきたら、わたしが守るよ。約束する。


(彼をハグする)


…ん？そうかな？わたしって頼れる先輩？


えへへ、ありがと。それから一応言っとくけど…このままわたしに乗り換えてもいいんだからね？


うん。わたしはいつでも君を迎え入れる準備できてるから。


あとは君の気持ち次第…わたしのこと、もっと好きになって？


(優しくキス)


改めて…大好きだよ、後輩くん。


わたしは絶対浮気しないし、なんなら、ずっと君のそばにいる。同棲だって今すぐしていい。


君を悲しませたクソ女は、帰国したらすぐに潰してあげるから…今はわたしに全部委ねて。ね？

・台本（ゆるボイ！）
仲の良い女の先輩によるNTR口説き術
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎