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【ファンタジー/人外】いつも一緒にいた不思議な雰囲気のお手伝いさんは龍神のお姉さんだった
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
  • 日常
  • 年上
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • 龍神
公開日2024年01月01日 01:20 更新日2024年01月01日 01:20
文字数
1027文字(約 3分26秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
(自称)お節介好きのお手伝いさん
視聴者役柄
良家の跡取
場所
自宅
本編
おやおや、こんな朝早くにお目覚めとは……坊ちゃんにしては珍しいじゃないか。
体が冷えてしまわないよう、何か温かい飲み物でもどうかな?
私が飲むものと一緒に用意してあげるけど、君は何が良いかな。
私と同じもの? ふふ、あまり気を使わなくても平気だよ。
まぁ、それで良いのなら構わないけどね。
それじゃあ、少し待っていておくれ。
坊ちゃんが冷え切ってしまわないよう、すぐに淹れてくるとしよう。

お待たせしたね。さぁ、冷めないうちに飲むといいよ。
ふふ、どうかしたかな?
歳を重ねると、こういう素朴なお茶が何より美味しく感じるのさ。
ん? どうかしたかい?
あぁ、私の齢の事か……女性に年齢を聞くのは褒められたことではないが、坊ちゃんと私の間柄だ。
約束の事もあるし、そろそろはぐらかすのもやめにしようか。
まず私の齢だが……そうだね、坊ちゃんよりも少しだけ長生きしている、とだけ言っておこうかな。
とはいえ、坊ちゃんもある程度の見当は付いているんだろう?
坊ちゃんが幼少の頃から、私の容姿は少しも変わっていない……人間にしては、少しばかり不自然だと。
そうだね、確かにその通りだ。
人とは皆、歳を重ねていくもの……私の在り方は、君達とは些か異なるからね。
よし、それでは坊ちゃん、少しばかり目を閉じていておくれ。
あの日、まだ幼かった坊ちゃんと私が交わした約束……私が隠してきた秘密、本当の私をお見せしよう。

さぁ、もう目を開けても良いよ。

これが本当の私……龍神といえば、坊ちゃんも理解してくれるかな?
ふふ、そう改まらなくてもいいよ。
確かに私は龍神だが、それ以上に坊ちゃんの世話を焼くのが好きな、ただのお手伝いさんだ。
ふふ、そう心配しなくても平気だよ。
私が正体を現したからといって、坊ちゃんの暮らしが変わる訳でもない。
今まで通り、お節介焼きが着いて回るだけさ。
だから私とは、今まで通りの関係でいてくれるかな?
ふふ、その様子だと……私の正体を知って、少しばかり委縮してしまったのかな?
ならばそれこそ、いらぬ心配というものさ。
私は坊ちゃんの事を気に入っているからこそ、こうして日々の手伝いをしているんだ。
だから坊ちゃんが気にすることなんて何もないんだ……分かったかい?

よろしい、それならほら、お茶……もう一杯どうだい?
長話で冷めてしまったが、目覚めの一杯には丁度いいだろう。
あぁ、そろそろ時間だ。
私も坊ちゃんも、いい加減に朝の支度を始めないとね。
という訳で……今日もお互い、良い一日になることを祈るとしようか。

龍神様のお祈り……効果は折り紙付きだよ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ファンタジー/人外】いつも一緒にいた不思議な雰囲気のお手伝いさんは龍神のお姉さんだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
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有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
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