夜、男が自室で眠りこけていると、誰かが自分を起こそうとしてきていた。目を覚ますと、そこにはつい先ほど合コンで知り合った女の子がいて…？

お兄さん…お兄さん…起きて？起きてってば…


おはよ、お兄さん…約束通り、来てあげたよ？


なんでって…お兄さんが言ったんじゃん。「ヤりに来れるもんなら、ヤりに来い」って。


「は？」じゃなくて…ヤりに来てあげたの。お兄さんがあたしを欲しがってたんじゃん…だから、来てあげたのに…お兄さんってば、約束忘れたみたいにグースカ寝ちゃって…


…は？本当に忘れてたの？何それ…お兄さんって、女の子との約束を忘れるタイプなの？信じらんない…！


違うって何？お兄さんが言ったんでしょ？「どんな女の子に夜這いされても、返り討ちにできる自信がある」って。まさかあれ、嘘だったの？


…冗談？違うでしょ？あの時あたし、真面目に聞いたんだけど？お兄さんが真面目な質問を冗談で返すとは思ってないよ？


ふ〜ん…そうなんだ。ホントに冗談だったんだ…あたし、お兄さんのセフレ狙いだったのになぁ…あーあ…


うん…なんか白けたし、今日は大人しく帰るね……んっ…！


(不意打ちでキス、舌を無理やり捩じ込む)


バーカ…誰が大人しく帰るって？あり得ないでしょ、ここまで来て…お兄さんの貞操は何が何でもいただくから。


だって…身体の相性、良さそうだったんだもん…「絶対、この人に抱いてもらわなきゃ」って思って…合コンで一目見た時から、そう直感したから。


他の女の子はチキったみたいだけど…あたしは違う。あたしをそこらのボンクラ女と一緒にしないで。


(舌打ち)


だからぁ…一緒に、しないでって、言ってるでしょ！


(首絞め)


ねぇ、お兄さん…？あんまり女の子を怒らせちゃダメだよ…？自分でもどうなるか、分からないからさぁ…！


まずは立場ってモノをわからせてあげなくちゃ…あたしが上で、お兄さんは下。つまり、ご主人様と下僕ってわけ。


もうわかるよね…？お兄さんはあたしに服従しなきゃいけないの…散々人をこき下ろしてくれたんだから…！


…ごめんなさい？あははっ、何それ？謝るの遅すぎない？何でこうなる前に素直にごめんなさいできなかったかなぁ…？


お兄さんってさ、女心をカケラも理解してないよね…そんなんでよく、合コンに参加できたよね…ホント、笑える…！


…痛い？苦しい？もうやめて欲しい？でも、人を舐め腐った言動を取ったお兄さんが悪いから…首を絞められても、文句は言えないね？


もっとさぁ…嬉しそうな顔してよ。あたしが直接手をかけてあげてるんだよ？こんなの、お兄さんにしかしてあげないからね？


あははっ！そろそろ本気で死んじゃいそうだなぁ…いいよ、この辺でやめてあげる。はい、おーしまい。


(首締め終わり)


さっきは合コン、楽しかったね？みんなでお酒飲みながら、ワイワイやって…良さげな雰囲気の人たちはホテルに行っただろーし。


でも、お兄さんは一人勝手に満足して、家に帰って…自分の発言すら忘れて、グースカ眠りこけて…ダメだよね？そういうの…こうなったら、犯して犯しまくって、死ぬまで搾り尽くすしかないじゃん…ねぇ？


あはは…！大丈夫大丈夫…お兄さんのそのマジカルステッキで、返り討ちにしてくれるんでしょ？やれるものなら、やってみてよ…口先だけの、下僕くん？

・台本（ゆるボイ！）
【サイコパス】合コンで知り合った女の子のガチすぎる夜這い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎