目を覚ました貴方は、隣にいる天使の姿を見て、改めて自分が天界入りしたことを自覚する。貴方の妻である彼女は、優しい微笑みを浮かべながら、貴方への愛を囁いてきて…？

おはようございます、貴方…よくお眠りになられましたか？


ふふ、それはよかったです♪ わたしも貴方の抱き枕になった甲斐がありました♪


えぇ、もちろん。いつでもわたしを抱き枕にしていただいて結構ですよ。わたしは貴方専用のお世話係で、妻なのですから。


はい、そうです。貴方はわたしと結婚したんです。この天界で、それも主の御前で、永遠の愛を誓い合ったでしょう？


えぇ。盛大な挙式を上げましたよね…多くの同族に見守られながら、結婚指輪を嵌め、キスを交わし…あとはそのまま熱い交尾をしましたね…♡ お互いが溶け尽くしてしまうような、熱い交尾を…♡


あぁ…♡ 今思い出しても興奮してしまいます…♡ わたしの大きな翼に包まれながら、必死に喘いでいる貴方の姿…♡ あんなのを見せられたら、もう…♡


…ふふ、すみません。少々荒ぶってしまいました。可愛い貴方の姿を思い出すと、つい…


貴方さえよろしければ、わたしはいつでも交わってもよろしいのですよ？夫を満足させることが、妻としての役割ですから。


…はい？貴方？急にどうしたのですか？


……それは思い出さなくてもいいことです。彼女はもう、貴方の妻ではありませんから。


えぇ、そうです。貴方に暴力を振るい、口汚く罵った彼女は今は天界の更生施設にいますので。きっと数多の天使から重い天罰を受けていることでしょう。


ですが、心配要りません。妻という資格こそ剥奪されましたが、天罰による更生さえ済ませてしまえば、きっと彼女もこの天界の一員として、主から受け入れられることでしょう。貴方が気に病む必要はどこにもないのですよ？


……お優しいですね、貴方は。貴方のような優しい方が、わたしの夫であることを心から誇りに思います。ご褒美のギューです…ギュー♪


(ハグ)


貴方はもう現世のしがらみに囚われる必要はないんです…天使である、わたしの夫だから。


…視えていますよ？貴方の心の内はぜーんぶ…


ふふふっ…どうしても何も、天使であれば、読心術は会得していて当然です。わたしに隠し事なんて不可能ですから。


下界に帰りたいというそのお心は、天界に暮らす上では不要ですので…今から全部、消させていただきますね…


(天使式濃厚ベロチュー)


辛いことは全部忘れちゃっていいんです…天界に来た以上、貴方には幸せになる義務があるんですから…


貧弱な人間である貴方が、わざわざ重たい荷物を背負う必要はないんです…全部、忘れましょう？そして、わたしにご自身の全てを委ねましょう？それが貴方にとっての、最善の選択ですから。


辛い思い出があるなら、幸せな思い出で塗り潰してしまいましょう。不幸な経験は快楽で上書きしてしまいましょう。主のおわしますこの天の国ならば、それが可能です。


それから…「ここから出たい」だなんて邪念も、わたしからの愛でかき消してあげましょう。貴方がここで為すべきことは、わたしの夫として幸せになることですから。


それでは改めて…愛すべき貴方に、朝の祝福を捧げましょう…アーメン♡


(祝福のキス)

・台本（ゆるボイ！）
【洗脳監禁】美しい天使のお婿さんになった男の末路…
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・台本制作者
松平蒼太郎