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【甘々】ボーイッシュなデュラハンお姉さんによしよしされたい人生だった
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • お姉さん
  • デュラハン
  • ボーイッシュ
  • 人外 / モンスター
  • 公園
公開日2024年02月11日 20:44 更新日2024年02月11日 20:44
文字数
1154文字(約 3分51秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
デュラハンお姉さん
視聴者役柄
社畜お兄さん
場所
公園
あらすじ
社畜で疲労限界の貴方は、夜中の公園で一人黄昏ていた。そんな貴方に声をかけてきたのが、馬に乗った首無しの女で…?
本編
おや…ずいぶん死にそうな顔をしているね?お姉さんに来て欲しいと言わんばかりの顔じゃないか。


ははは…冗談だよ。たしかにわたしはデュラハンと呼ばれる、死を予言する妖精ではあるけどね。


首?首ならここにあるよ。わたしの手に持っているのがそれだ。ほら、こーれ♪


(手に持っている自分の首を差し出す)


あはは…首無しのわたしを見ても驚かないくせに、どうして首を見た瞬間は驚くんだい?目を見張るほどの美女だからかな?


へぇ…君って、人をその気にさせるようなことを軽々しく言うんだ。そんな死にそうな顔をしておいて、口だけはよく回るんだね。


そっか…要するに、今の君は限界社畜というわけだ。家にも帰らず、こんな誰もいない薄暗い公園で、一人物思いにふけっているなんて。


うん、見てたよ…君のことはずーっと、ね?


…あの世に連れて行って欲しい?お望みなら、この鎌で首ちょんぱできるけど?


ふふっ、冗談さ。わたしは別に人殺しを生業としているわけじゃない。ただ、人の死を予言するって言われてるだけさ。あくまでそう言われてるだけ。


…っと、馬に乗ったままだと、対等に話してる感じはしないね。降りて目線の高さを合わせようか…よっ、と…


(馬から降りて、彼に近づく)


や。改めて、初めまして。わたしが首無し妖精のデュラハン。念のため、首も頭に嵌めて、普通の人間然としておこうか…はい、接続っと。


(自分の首と頭を接続)


さ、これで普通に話せるだろう?わたしを普通の人間だと思って、存分に話してみて?


へぇ、それはそれは…キャパ以上の仕事をやらされるのか。人間くんも楽じゃないね。


うんうん…とにかく肉体的にも精神的にもきついんだ。なら、やっぱり死ぬ?


ごめん、今のも冗談。縁起の悪いことを言ったお詫びに、ギューってしてあげる。ギュー…


(ハグ)


全然、抵抗しないんだな…こんな夜更けに突然現れた、初対面の女にやすやすと身体を預けるなんて…相当疲れていると見える。


なぁに、ただの気まぐれさ…お茶目な妖精の、ちょっとしたいたずらとでも思ってくれればいい。決して君が可哀想だからとか、そういう理由じゃあないさ。


そうだな…わたしと違って取れないその頭を、ナデナデしてやろうじゃないか。よし、よし…


(頭を撫でる)


はは…まるで子どもみたいだな。いい年した大人なのに…でも、これはこれで可愛いな。


可愛いさ…今の君はまるで甘えたがりの弟みたいだ。さしずめ、今のわたしは君の姉といったところか。


うん…好きなだけ甘えて?わたしを本当のお姉さんだと思って、ね?


(しばらく無言で頭を撫で続ける)


…?もしかして寝た、のか…?


あぁ…本格的に眠ってしまっているな。こんな外で、わたしのような見ず知らずの女に抱きしめられながら、さ…


まったく…そんなに無防備だと、襲われちゃうぞ?まぁ、そんなことはしないが…


仕方ないから、家まで送り届けてやるか…妖精の気まぐれということで今回だけ、特別だぞ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【甘々】ボーイッシュなデュラハンお姉さんによしよしされたい人生だった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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