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封印を解いたら現れた妖狐のお姉さんに、わからせられる!
written by らくがき
  • ファンタジー
  • 罵倒
  • 熟女
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • 年上
  • 妖狐
公開日2024年02月18日 22:22 更新日2024年02月18日 08:32
文字数
1607文字(約 5分22秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妖狐のお姉さん
視聴者役柄
わからせられる僕
場所
山の中
あらすじ
あなたが封印を解くと、妖狐のお姉さんが現れました。
倒してやろうと戦いを挑むあなたでしたが、その圧倒的な力の差を見せつけられてしまいます。
甘えたふりをして、妖狐の油断を誘いますが……
本編
うーん、よく眠ったのう……
……ん? おぬしは誰じゃ? 随分と呆けた顔をしおって……
妾のことがそんなに珍しいかの?

どれ、童よ。今は一体いつなのか、教えてくれぬか?
……おお、そうか。ということは、妾は100年以上もの間、眠り続けていたということになるのう。

ふうむ、お主が封印を解いてくれたようじゃが、なんだか変な格好をしておるなぁ。
それに、さっきから妙な札を手に持っているようじゃが……

……お主、まさか妾のことを『倒そう』、などと考えているわけではなかろうな?

だとすれば、随分と面白い冗談よのう……。
お主のような『童』が、妾のようなながーい年月を生きた妖狐を倒そうだなんて、不可能に決まっておろうに。

どれ、少しお主を試してやろう。
なに、そう身構えなくてよい。

妾に触れられぬよう、避けるだけでよいのじゃ。
では……行くぞ。

ほれ。

(目にもとまらぬ速さで妖狐のお姉さんに抱き着かれる)

(※耳元で)
……ふふふふふ!
避ける間もなく後ろに回り込まれてしまったのう!
しかも、しっかりと抱きしめられて、逃げることもできないようじゃ。

お主も多少は心得があるようじゃが……まだまだか弱い童よのう。

どれ……ふむふむ、確かにある程度は筋肉をつけているようじゃが……。
だが、ただ鍛えるだけでは、妾のスピードにはついてこれぬぞ?

さて、お主は戦いに負けたのだから、罰が必要よのぉ?
うん? 負けたつもりはない?
たとえ戦ったとしても、お主は妾にはぜーったいに勝てぬよ。

それに、お主を逃がすつもりもない。
お主のような、若くて……力強い魂の持ち主を放っているのは勿体ないからのう。

……あ、これ、暴れるでない。
ふふ、だが、これでわかるじゃろう?

どれだけ身体を動かそうとしても、お主の身体はビクともせん。
身体中を縄で縛られているかのように、がっちりと捕らえられておる。

ほらほら、逃げだしてみよ。
はっはっはっ、そんな動きじゃいつまで経っても逃げられはせぬよ。

お主と妾の間にはとてつもないほどの力の『差』がある。
感じるじゃろ? 生物としての、絶対に逆らえない壁が、お主の前に立ちはだかっておる。

さあ、妾の巨躯で、お主の身体を包み込んでやる……
どれだけ暴れても無駄じゃ……お主の小さな体など、妾が抱き着けばすっぽり埋もれてしまうわ。

(数秒の間)

ん……? いま何か……
ははっ、そうか……お主、妾の胸の間に挟まった途端、急に動きが鈍くなりなりおったな?

ふふ……妾の胸の谷間に挟まっていたいのじゃろ?
いいぞ、いいぞよ……そんなに妾のことを堪能したいのであれば、いつまでも抱き着いているがよい。

ほら、ぎゅーって抱きしめていいんだぞ?
妾の腰に両手を回して……思う存分抱擁するがよい。

お主が遠慮するのじゃったら、妾の方から抱きしめてしまうぞ?

ほれ、ぎゅーーーー。

(数秒の間)

(※少し冷静な口調で)
……その札を妾に使っても無駄じゃよ。
ふふ……、小賢しいのう。そうやって甘えたふりをして、いつまでも妾を倒す隙を伺っていたのじゃな。

だが、妾の背中に貼ったそれ……その呪符は妾には効かぬ。
ふふ、何故なのか気になるか? なら、教えてやろう。

なぜなら、その呪符は妾が何百年も昔に作ったものじゃからじゃ。

ほっほっ、間抜けな顔をしておるのう。
お主は本当に可愛くて、愛おしい。

のう、お主はいまどんな気持ちをしておるんじゃ?
今までその呪符にずっと頼りっぱなしだったくせに、なーんにも知らずに、その作り主に貼り付けるというのは。

何度も言っておるじゃろう?
お主と童の間には、埋めようとしても埋め切れぬ差があるんじゃよ……。

ふふ、なんだ、涙目になってしまったかぁ。
本当にお主は可愛いらしいのう。
無力で愚かで、よわーい童は可愛いのう。

ふむ、随分と怯えてしまったようじゃが、安心せよ。殺しはせぬ。
お主がどれだけ弱くても、封印を解いてくれたことには変わりはないからのう。

うーん、そうじゃなぁ。
今日からはお主は、妾の『下僕』じゃ。
今後は妾のそばでお主のことを飼ってやる。

だから……
ず~~っと、一緒じゃぞ。妾のげ・ぼ・く♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
封印を解いたら現れた妖狐のお姉さんに、わからせられる!
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
らくがき
ライター情報
2024年からフリー台本を書き始めた、新米のフリー台本書くマンです。
pixivでもフリー台本を投稿しています。

まずは100本を目標にいろいろなジャンルの台本を書こうと思っています。
読む人が読みやすく、いい台本をたくさん作りだせるように頑張ります!
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