女友達の家で、彼女の部屋の片付けを手伝っていた貴方は、夜も遅いからということで、彼女に泊まっていくよう勧められる。言われるがまま、シャワーを借りて出てくると、なぜか急に彼女が挙動不審になって…？

あの…今日はありがとう。家事、手伝ってくれて…わたし、片付けがすごく苦手だから。君が積極的に手伝ってくれて、本当に助かってる。


うん…君が、こんなに家事が得意だなんて思わなかった。整理整頓の仕方もすごくきれいだし…わたしがやるより、何十倍も良い。


あ、でも…し、下着をためらいなく触るのは、その、少しだけ恥ずかしかったな…


う、ううん！片づけてもらってる分際で、嫌だなんて言わないし！その、ちょっと恥ずかしかっただけ！


そ、そうだよね…所詮はただの布切れ…分かってはいるんだけどさ…君がそういう割り切りができる人なのは知ってるけど…


あ、それより…もう時間も遅いし、今日は泊まってく…？き、君がよければ、だけど…


わ、わたしは平気…君のことは、信頼してるから…大丈夫。


あ、わかった。じゃあ、シャワー浴びていいよ。君の着替えも用意してあるから…


…え？あ、ええと…！それは、その…！彼氏がいるとかじゃなくて、お、男の人の服がたまたまあったっていうか…！ちょっとわたしが着てみたかっただけというか…！あ、いや、それも少し違くて…！


うぅ…その、あまり深堀りしないでいただけると助かります…


うん…どうぞ、ごゆっくり…


(彼が風呂から上がってくる)


あ、もうあがった？じゃあわたしも化粧落として、シャワー浴び、て…？


え…ああ、ええと…！いや、えと…！な、何でもない…！


へ、変じゃない！むしろ変なのはわたしっていうか…！うぅ～…！


じゃ、じゃあ正直に言うけど…わ、笑わないでね…？


き、君のその、風呂上がりの姿が、なんていうか…お、思ったより破壊力抜群で、それで少し、ね？


はい…かっこいい、です…だから、ちょっとドキッとしちゃった…


(彼に迫られる)


へっ…？えぇっ⁉ ちょ、待って待って！いきなりそんなに近づかれても…！


あ、うぅ…その、わたし、こういうの初めてだから…お、お手柔らかに、ね？


(彼が笑い出す)


……え？あ、あの…？なんで笑って…って、今の冗談？


も、も～！笑わないでって言ったじゃん！バカァ…！


ふん…君のことなんて知らない。ずっとわたしのこと、笑ってれば？


(頭を撫でられる)


…子ども扱いしないで。わたし、頭撫でられて機嫌が直るほど、単純じゃないから。


あ、駄目…！やめろとは言ってないでしょ…！このまま続けて…！


ん…それでいい。人をからかうのは程々にね？


わかった…そこまで言うなら、許してあげる。今回だけ特別、だから。


ん…じゃあ、わたしもシャワー浴びてくるから…の、覗いちゃダメ、だよ…？

・台本（ゆるボイ！）
【友達以上恋人未満】内気で可愛い女友達との甘酸っぱい日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎