家のプールで人魚の嫁に愛されるお話。旦那の話から他の女の気配を感じ取り、鈍感な彼をわからせる為に、無理やり水中に引きずり込んでしまって…？

あら、旦那くん♡ おかえりなさい♡ 君が帰ってくるの、ずーっと待ってたわよ♡


ふふ♪ ほら、こっちへいらっしゃい♡ お仕事、頑張ってきたんでしょ？ギューってしてあげる♡


ん？あぁ、ごめんなさい。まだ水着に着替えてなかったわよね。人魚のわたしがギューってしたら、濡れちゃうものね。


えぇ、いってらっしゃい♡ 適当に泳ぎながら、待ってるわ♡


(旦那が水着に着替えてやってくる)


あぁ、旦那くん♡ 相変わらず、素敵な身体♡ ほら、こっちへいらっしゃい♡ 改めて、ギューってしてあげる♡


(ハグ)


ふふ♪ 小柄な旦那くん、可愛い♡ それでいて、少し引き締まっていて…とってもいい抱き心地♪


うんうん…いいわよ。全然好きに話して？旦那くんの外での話、もっと聞きたいな？


うん…うん……うん？


え、あぁ、そ、そうね…それは、大変だったわね…


………ねぇ、旦那くん。その旦那くんに相談してきた女って、旦那くんのこと、好きじゃないの？それか、旦那くんの財産目当てか。どっちにしろ、その女が旦那くんに気があるのはたしかね。旦那くん、くれぐれもその女に気を許しちゃダメよ？


……本当に気づいていないの？旦那くん、悪いとこ出てるわよ。そんな鈍感じゃダメよ。旦那くんは可愛いし、お金持ちだしで、女の子からしたら、超優良物件なんだから。もっと危機感持たないと。


(クソデカため息)


旦那くん…君って、ほんっっっっっとうに、鈍感なのね。わたしに出会うまでよく襲われなかったわね…奇跡としかいいようがないわ…


(何かを決意したように、語りかける)


ねぇ、旦那くん…今から少し手荒なことするけど、わたしのこと、嫌いにならないでね？


(旦那をプールの中に引き摺り込み、キス)


ハァッ…ねぇ、どう…？水中でわたしとするキスは…？


ふふふ…だって、ねぇ？旦那くんがあまりにも鈍感すぎるから…ちょっとわからせてあげなくちゃと思って。


えぇ…旦那くんはわたしの夫なのよ？結婚式も挙げて、誓いのキスまでして…他の女に奪られるわけにはいかないじゃない？わたしの気持ちも少しはわかってくれる？


いいのよ、謝らなくて…旦那くんは悪くない。悪いのは遠回しに旦那くんに好意を伝えてるその女。指輪を見たら、既婚者だってわかるはずなのに…旦那くんは絶対、渡さないんだから…！


(再び水中ベロキス)


わたしね、旦那くんからプロポーズされた時、すごく嬉しかったの…「人魚であることも、君の良さを引き立ててると思うから…どうか僕と結婚してください」って言われて、泣きそうになって…あ、実際に泣いたんだっけ。今思い出すと、少し恥ずかしいわね…


実際、旦那くんはわたしにたくさん尽くしてくれてるし…人魚族のわたしのために、自宅をリフォームして、プールまで用意してくれて…おかげで今はすごく幸せだから。本当に感謝してる。いつもありがとね。


けど…その幸せにヒビを入れるような輩は許せない。わたしの幸せは、旦那くんが一緒に居てくれることで成り立ってるものだから。旦那くんのことは、どうしても譲りたくないの。わたしの気持ち、わかってほしいな…


ふふ…ありがとう。それじゃあ、死なない程度に水中でいっぱい愛してあげる♡ 今夜はたくさん、旦那くんに尽くすわね♡ うふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
【甘々】ちょっぴり愛の重い嫁人魚からの水中キス
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎