デートの待ち合わせ時間になっても来ず、連絡もつかない彼女を心配し、彼女の家まで来た貴方。インターホンを鳴らしても出てこない彼女を本気で心配した貴方は、合鍵を使って彼女の部屋に入ってみることにして…？

(彼が家を訪ねてくる)


んぁ〜…いらっしゃい。てか、マジごめ〜ん…気圧のせいか、くっそダルくてさぁ…デート、すっぽかしちゃったし。


うん…起き上がれない。ついでに女の子の日も被ってるし、超最悪〜…久々に君とデートできると思ったのにさぁ〜…ハァ…


…許してくれんの？連絡一つよこさなかった最低彼女だよ？


そっか…君って、あたしの想像の百倍は優しいんだ。初めて知った。


ふふふ…嘘。君がそう言うの、知ってた。知ってたからこそ、それに甘えちゃったってのも、あるんだけど。ホント、ごめん。


(手を握られる)


…ありがと。そう言ってもらえるだけで助かるし…手、握ってくれるのも、安心する。できた彼氏を持てて、あたしゃ幸せだよ…


…ね、こっち、おいで？ちょっとギューってされたい気分だからさ…隣、空いてるよ？


(隣に寝転がった彼氏に抱きしめられる)


んっ…サンキュー。ちょっとは楽になったかも…


あはは…バレた？身体は全然楽になってないな、たしかに。


でも、気持ちはマジで楽になった。寄り添ってくれる君がいるからね。今日は来てくれて、ホントありがと。


へへ〜…じゃ、今日はお家でゴロゴロデートだ。一人は体調不良だけどね。


は〜い…なら、お言葉に甘えて、動けるようになるまでジッとしてる〜…今日はダメダメな彼女のお世話、よろしくね？

・台本（ゆるボイ！）
【ショート】体調不良な彼女に寄り添うだけのお話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎