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【百合×ヤンデレ】イケメンで頼りになる先輩にはご用心
written by 松平蒼太郎
  • シリアス
  • 片思い
  • お姉さん
  • 先輩
  • ヤンデレ
  • 年上
  • イケメン女子
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  • 浮気
  • 逆NTR
  • 慰め
  • 百合
公開日2024年04月07日 16:14 更新日2024年04月07日 16:14
文字数
1801文字(約 6分1秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
先輩宅
あらすじ
彼氏に浮気され、泣く泣く別れることになった貴女は、気持ちの整理がつかず、学生時代から仲の良かった先輩に助けを求める。彼女は泣きじゃくる貴女を抱きしめ、慰めるのだが、実は彼女こそ貴女と彼氏が別れることになった原因で…?
本編
(インターホンが鳴ったので、玄関のドアを開ける)


はい、どちら様でしょうか…って、後輩ちゃん。どうしたの?ただ事じゃない様子だけど…


……え?浮気された?彼氏くんに?


そっか…まぁ、とりあえず上がって。玄関先じゃ、誰に聞かれるかわからないからね。


(彼女を家に上げる)


お茶、どうぞ。これでも飲んで、落ち着いて?


…うん、それで?彼氏くんに浮気をされたって、どういうこと?辛いかもしれないけど、ぜひ詳しく聞かせて欲しい。


うん…うん…なるほどね。彼、寝取られちゃったんだ…他の女の子に。それで君に別れを切り出してきた、と…


あぁ、待って。あまり自分を責めないで。後輩ちゃんは悪くないよ。どんな理由であれ、浮気した彼の方が悪いんだから。それを察せられなかったからって、自分を追い込むのはやめよう。ね?


あぁ。どう考えたって、彼氏くんの方が間違ってる。彼女である後輩ちゃんに黙って、他の女の子と会ってたんだから。それだけですでに断罪されてしかるべきだと思うな。


慰めじゃない。わたしの率直な意見だよ。というか、わたしの可愛い後輩ちゃんをよくもこんなに泣かせて…!


(ため息)


…すまない。落ち着けと言ったわたしの方が熱くなってしまった。少し冷静になるよ…


…それで?後輩ちゃんはこれからどうしたい?自分の気持ちを、思うがままに言ってごらん?


…だよね。ショックでこれからどうすればいいかなんてわからないよね……少し身体、失礼するよ。


(椅子から立ち上がり、彼女のそばによって抱きしめる)


…辛かったろ?大丈夫…今はわたしがそばにいる。大丈夫だから…


うん…今はわたしと後輩ちゃんの二人きりだ。わたし以外、誰も後輩ちゃんの顔は見てないから…ね?


(泣き出す彼女を慰める)


よしよし…よくここまで我慢したね…えらいよ、本当にえらい…


うん…大好きだったんだね、彼氏くんのこと。大好きだったからこそ、裏切られて辛かったんだろう?わかるよ、すごくよくわかる…


うん…わたしも昔、同じような経験をしたからね。わたしが好きなのは女の子だったんだけど、それがどこぞの馬の骨とも知れない男と付き合うことになってね…あの時はすごくショックだった。しばらくはろくにモノも食べられなかったし、何も考えることができなかった…


まぁね…後輩ちゃんのように付き合ってたわけじゃなくて、ただの片思い。わたしが彼女に、一方的に思いを寄せてただけの話さ。それでも、精神的にはきつかったし、後悔もしたよ。もっと早くに意識してもらえるように、アプローチをかけておけばよかったってね。


まぁ、わたしのバカな失恋話は一旦置いといて…とりあえず、後輩ちゃんの傷ついた心を少しでも楽にしなくちゃね…


いいよ、もちろん。今日はうちに泊まっていきな?また学生時代みたいに、パジャマパーティーでもしようよ。たくさん馬鹿話なんかしてさ…


ふふっ、そうだね。背中の流し合いっこもしようか。その時はもちろん、どれくらい大きくなったか、確認させてくれるよね?何がとは言わないけど。


ふふ、ごめんw あの時はセクハラしすぎたねw まぁわたしも流石にいい大人だからさ…ちゃんと手加減くらいはするよ?


信用ないなぁ…ま、今日は後輩ちゃんが嫌だと言っても、可愛がるけどね。


ん、わかった。一旦、自分の家に帰るんだね?じゃあ、こちらも後輩ちゃんを泊めるための準備をしなくちゃ。


どういたしまして。後輩ちゃんのためなら、わたしはいつでも力になるよ。


うん、いってらっしゃい。またあとで。


(彼女が出て行ったあと、一人ごちる)


やれやれ…上手くいってよかった。『後輩ちゃんの彼氏寝取り大作戦』。


真面目な性格の彼なら絶対、あの子に別れを切り出すと思っていたよ…すべてこちらの目論見通りだ。


ふっ、ふふっ…にしてもホント、単純な男だった。こちらが少し胸元を広げただけで、欲情してくるんだから…あんな単細胞、後輩ちゃんの彼氏としてふさわしくない。寝取ってやって正解だった。


ま、寝取ったと言っても、こちらは彼と付き合う気は全くないんだが。わたしの本命は後輩ちゃんだけだしね。


(彼からメールが届く)


ん、メールか。どれどれ…


ふふ、やっぱり…「あの時のことはなかったことにしてくれませんか?」だって。彼女を裏切った後ろめたさが勝っちゃったのかな?まぁ、こちらとしては都合がいいから、助かるんだけど。


「了解した。あれは一夜限りの過ちということにしよう」っと…送信。


ハァ…作戦完了。あとは、後輩ちゃんの心の傷を癒し、ゆくゆくはわたしが彼女の隣に…♡


ふふふっ、あははっ…!あははははっ…!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【百合×ヤンデレ】イケメンで頼りになる先輩にはご用心
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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