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わたしの夫は吸血鬼で、わたしだけのヒーロー
written by 松平蒼太郎
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公開日2022年07月29日 20:33 更新日2022年07月29日 20:33
文字数
1104文字(約 3分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
夫/吸血鬼
視聴者役柄
妻/人間
場所
某所→自宅
あらすじ
当たり屋と呼ばれる連中に絡まれてピンチの貴女に、吸血鬼である夫が駆けつけてくれて、事なきを得る。
家に帰り、改めてお礼を言う貴女に対し、気にしないように言った彼はどうやらお腹が減っていたようで…?
本編
〜以下、当たり屋どもへのセリフ〜

あの〜…すみません、うちの妻が何か…?

え?肩をぶつかって?それは失礼しました。妻もこのように謝っておりますので…

え、慰謝料と治療費って…ほ、本当に折れてるんですか?

いえ、そんな…ありえないですよ。妻の話だと、ちょっと肩がぶつかっただけって…

…あり得ませんよね?少し肩が触れたぐらいで、治療が必要なほどの怪我をするとは思えません。

失礼ですが、貴方がたは妻に言いがかりをつけて、お金をせびろうとしてるのでは?

(胸ぐらを掴まれる)

なんだ…肩、大丈夫じゃないですか。わたしの胸ぐらをつかめるなら、怪我なんて全くしてないでしょう?

それとも…本当に壊してあげましょうか?わたしが…

(相手の肩を握る)

ほら…どうですか?突っかかってくるなら、本当に肩を壊してからにしてください。お望みならわたしがそうしますが?

わたし?わたしは…人の生き血を好む怖い鬼、と言ったらどうします?

さぁ?どうでしょうねぇ…ご自身の身体で体感してみますか?

(当たり屋どもが逃げ去る)




〜以下、妻へのセリフ〜

大丈夫か?災難だったな、あんな連中に目つけられて…

(抱きつかれる)

おっと…怖かったな。よしよし…

いや、むしろ悪かった。駆けつけるのが遅れて…

うん。まさか少し目を離してる隙に、あんなことになるなんて思わなかった。ごめんな。

さ、帰ろうか。また何かあったら敵わないしな。




…どうした?ボーッとして…

え…いや、あんなの大したことないさ。アイツら、見た目の柄が悪いだけのコケ脅し連中だよ。追っ払うくらい、余裕だって。

ははは…悪い。最初、下手に出てたのは、なんとか穏便に済ませられたらな〜って思ったんだけど…まぁ無理だったな。向こうは最初から金を巻き上げる気満々だったし。

はは、そりゃどーも。けどまぁ、お前の夫として当然のことをしたまでだし。

うん。お前のことは責任持って守るって誓ったからな。結婚した時と、お前を正式に眷属にした時に。

(お腹が鳴る)

あ、あはは…カッコつかねえな、俺。腹減ったみてえだ。

うん…すまん。悪いけどもらうわ…お前の生き血。

(吸血)

いつもありがとな。今どき、自分の生き血を直接くれる人間なんて滅多にいないからさ…

うん…やっぱ吸血鬼に対する偏見っつーか、そういうのがまだまだ残ってるし…

テレビで自称専門家が「吸血鬼は人間の生き血を全て飲み干す化け物」って言ってたのには、流石に笑っちまったけどな。

怒んなって。俺は全然気にしてねえから。

だってお前がいるし。周りになんて言われようが、お前に愛してもらえる。それだけで十分だよ。

うん…好き。愛してる。

これからもずっと、お前のこと守ってやる…夫として、主人として。

ありがとう。お礼にキスするか…

(ディープキス)

我慢できない?はいはい…じゃあ続きは寝室で、な?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
わたしの夫は吸血鬼で、わたしだけのヒーロー
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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