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【ヤンデレBL】アイドルマネージャーはストーカー男にご執心
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 嫉妬
  • BL
  • ゲイ
  • 微ヤンデレ
  • マネージャー
  • 握手
  • 紳士
公開日2023年04月09日 09:32 更新日2023年04月09日 09:32
文字数
2156文字(約 7分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
アイドルマネージャー
視聴者役柄
ストーカー男
場所
某所
あらすじ
貴方は大好きなアイドルを特定し、ストーキングしていたところ、彼女のマネージャーであるという男が立ち塞がる。貴方は彼の挑発に乗り、勝負に負けてしまう。彼からの要求はストーキングをやめることと、自分に抱かれろというもので…⁉︎
本編
なぁ、ちょっと君。少し話があるんだけど、いいか?


僕?僕は君が今追っかけしてる子のマネージャー。


悪いけど、彼女をあまり怖がらせないでくれないか?今後の仕事に支障をきたす恐れがある。


む、そうか…君にとってあの子は女神なんだな…


けど、あの子は君だけのものじゃない。みんなのアイドルだ。申し訳ないが、彼女からは手を引いてくれ。頼む。


……わかった。そこまで言うなら、僕と勝負しよう。


あぁ。君が勝ったら、彼女を個人的に紹介する。


ただし、僕が勝ったら、僕のお願い事を何でも聞いてもらうよ。


断る?それでもいいけど…僕を乗り越えないと、彼女とは一生お近づきになれないよ?それでもいいの?


うん、決まりだね。ついてきて。僕の家まで案内するから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


セッティング完了。それじゃあ始めようか。


うん。最近発売された格ゲー。君もCMで見たことはあるだろう?


あぁ。ここは男らしく、格ゲーで勝負といこうじゃないか。


そ、それは誤解だ。たしかに僕は友達が少ないが、決して対戦相手がいないから、君を誘ったわけじゃない。あくまで、彼女を守るために、君と正々堂々勝負しようと言ってるだけだ。勘違いしないで欲しい(早口)


う、うん…分かればいいんだ。それじゃあ始めるよ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…僕の全戦全勝だね。そろそろ諦めはついたかな?


いやいや。ふざけてないよ。


きちんと全力を出した結果がこれさ。


(キレてどこかに行こうとする男の腕を掴む)


まぁ待て。まだ僕との約束を果たしてもらってない。


そう。僕が勝ったら、何でも言うことを聞くと言っただろう?


ダメだよ。たとえ口約束でも、約束は約束だ。きちんと守ってもらわないとね。


(暴力を振るおうとする男を取り押さえる)


落ち着いて…大丈夫、変なことは要求しない。


あまり暴れるようなら、少々手荒な真似をしなくてはいけなくなるけど?


(マネージャーの威圧感に男が沈黙)


やっと落ち着いてくれたね。それじゃあ君にお願いしたいことなんだけど…


僕とベッドの上で一戦交えてくれるかな?


もちろん、そういう意味さ。君はなかなかいい体つきをしているからね。ぜひ、彼氏かセフレにしたいと思って。


僕は正気だよ。公にはしてないけど、僕はゲイなんだ。


君はさっき、僕と彼女ができている疑惑をかけていたね?


安心してもらっていい。僕は決して彼女に手を出したりはしない。


彼女はあくまで仕事のパートナー。出会ってから一度も彼女のことをやましい目で見たことはない。神に誓ってもいい。


あぁ。彼女はアイドルとしての素質は十分。女性としてもとても魅力的だと思う。


けど、僕の個人的な趣味嗜好から言えば、彼女は最も僕の対象から外れていると言っても過言ではない。


僕が好きなのは、君みたいな勇敢な男の子さ。


社会的な死というリスクを犯してまで、君は彼女のストーカーになった。その勇気は賞賛に値するよ。


ただ、さっきも言った通り、今の彼女はストーカーの影に怯えているんでね。仕事を万全な状態でこなせなくなる可能性がある。


そうなれば、僕は彼女のマネージャーとしては失格だ。


当然だろ?彼女が大舞台で活躍できるように、サポートするのがマネージャーの仕事だからね。


つまりこれは、僕の趣味と実益を兼ねた行いというわけさ。


君を僕のモノにしてしまえば、僕はマネージャーとしての業務が遂行でき、かつ、好みの男の子と付き合うことができる。


あはは…大丈夫。君がそういう目で僕を見てくれてなくても全く問題ない。


これから好きになってもらえばいいだけの話だからね。


もちろん、男なら誰でもいいってわけじゃない。


君のそのルックスも僕好みだし…何より、僕のパートナーをそこまで想ってくれてる男の子を嫌いになるはずないだろう?


僕の持てる限りの力で、君を愛してみせる。


ストーカーの件も黙ってておいてあげるから…今は大人しく、僕に抱かれてくれ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


やぁ。握手会、やっぱり来てくれてたんだ。


そっか。満足してくれたなら何より。


僕もたくさん働いた甲斐があるってものだよ。


(そそくさと立ち去ろうとする男の腕を掴む)


まぁ、待って。せっかく会えたんだ。


少しだけ、僕の相手をしてくれないか?


なぁに、大したことはしない。僕とも握手しよう。


(男の手をかなり強めに握る)


うん…これで上書きできたかな?


何のつもりも何も、僕らは秘密裏に付き合ってる仲じゃないか。


君が嬉しそうに鼻の下を伸ばしながら、彼女と握手してる姿を見て、ちょっとだけ嫉妬したよ。


仕方ないとは思ってるよ?彼女はそれだけ魅力的だから。


けど、僕が君を好きでいるってことも、頭の片隅に置いといてほしいな。


ふふっ…気持ち悪い?


その罵倒ですら、君からの言葉だと思うと、心地よく感じるよ。


君がストーキングをやめてくれたおかげで、彼女も仕事にしっかり専念できるようになった。本当にありがとう。


そうだ。仕事が終わったら、また後で連絡するよ。


うん。一緒に食事でもしよう。僕が全部奢るからさ。


…断らないだろう?この握手会で君を最前列にしたのはこの僕なんだからね。


うん、君の物分かりが良くて助かった。ありがとう。


あ、そろそろ僕は仕事に戻るとするよ。それじゃあ、また後で。


※無論、食事会だけで済むはずもなく、男はマネージャーにホテルにドナドナされてしまいましたとさ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ヤンデレBL】アイドルマネージャーはストーカー男にご執心
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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