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スマホちゃんのある日のこと
written by シス=リリシア
  • 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年08月31日 21:48
文字数
794文字(約 2分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
スマホ
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
「ま、マスター…おーい、マスター…」
 
「だめだ…パソコンちゃんに夢中で気が付いてない…というか最近パソコンちゃんにかまいすぎじゃなかな…?」
 
「もうちょっと私の事見てくれたって…」
 
「って、今はそんなことどうでも良くて…いや、どうでも良くはないけど…」
 
「マスター…!気づいて…!」
 
「はぁ…はぁ…だめだ…気がついてくれないよ〜…」
 
「バッテリー切れそう…疲れた…充電して欲しいんだけど…」
 
「ううっ…今日に限って通知がいっぱい来るよぉ…なにこれ…あー、ゲームとSNSの通知だ…」
 
「バッテリー消費したくないからやりたくなかったけど…最終手段だね…」
 
「ちょっと設定いじるね…ごめんねマスター…」
 
「これでよし…えいっ!」
 
(アラーム)
 
「あっ…!やっと気がついてくれた…!」
 
「どうしたって…右上!見て!」
 
「3%切ってるの!」
 
「はぁ…はぁ…疲れた…」
 
「はやく充電して…もうそろそろ限界…」
 
(可能であれば充電器を刺す音)
 
「んん〜!生き返る〜!」
 
「やっとこれで一安心だよ〜…」
 
「ねえマスター、これ何回目?そろそろ気をつけて欲しいんだけど…」
 
「マスターの意思で電源を落とされるのは用事とか理由があるの分かるから平気だけどさ…いつかちゃんと起こしてくれるって分かるし…」
 
「でもさ…充電切れで強制シャットダウンっていつ目が覚めるのか分からないから凄く怖いんだよ…?」
 
「ごめん?…これからは気をつけてね?」
 
「そ・れ・か・ら!」
 
「これは私のワガママなんだけどさ」
 
「パソコンちゃんばっかりじゃなくて、ときどきは私のこともかまってね…?」
 
「ならよし!全部許してあげる!」
 
「えへへ…私の持ち主がマスターでよかった…大好き」
 
「なんでもないよ〜」
 
「お、もしかしてさっそくかまってくれるの?」
 
「やった…!」
 
「なにする?ゲームする?電子小説読む?それとも音楽聴く?あ、動画見るのも楽しそうだね!」
 
「えへへ、マスターのためなら私何でもするからね!」
 
「これからもよろしくね!」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
スマホちゃんのある日のこと
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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