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種族:貞子な女の子がスマホから出てきた
written by シス=リリシア
  • 人外 / モンスター
公開日2021年09月12日 00:43 更新日2021年09月12日 00:43
文字数
873文字(約 2分55秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
貞子
視聴者役柄
一般男性
場所
部屋の中
あらすじ
ノルマのために愚痴を言いつつも頑張る種族:貞子な女の子。今日も今日とてノルマ達成のためにどこかの画面に繋げて人間を驚かしに行くのだが…?
本編
「よし…今日も上手くどこかの画面と繋がった…」
 
「ほんとこの業界…なんでノルマなんてあるんだろ…」
 
「昔は個人で驚かして過去の恨みの鬱憤を晴らしてたはずが、いつの間にやら仕事みたいなことに…」
 
「いやまあ分かるよ?驚かすの苦手な子もいるし、そういう子が裏方でサポートしてくれる代わりに驚かしたら出てくるエネルギーを分けてあげるってシステムになってるのは…」
 
「そのエネルギーないと私たちみたいな恨みつらみから生まれた怪異は生きていけないからなぁ…でも昔みたいに自由に気の向くままにやりたいなぁ…って言っても詮無きことだよね…」
 
「今日も今日とて呪うかぁ…」
 
「うーらーめーしーやー…って、え?」
 
「きょ、巨人!?」
 
「ってこれスマホの画面…あっ…」
 
「スマホの画面に合わせたサイズになっちゃったのか…」
 
「あ、あのー…えっとー…」
 
「勝手にあなたのスマホから出てきてなんなんですけど…その…見なかったことにしてもらえたり…?」
 
「しないですよねそうですよねー…」
 
「誰だって自分のスマホから変なちっちゃい女が出てきたら嫌でも記憶に残っちゃいますよねー…」
 
「え?私は誰かって?」
 
「あー…私はいわゆる貞子ってやつです…まあ一言に貞子って言っても種族名みたいなもので大元の有名な貞子さんとは何ら関係ないんですけどね。画面から出てきたり呪ったり貞子さんと同じことは出来ますけど」
 
「なんで私の個人名はないですよ、無くても私たち怪異にとっては困りませんしね」
 
「まあそれはさておき…ノルマこなさず帰ったら怒られるだろうなぁ…どうしよ…」
 
「え?ノルマって何をこなせばいいのか?」

「まあ人を驚かせばいいだけなんだけど…え、手伝ってくれるの?」
 
「いやまあありがたいけど、この状態からあなたを驚かすの無理じゃない?」
 
「…急に突拍子もないこと言われたからびっくりして敬語忘れちゃった。でも…もう別にいいかぁ」
 
「………わっ!」
 
「驚かないよねそうだよね、流石に単純すぎたかぁ…」
 
「で、でもまあ協力してくれるって言うならあなたが驚くまでここに居座るけど、いいよね?」
 
「じゃあ…私があなたを驚かせられるまでの間、よろしくね」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
種族:貞子な女の子がスマホから出てきた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。moneepというアプリでも活動予定なのでそちらもよろしくお願いします。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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