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研究者の新しい薬を飲まされた助手
written by シス=リリシア
公開日2021年08月08日 17:55 更新日2021年08月31日 21:55
文字数
1198文字(約 4分0秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
研究者
視聴者役柄
助手
場所
研究室
あらすじ
いつも新しい薬ができる度にそれを飲まされる助手くん。ある時は小人並に小さくなり、またある時は身体が少し浮いたりさせられていた。
今日も今日とて唐突に呼び出され、怪しげな色の液体が入った小瓶を持って呼び出した張本人である研究者が部屋で待っていた。
本編
「助手くーん、何も言わずにこれを飲んでくれないかい?」
 
「今回の薬はどんなのか?それは飲んでからのお楽しみだ。教えてしまったら正確な反応が見れないだろう?」
 
「あ、その前に今日の朝食は?体調が悪いとかも無いかい?あとは………」
 
「よし、大丈夫そうだ。では飲んでくれたまえ」
 
「拒否権?君にそんなものあるわけないだろう?」
 
「早く飲みたまえ」
 
(飲み物を飲む音)
 
「どうかね…?」
 
「特に反応はない?」
 
「失敗…?どこで計算を間違えたのか…1からまたやり直さなければ…」
 
(倒れる音)
 
「助手くん!?助手くん!!」
 
「おや…この反応は…」
 
(数秒間を置いて)
 
「起きたかい?はい、コーヒー」
 
「助手くん、実験は成功だ。少し効くのが遅かっただけのようだね」
 
「どんな薬だったのか?」
 
「助手くん、声や身体に違和感がないかい?」
 
「驚いているようだねぇ。今回作った薬は、簡単に言えば性転換することの出来る薬だ」
 
「助手くん…いや、助手ちゃんと言った方がいいかな?なんてね」
 
「想像以上に君、整った顔立ちになっているよ。元男とは思えないね」
 
「それに胸も…胸…」
 
(布が摺れる音)
 
「大きい…私より…すごい…なんという質量だ…」
 
「はっ…いや、すまない。冷静さを欠きそうになっていたよ」
 
「それに助手くん、なんて声を出しているんだ。まるで女の子…いや今は女の子だったな君」
 
「誰のせいかだって?いやぁ、さすが私と言ったところだね」
 
「少しは反省してくださいって…どこに反省する要素があるんだい?」
 
「しかしほんとに君かわいいな。もし私が男だったら一目惚れをしていたかもしれない」
 
「…いや、ここまでかわいいともしかしたら女でも好きになりそうだ」
 
「もしや、研究室から安易に出すのは危険かもしれないな…」
 
「と、いうわけで助手くん、経過も見たいししばらくはここに寝泊まりしたまえ」
 
「風呂もご飯もあるから不自由はないぞ?私がここに住むために増設させたからな」
 
「戻に戻る薬?………さて、次の実験の準備をしなければなー」
 
「いや、冗談だよ実験。そう怒らないでくれたまえ。ただの研究者ジョークさ」
 
「まあ…理論は組み上がっているからのんびり作るよ」
 
「はやく作って欲しい?それは無理な相談だね」
 
「経過観察もして実験記録を残したいし、何よりおもしろそ…ごほん、いやまあ君も女の子になる経験なんてそうそうあるものじゃないのだから楽しみたまえよ」
 
「さて、私は疲れたからお風呂に行ってくるよ」
 
「あ、今は君も女の子だし一緒に入るかい?」
 
「ふふっ、冗談だ。もともと助手くんの反応はかわいかったが更にかわいさに磨きがかかっているな」
 
「…そうだ、君が次にお風呂に入る時は入る前に呼んでくれ。君の身体の変化をちゃんと記録しなければならないからな」
 
「性転換前の君の記録は以前の実験の際に記録してあるからそれと比較しなければ」
 
「じゃあ、今度こそ行ってくるよ」
 
「少し待っていてくれたまえ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
研究者の新しい薬を飲まされた助手
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。moneepというアプリでも活動予定なのでそちらもよろしくお願いします。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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