- 告白
- メイド
- 敬語
公開日2021年06月27日 02:07
更新日2021年08月31日 21:52
文字数
1541文字(約 5分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
メイド
視聴者役柄
主
場所
屋敷の庭
あらすじ
ある夜のこと、メイドが外に目をやると庭で空を見上げる主の姿があった
本編
「ご主人様…?こんな夜更けにこんなところにおられては風邪をひいてしまいますよ?」
「眠れないから気分転換がてらに月を見ていた…と」
「そういう事でしたか…」
「あら、今日は満月なんですね。月が綺麗です」
「どうされました?そんな驚いた顔をされて…って、あ…」
「ち、ちがっ…!?今の月が綺麗はほんとに月が綺麗だったからでご主人様をお慕いしているという意味ではっ…!?」
「驚いただけだから大丈夫…そ、そうですか…自分で言ったことに気がついてびっくりしました…」
(小声で)
「でも…意図して言った訳では無いとはいえ間違ったことは言ってないんですよね…」
「い、いえいえ!何も言っておりませんよ。ええ、何も…」
「ご主人様…?どうされたので…?」
「え…何か隠しているだろうって…?」
「まさかまさか!ご主人様に隠し事なんてありませんよ!」
「私の気持ちには察しがついている…?」
「…その目、本当にバレてしまっているようですね。ですが、私はメイドですので…」
「ご主人様が今日眠れない理由…?いえ、分かりかねますが…」
「えっ…縁談が持ち込まれた…?その方って…国でも有数な貴族じゃないですか!?」
「だからこの縁談は相手方の気が変わらない限りほぼ確定で決まるって…よ、よかったじゃないですか」
「よくない?ご主人様にはずっと心に決めている人がいると…両思いなのがわかったのにと…」
「ご主人様と両思い…その方が少し羨ましいですね…」
「本気で言ってるのかって…?ど、どういうことですか?」
「そんな呆れた顔でどうされたので…?」
「月が綺麗…?満月ですからね、綺麗ですね。なぜ急にそんなことを…?」
「そんな大きなため息をつかれて…なんでそんな呆れた眼差しを…?」
「す…き…?」
「えっ…?えっ!?す、すすすすす好きって!?」
「で、でも私はご主人様のメイドでっ…」
「貴族を辞めると言ったら…ですか…?」
「貴族であることを辞められたとしてもご主人様はご主人様です。この命尽きるまで仕えさせて頂きます」
「ええ、もちろん嘘ではありませんとも」
「知り合いのツテで遠方の農村にふたりで行こうと…?」
「ご主人様、それがどういう意味か分かっておいでですか?」
「そんなことをすれば、縁談の相手のお嬢様に恥をかかせたことになり、ご主人様のお父様やお母様、他のこの屋敷の者たちがどうなることか…」
「…ご主人様、ご主人様らしくありませんよ。いつものご主人様ならバッサリと嫌なことは嫌だと言うではありませんか」
「私が…私が好きになったのはどんなことにも諦めず何度もまっすぐ立ち向かって行くご主人様を好きになったのです」
「もちろん、そうした結果として貴族としての地位を剥奪されたとしてもご主人様に変わらず仕え続けます」
「ご主人様…プレッシャーで辛いのかもしれません。でも、私がいつまでも支え続けますから、いま1度前を向きませんか…?」
「…ふふっ、やっといつものご主人様らしい目になりましたね。それでこそご主人様です」
「…ご主人様?そんなに近寄ってきてどうしたのですか…?」
「ご、ご主人様…?ち、近いですっ…!」
「ひゃっ…!手首掴んでどうしたんですか…!?」
「縁談はなんとしても断るから嫁に来て欲しいって…!だから、私はメイドでっ…!」
「気持ちに答えてくれるまで離さないって…!急にどうしたんですかっ…!?」
「諦めず何度も立ち向かうご主人様が好きになったって言ってたって…確かにさっき言いましたけどっ…!」
「ううっ…ああもう!わかりました!私の負けです!」
「そうですよご主人様が大好きですよ!縁談が来たって聞いた時嫌だって思いましたよ!ずっとずっとずーっと昔からご主人様が好きだったんですから!」
「…もうメイド失格です、ちゃんと責任とってくださいよ?」
「大好きですよ、ご主人様…いえ、未来の旦那様?」
「眠れないから気分転換がてらに月を見ていた…と」
「そういう事でしたか…」
「あら、今日は満月なんですね。月が綺麗です」
「どうされました?そんな驚いた顔をされて…って、あ…」
「ち、ちがっ…!?今の月が綺麗はほんとに月が綺麗だったからでご主人様をお慕いしているという意味ではっ…!?」
「驚いただけだから大丈夫…そ、そうですか…自分で言ったことに気がついてびっくりしました…」
(小声で)
「でも…意図して言った訳では無いとはいえ間違ったことは言ってないんですよね…」
「い、いえいえ!何も言っておりませんよ。ええ、何も…」
「ご主人様…?どうされたので…?」
「え…何か隠しているだろうって…?」
「まさかまさか!ご主人様に隠し事なんてありませんよ!」
「私の気持ちには察しがついている…?」
「…その目、本当にバレてしまっているようですね。ですが、私はメイドですので…」
「ご主人様が今日眠れない理由…?いえ、分かりかねますが…」
「えっ…縁談が持ち込まれた…?その方って…国でも有数な貴族じゃないですか!?」
「だからこの縁談は相手方の気が変わらない限りほぼ確定で決まるって…よ、よかったじゃないですか」
「よくない?ご主人様にはずっと心に決めている人がいると…両思いなのがわかったのにと…」
「ご主人様と両思い…その方が少し羨ましいですね…」
「本気で言ってるのかって…?ど、どういうことですか?」
「そんな呆れた顔でどうされたので…?」
「月が綺麗…?満月ですからね、綺麗ですね。なぜ急にそんなことを…?」
「そんな大きなため息をつかれて…なんでそんな呆れた眼差しを…?」
「す…き…?」
「えっ…?えっ!?す、すすすすす好きって!?」
「で、でも私はご主人様のメイドでっ…」
「貴族を辞めると言ったら…ですか…?」
「貴族であることを辞められたとしてもご主人様はご主人様です。この命尽きるまで仕えさせて頂きます」
「ええ、もちろん嘘ではありませんとも」
「知り合いのツテで遠方の農村にふたりで行こうと…?」
「ご主人様、それがどういう意味か分かっておいでですか?」
「そんなことをすれば、縁談の相手のお嬢様に恥をかかせたことになり、ご主人様のお父様やお母様、他のこの屋敷の者たちがどうなることか…」
「…ご主人様、ご主人様らしくありませんよ。いつものご主人様ならバッサリと嫌なことは嫌だと言うではありませんか」
「私が…私が好きになったのはどんなことにも諦めず何度もまっすぐ立ち向かって行くご主人様を好きになったのです」
「もちろん、そうした結果として貴族としての地位を剥奪されたとしてもご主人様に変わらず仕え続けます」
「ご主人様…プレッシャーで辛いのかもしれません。でも、私がいつまでも支え続けますから、いま1度前を向きませんか…?」
「…ふふっ、やっといつものご主人様らしい目になりましたね。それでこそご主人様です」
「…ご主人様?そんなに近寄ってきてどうしたのですか…?」
「ご、ご主人様…?ち、近いですっ…!」
「ひゃっ…!手首掴んでどうしたんですか…!?」
「縁談はなんとしても断るから嫁に来て欲しいって…!だから、私はメイドでっ…!」
「気持ちに答えてくれるまで離さないって…!急にどうしたんですかっ…!?」
「諦めず何度も立ち向かうご主人様が好きになったって言ってたって…確かにさっき言いましたけどっ…!」
「ううっ…ああもう!わかりました!私の負けです!」
「そうですよご主人様が大好きですよ!縁談が来たって聞いた時嫌だって思いましたよ!ずっとずっとずーっと昔からご主人様が好きだったんですから!」
「…もうメイド失格です、ちゃんと責任とってくださいよ?」
「大好きですよ、ご主人様…いえ、未来の旦那様?」
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ライター情報
シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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