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師匠から修行の成果として「ご褒美」を貰うだけのお話
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
  • 北欧
  • ケルト神話
公開日2022年03月19日 11:24 更新日2022年03月19日 11:31
文字数
1068文字(約 3分34秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
影の国の女王
視聴者役柄
女王の弟子
場所
女王の修練場
本編
おやおや、寝室に居ないので何事かと思いましたが……師匠の目を盗んで槍の稽古とは、中々に殊勝しゅしょうな心掛けですね。
はいこれ、差し入れの果実水かじつすいです。
私ですか?そうですね……寝付けなかったので、弟子の寝顔でも覗きに行こうとしてただけですよ。
手に持ってる[[rb:槍 > やり]]ですか?
えぇとこれは、その……修行の成果を確認するついでに、ちょっとしたイタズラをしようかな~って思って持ってきただけです。
寝込みを襲われても徒手としゅで戦えるくらいにはならないと、私のかつての弟子達に肩を並べる事なんて出来ませんよ?
という訳で──せっかくですから、私と一戦交えてみますか?
私は本気で打ち込みますから、ルーンでもなんでも使ってくれて構いませんよ。
修行の成果を発表するつもりで、君の全力を見せてください。



はい、という訳で今回も私の勝ちです♪
rb:捌 > さば]]きも上達してますし、攻撃を避けながらのルーン[[構築こうちくも見事なものでした。
昨日教えた歩法ほほうを組み込んだ跳躍ちょうやくからの流れも素晴らしかったです……はっきり言って、ちょっと焦っちゃいました。
君は本当に呑み込みが早いですから、この調子でrb:鍛錬 > たんれん]]を続ければ……多分ですけど、あのわんこ君に勝るとも劣らない[[勇士ゆうしになれますよ。
ま、それでも私に追いつくのは無理でしょうけどね。
そうそう、一つ聞きたいことがあるのですが……君が使ったあの技、あれ、確実に私の奥義ですよね?
必中必殺の槍技そうぎ、現世ではわんこ君が持ってた槍として伝わってる私のとっておき……まさかとは思いますけど、私の動きを真似してあれを?
完成度は下の上くらいでしたけど、見様見真似みようみまねであれだけの事をやってみせるとは……いやはや、本当に成長しましたね。
まさか偶然この国に迷い込んだ少年が、たった五年でここまで育つとは……うぅ、師匠としては嬉しい限りです。
今の君なら……銃火器でしたっけ、あれで武装した一個大隊くらいなら軽くあしらえると思いますよ。
世辞せじではありません、影の国の女王はそんな事を口にしたりはしないので──
今のは、心からの称賛しょうさんですよ♪
さて……こんなに見事な成長を遂げた君には、何かご褒美をあげないといけませんね。
頑張り屋さんの君にぴったりなご褒美……悩みますね……何にしましょうか……おっと、すっかり失念してましたが、君ってばもう年頃の男の子ですよね。
今の時代、年頃の子が喜ぶものと言えば……むむむ、まさかこんなところで現世におもむけない弊害へいがいに直面するとは──よし、決めました!
体をきよめてから私の部屋に来てください、とっておきのご褒美をあげましょう。

えぇ、とっても素敵なモノですよ……うふふ、楽しみにしておいてくださいね♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
師匠から修行の成果として「ご褒美」を貰うだけのお話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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